こげ茶の革

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少し前に入荷しまして、このブログでご案内したところ、ほんの数日で完売してしまったこげ茶の革ですが、



ご注文いただいたお客様のぶんを裁断しましたところ、まだあと1足取れることがわかりました。

それも、かなり余裕を持って。



この革は、最近極めて少なくなってきているイタリアのボックス調のキップで、生地も仕上がりも素晴らしいものです。

写真のような、靴になる前の状態ではポーっとした感じなのですが、ラスティングをして靴になったら劇的に変化をします。



不思議ですよね。

ちなみに、裏側はこんな感じ。

いつもお伝えしている通り、革は裏側もよく見ていただけると、その革の目の詰まり具合がわかります。

目が詰まっていない革だと、これくらいの厚さになるとボソボソに毛羽立ってしまっています。



作ったタンナーさんは、なんとあのRussoでした。

革問屋さんは何も言ってくれなかったので、このロゴを見てうかがってみたところ、間違いないとのこと。

Russoとは、かつて私たちも取り扱ったあのWindsorを作っていたタンナーさんで、ここ数年で技術力をメキメキと上げていると同時に、革の価格も同じペースで上がっています。

そんな高い技術力を持った素晴らしいタンナーの製品です。

ちょうど納品待ちのSさんのギリーシューズがありましたので、どんなふうに仕上がるのかを見ていただきたいと思います。



いかがですか?

靴になる前のポーっとした雰囲気とだいぶ違うと思いませんか?

さらにもう1枚。



目が詰まっているからこそ、パリッと仕上がっているのが見てわかります。

なのに、実際に履いたお客様のご意見では、革はそんなパリパリした感じではなく、適度にしっとりしているようだとのこと。

そのあたりは、ラスティングの加減も関係してくるのですが、やさしい履き心地になるのは間違いないです。

そうそう、先日納品させていただいたSさんの靴もこの革でした。



とっても良い雰囲気に仕上がっていると思いませんか?

革の良い部分を使て作りたいので、この革であと1足だけご注文をお受けいたします。

ご希望の方は、お早めにメールでご連絡ください。


お知らせ


【 お知らせ 1 】

★★★under-29企画、受付中です★★★

under29受付中

under-29と言えども、ご注文される方が実際に29歳未満である必要はなく、気持ちがunder-29ならどなたでもOK。

初めてのオーダーメイド靴にピッタリな、ラスト(木型)がセットになったお買い得企画です。

デザインは、使い勝手の良いチャッカブーツ(黒)です。

そして製法はもちろんハンドソーンウェルテッド。

残り少なくなってきました、ご希望の方はお早めにご連絡ください。

11月5日(火)のブログでご紹介しています。


【 お知らせ 2 】

靴の価格の改定に関しまして、お知らせいたします。

材料の価格の高騰により、2020年1月ご注文分より靴の価格を改定させていただきます。

靴の価格は、現在96,000円(税別)を2020年1月ご注文分より97,000円(税別)とさせていただきます。

ご了承ください。

よろしくお願いいたします。


【 お知らせ 3 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。



私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。