いかにも偉そうに語っているタイトルになってしまいましたが、今日は靴ヒモをしっかりと締めたほうが良い理由をお伝えしたいと思います。
全然偉そうなことを言うつもりはありませんので、気楽にお付き合いください。
まず、靴ヒモをしっかりと締めていないとどんなデメリットが有るかということをお伝えします。
靴ヒモをしっかりと締めていないと、靴の中で足が動いてしまい、その摩擦によって熱が発生したり、そのストレスで足が余計に汗をかいてしまうそうです。
また、靴の中で足の親指や小指が当たることで外反母趾や内反小趾の原因にもなってしまいます。
男性でも外反母趾になってしまっている方がいるのは、これと関係していまして、特に足の幅が細い方だと靴の中で足が動いて歩くたびに当たってしまい、
少しずつ外反母趾が悪くなってしまうというメカニズムがあるようです。
その他、歩くたびに靴がズレてしまわないように、足をひねって歩く癖がついたり、前に進もうとしている力がロスしてしまうということもあるようです。
さらに、これは靴の方のデメリットなのですが、本来は足がしっかりとホールドされていることでインソールが足の形に沈んだり、靴のほうが足の形を覚えるという靴の成長がありますが、
靴ヒモをしっかりと締めていないと、靴の中で足が動いてしまうため、足に合った靴に成長しないということもあります。
また、靴の中で足が動いてしまうことによる、靴の内部の摩耗というデメリットも考えられます。
時々、靴ヒモをちゃんと締めていない方にその理由を聞いてみると、締められるのが好きじゃないという意見と、暑いからという意見が多く見受けられます。
締められるのが好きじゃないという、好き嫌いに関しては何も口をだすことができませんが、
暑いということに関しては、一度試しにしっかりとヒモを締めて履いてみていただいて、ヒモを締めても実は暑くないということを実感していただきたいと思います。
では、靴ヒモをしっかりと締めるとどうなるのかというと、靴ヒモをしっかりと締めていないときのデメリットの真逆で、実はとってもメリットが多いのです。
私達が学生の頃は、真面目にちゃんと靴ヒモを締めて履いているのがダサいみたいな風潮もありましたが、
靴に携わる仕事をして、やっぱり靴ヒモはしっかりと締めるべきだということを改めて実感しました。
いつでも脱ぎ履きができるようにヒモを緩めに締めているというケースもあるようですが、
脱ぎ履きはほんの一瞬なのに対し、靴を履いて歩く時間はそれよりもずっと長いはず。
どちらを優先するかは、自ずとわかってくるでしょう。
靴屋からの提言として、ぜひ靴ヒモはしっかりと締めて靴を履いてください。
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旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
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