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手前ワックス

カテゴリー: @ Work:アットワーク


余談ですが、先日いらっしゃったお客様のSさんとは、よくクルマの話をします。

私が乗っているクルマは2016年モデルで、Sさんのクルマは私のクルマよりも1年ほど新しい2017年モデルです。

私もSさんも普段からそれほどたくさんクルマに乗るわけではないので、年間に走る距離が多くても5,000~6,000キロほど。

なので、まだ買い替えるタイミングではないですよねという結論で終わります。

ただ、いろいろな話をする中で、ではもし買い替えるとしたらどのモデルにするかという話題は必ず出るわけで、これが本当に悩ましいところです。

実際にはまだ買い替えるつもりはないですが、今のクルマをあと何十年も乗り続けられるかが心配ですし、もし何か大きな部品が壊れて修理が困難になってしまうと買い換えざるを得ないわけで、そうなった時のために今から心の準備をしておく必要もないわけではないということなのです。

そう考えた時に、本当に買いたいモデルがあるかというと、これが微妙なんです。

あこがれるモデルはいくらでもありますが、あまり背伸びして買って冷や冷やしながら乗るのは楽しくないですから身分相応なものにしておきたいと思っていますが、やっぱりそれでもないんですよね。

私の場合、どうしても仕事で荷物を積むことが多いので、最低ハッチバック、もしくはステーションワゴンであることが条件で、SUVはあまり好きではなく、重いクルマも遠慮したいところです。

そして、できればマニュアルで乗りたいですし、一度に走る距離が500キロとか600キロということが普通によくあるので、あまり疲れてしまうクルマも困ります。

そんな難しいことを言っているわけではないと思うのですが、なかなかそれらしいクルマがありません。

まぁ、まだしばらく今のクルマに乗るので全然心配する必要はないんですけどね。

明日は、クルマの点検に行ってきます。


さて、余談が長くなりましたが、ウェルティングの時に麻糸に塗る松脂のワックスは、その時の気温や好みを考慮して作り手が自分で作ります。

ワックス

私の場合は、カセットコンロを使って松脂を入れた鍋を加熱します。

鍋には松脂とサラダ油が入っていまして、寒い時期には硬くなりすぎないようにサラダ油を少し多めに加え、逆に暑い時期には柔らかくなりすぎないようにサラダ油は少なめにします。

ワックスが硬すぎると糸に塗る時にポロポロと割れてしまって糸に塗れなかったりしますし、逆に柔らかすぎるとベトベトに溶けてしまって作業性が悪いばかりでなく、暑い季節に糸にしっかりととどまってくれないかもしれないという心配が出てきます。

ワックス

そんなことを考えて、今の時期にちょうど良さそうな硬さで出来上がりました。

これくらいの塊を作っても、だいたい3か月くらいでなくなってしまいます。

それくらい経てば、また季節が変わるのでちょうど良いかもしれませんね。


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