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ギブソンブーツ

1か月ほど前に履き始めた私のギブソンブーツです。 1か月前と言っても、履く頻度は多くても週に1度程度なので、おそらく今日で3回目。 今日は用事があって結構歩きました。 たぶん、5キロくらいは歩いたのではないでしょうか? 1回目に履いた時は、まだ靴は硬いし足にピタリと合っている感じはないし、結構違和感が多かったものの、2回目に履いたのが今月初めの長野出張の初日で、この時にはまぁそこそこイイ感じになってきていました。 そして、今日が3回目なのですが、長時間歩いていると革が柔らかくなってきて足にピタリと吸い付くような感じがあり、インソールも徐々に足の形に変化してきているのを感じました。 ここまでくると、もうだいたい私の足の形になってきています。 何というか、靴が足を優しく包み込むように面でおさえてくれていて、ちょっと硬めの靴下を履いているような感じなのです。 それでいて、ソール周りがしっかりしているので安定感があって疲れません。 この感覚を知った方は、この沼にハマっていくのかもしれません。 足をしっかりとホールドしたいのであれば、安心感抜群のギブソンブーツがお勧めです。 ★★★お知らせ★★★ ★現在受付中の「幸運のラストワンプラン」は、こちらです。 ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ラストの裏事情

カテゴリー: Message:伝えたいこと

ラスト

余談ですが、今年の初めに購入したペンタックス(カメラのメーカー)の古いレンズで靴の写真を撮ってみたところ、なんともノスタルジックな写真になりました。 いわゆるオールドレンズというヤツで、今から40年以上前に作られたものなので、現代のレンズのようにシャープさはありませんし、発色もホンワカしていて、よく言えば心休まるような写真になります。 私が使っているペンタックスというメーカーは、最新のカメラでも昔のレンズが使えるような仕様になっていて、フィルムカメラの頃のレンズもまだまだ現役で使えます。 昔のフィルムのカメラは、何かとお金がかかるし面倒なこともあるのですが、それが最近のデジカメで昔っぽい雰囲気の味のある写真を撮ることができるなんて、なんと幸せなことなんだろうって思っています。 お休みができたら、オールドレンズをつけたカメラを持って、のんびり知らない街を散策してみたいですね。 さて、今日はラストの話です。 先日、お客様と打ち合わせをしていて、私たちシューリパブリックではお選びいただくラストでカカト周りの仕様に関してできるものとできないものがあるというお話をさせていただきました。 具体的に言うと、シングルヒール仕様という、ビジネスシューズによくあるこんな仕様です。 これは、ウェルトのスティッチがカカトの周りにはない仕様で、カカト周りを小さく仕上げることができるシュッとしたスマートな仕様です。 この仕様にするには、ヒールシートという厚い革をウェルトの代わりにクギで打ち付けないといけないのですが、クギで打ち付ける場合にはラストのカカトのところに鉄板がついている必要があり、打ち込んだクギが鉄板に当たって先が折れ曲がって抜けないようになるという構造になります。 その鉄板がこちら(上側のヤツ)。 一般的には、男性用のラストは鉄板がついているものが多いのですが、私たちシューリパブリックではラスト#SRDと#SRFには鉄板がついているものの、ラスト#SRCと#SREには鉄板がありません。 なので、ラスト#SRCと#SREではシングルヒール仕様の靴を作ることはできず、シングルヒール仕様の靴を作る場合はラスト#SRDもしくは#SRFをお選びいただくことになります。 1足目の靴がダブル(ウェルトがぐるりと一周する仕様)でも将来的にシングルシール仕様の靴を作る予定で、なおかつ2台目のラストは作らないということであれば、ラスト#SRDもしくは#SRFをお選びいただきます。 ラストの仕様とシングルヒール仕様のことは、ぜひ知っておいていただけると嬉しいです。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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修理完了

