ハンドソーンウェルテッドは素晴らしい!

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靴の良し悪しは製法がすべてではないけれど、でもちゃんと作られた靴であるならば、製法は履きやすい靴であるための大きな要素になります。

靴の製法の中でも、人の手によって丁寧に作られるハンドソーンウェルテッドは、至高の製法のひとつと言って良いでしょう。

では、ハンドソーンウェルテッドの何がそんなに素晴らしいのかと言いますと、カッチリしているのに柔軟で、十分な衝撃吸収の機能があり、さらには使い込むほどに履きやすくなります。

つまり、快適で疲れにくい上に、丈夫で永く愛用できる製法なのです。

その秘密は何なのかと言えば、インソールの裏側にある革のリブと革のウェルトを麻糸で縫っているところであり、厚いインソールを使うことであり、適度な衝撃吸収になるコルクを入れていることなのでしょう。

麻糸は、引っ張ってもほとんど伸びないために、カッチリと縫うことができるのです。

と、そんなウンチクを言ってみたところで、こういった感覚の分野は実際に試してみないとわからないですよね。

ましてや、ハンドソーンウェルテッドの靴は、履き始めてから半年くらい経たないと本領を発揮しません。

決して安いものではないのに、その結果が半年先となると、そうそう簡単に試してみるというわけには・・・。

でも、作り手として言えば、一生のうちに1足はぜひ履いていただきたいと思います。

比べれば家を買うよりもクルマを買うよりもはるかに安いのに、通常は10年くらい、上手に履けば15年以上も快適な日々を過ごせます。

伝統的な製法の本物を実感していただきたいと思います。

ハンドソーンウェルテッド

ですが、見た目はいたって普通です。

他人に見せびらかすためのモノではありませんから、履く方が快適であればOKなのです。

 

10月までのイベント情報です。

7月30日(土)~31日(日) Rifare大阪店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催

9月4日(日) Rifare自由が丘店さんにて、恒例の計測&オーダー会開催 (無理言ってスケジュールを変えていただきました。すみません)

9月9日(金)~11日(日) コージ製靴新潟工場さんの、ファミリーセールに出品します。

久しぶりのコージ製靴さんですが、今回はグッドイヤーウェルテッドのチャッカブーツ(黒)を出品する予定です。隠し球もあります。「ブログ観たよ」とお申し出ください。

10月1日(土)~2日(日) 神戸三宮 SUNさんにて、恒例の計測&オーダー会開催。今回は、SUN特別仕様のこだわりいっぱいのチャッカブーツ(ダークグリーン)を用意していきます。こちらは数に限りがありますので、早い者勝ちです。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。

今週末のスケジュールはこちら
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

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