余談ですが、急に旅行に行きたくなりました。 それも、この寒い時期になぜか富山に行きたいのです。 今、日本海側では大雪で大変な事になっているので、今すぐにという訳ではありませんが、暖かくなる前に富山に行ってみたいのです。 先日、お客様のMさんと話していて、Mさんはお仕事でよく富山に行かれているそうなのですが、富山に行くとその辺にある回転ずしでも十分すぎるくらいにおいしいらしく、 「ぜひ行ってみたらいいですよ。」 という言葉に、もう気分は富山です。 それに、富山にはローカル鉄道があってトラムにも乗れるようで、ぜひトラムに乗って観光したいと思っています。 私は電車もすきなのですが、具体的に電車の何が好きかと訊かれると、私の場合は電車に乗って知らないところに行けるということなのです。 電車そのものよりも、電車の音や匂いよりも、知らないところに連れて行ってくれるこのワクワク感と、車窓から見える景色を楽しみたいというのが、私の希望です。 そして、私が富山に行きたいもうひとつの理由が、富山県の海沿いにある街から冠雪した立山連峰を見てみたいのです。 ネットで探してみると、うっとりするようなステキな立山連峰を見ることができます。 これを見たら、行かないわけにはいきません。 一眼レフのカメラを持って、ゆっくり旅をしながらたくさん写真を撮りたいですね。 そして、やっぱり普段なかなか行けないところに行ったのなら、スーパーと和菓子屋さんとパン屋さんはぜひ立ち寄ってみたいところです。 地元のスーパーに行くと、きっと見たことがない食べ物がたくさんあって、あれやこれやと買い込んでみたり、和菓子屋さんにはその土地で愛されるお菓子があって、またこれがその土地によって甘さが全然違っていて、そんなところから訪れた土地を感じてみたいと思っています。 パン屋さんは、どこに行ってもありますが、じつはこれまたそのパン屋さんによって全く違うパンを買うことができて、そのお店ならではのパンを買って歩きながら食べてみたいものです。 私は、あまり観光地を訪れるよりも、その土地の普通の生活を垣間見るような旅が好きなんです。 ぜひ、時間を作っていってみたいと思います。 さて、お客様のAさん(女性のお客様)にお預かりしたギリーシューズのオールソール交換の修理が完了しました。 ウェルトから下を全部新しくしまして、ボトムフィラーのコルクやその他の補強も新しいものになりましたので、インソールが足の形になっているので足にしっかりとフィットするのに、クルマで言う足回りがシャキッとしているような印象を持っていただけると思います。 それと、このギリーシューズはカカトの履き口の糸が擦り切れそうだったので、一度外してダブルスティッチで縫ってあります。 靴のヒモとアイレットも新しいものに交換しましたので、見た印象はだいぶシャキッとしているのではないかと思います。 ソールもこんな感じ。 こうしてお客様から靴をお預かりしてバラしてみると、普段お客様がどんなふうに靴を履いているのかが手に取るようにわかります。 それが分かるので、必要な部分に補強を入れたり調整をしたりして、もっと快適に履いていただけるようにしています。 Aさん、靴を発送させていただきますので、到着までしばらくお待ちください。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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余談ですが、先日客様と話していて、その方は時々果物などのお取り寄せをされているとのことで、おいしい果物が届くのがとっても楽しいということをおっしゃっていました。 今は本当に便利な世の中で、ネットで探してほしいものを簡単に注文できて、届けてほしい時を指定して家で待っていれば良いのです。 なんてすばらしいのだろう! 私もつい先日、秋田県の大館市にある煉屋さんの「煉屋バナナ」をお取り寄せしまして、我が家ではみんなこれが大好きで到着を楽しみに待っていたということがありました。 果物にしてもお菓子にしても、それこそAmazonや楽天で何かを買ったときだって、届くのを待っているのってとっても楽しいですよね。 私もこの年末は自分に何かプレゼントでも買って、到着を楽しみに待ちたいなって思っています。 靴をご注文してくださったお客様も、きっと同じような感じだと思います。 注文して、数か月後にその靴を取りに行く日を待つのは、きっととても楽しいことでしょう。 今年頑張った皆さま、頑張ったご褒美にもしよかったらご自分に靴をプレゼントしてみてはいかがでしょうか? さて、今日はお客様のTさんが靴のご注文のためにお越しくださいました。 そのついでに、以前に作ったチャッカブーツが履いていると小指が当たるようになったのでちょっと見てほしいとのことで、チャッカブーツをお持ちくださいました。 足を計測してところでは、特に足のサイズが大きくなっていることもなく、原因を相談しながら探っていたところ、Tさんの歩き方が外荷重の為に靴のカカトの外側がすり減っていたり、靴自体も外側にかしげて、その結果足が外側に流れて小指が当たってしまうということだろうという結論に至りました。 これって歩き方の癖なので、調整だけで治すのは難しいのですが、幸か不幸か靴のカカトの外側が結構減っていたことや、靴が外側にかしげていたので、トップピースを交換するついでに積み上げの傾きを少し調整してみることにしました。 靴の傾きは、あまり露骨にやってしまうと関節を痛めてしまうため、私たちのような靴屋レベルではやるべきことではないのですが、今回はトップピースが片減りしていたため、それを新しいものに交換するだけでも多少の効果が見込めることや、靴の傾きを補正するために誤差程度(積み上げの内側を1ミリに満たない程度だけ削る)の調整をしてみました。 結果、接地の際に靴が外側に傾かなくなったことで、全て問題は解決しました。 これはどなたにでも該当することではないので、同じ方法が使えるわけではありませんが、カカトのトップピースがすり減ってきている方の場合は、トップピースを交換してあげるだけで接地の角度が変わってキレイに歩けるようになることもあります。 もし、そろそろカカトの修理かなというタイミングの方は、ぜひお試しください。 ちなみに、カカトの修理だけでしたら、わざわざ私どもの工房にお持ちいただかなくても、お近くの修理屋さんに持って行っていただければしっかりと修理してくれると思います。 今年の修理は今年のうちに~。 Tさんが今日履いていらっしゃったチャッカブーツと、奥に見えるのがカカトの調整をしたスウェードのチャッカブーツです。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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修理のついでに

カテゴリー: Message:伝えたいこと

修理

余談ですが、今日は朝から地域の再生資源回収がありまして、当番である我が家では私が参加してきました。 当初の予定では、中学生が自転車で地域を回って、家の前に出してある古新聞や段ボールを集めてくるということでしたが、昨今の新型コロナの流行の為、おそらく学校でこれ以上流行ってほしくないという意向があってのことだろうと思いますが予定が変更になりまして、 生徒は不参加となり、先生たちと一部の父兄がクルマで回って集めて来て、他の父兄(私を含む)が地元の小学校に集まってきた段ボールやら古新聞やらをクルマから降ろして決められた場所に集めるという流れで進められました。 作業自体は滞りなく1時間ほどで終了になりましたが、このような行事に参加するといろいろと考えさせられます。 じつは、私が住む加須市はごみの分別がありまして、可燃ごみが週に2度の収集で、プラスチックごみは週に1度、そのほか不燃物や電池、ビン、缶は月に一度決められた場所に持っていくということになっています。 環境問題に対して高い意識を持つことはとっても良いことだと思っていますが、その実際の部分がどのようになっているのかがイマイチよくわからなくて、せっかく分別したプラスチックごみに関しては、これがなくなると燃焼時の火力が足りなくなるので可燃ごみを燃やす際に燃料として重油を加えたり、もしくはせっかく分別したプラスチックを可燃ごみを燃やす際に燃料代わりにして一緒に燃やしているなんて話を聞いたことがあります。 本当かウソか、単なるうわさ話なのかが全く分からないし、もしかしたら確たる理由があってのことかもしれないので、適当なことは言えません。 私も世界の環境が良くなって欲しいということは願っているので、そのためなら多少の協力は構いませんが、やっていることが全くのムダなんてことは勘弁してほしいとろこです。 以前に、参議院議員で自民党の小野田紀美さんがそのようなことを国会で追及していた動画がありまして、しっかりと追及して明確にしてほしいと思っています。 じつは私が乗っているクルマはアイドリングストップの機構がついていまして、最近はアイドリングストップ自体が不要という考えが多いようですが、私もアイドリングストップに関しては不要だと思っています。 確かに短い時間でもアイドリングをやめてエンジンを止めておけば、チリも積もれば大変なガソリンの節約になり、燃料の節約になるのかもしれませんが、私の場合は頻繁にアイドリングストップをすることでバッテリーの寿命が著しく短くなり、以前のバッテリーは3年で交換時期になってしまいました。 さらに言えば、アイドリングストップがついているクルマのバッテリーは、それだけ酷使されるという理由で容量が大きめのものとなっているようで、当然ながらバッテリーの価格も高価になります。 それは結局はアイドリングストップで倹約する以上に、バッテリーの交換費用で出費が多くなることになり、私は信号待ちでもエンジンはかけっぱなしにしています。 アイドリングストップが出始めの頃は、おそらくみんなが素晴らしいシステムということで称賛していたものの、実際にふたを開けてみれば思っていたほどのものではなかったとなってしまったようです。 きっと世の中にはそのようなものがたくさんあって、電気自動車に関しても今後どうなるかわかりませんし、探してみればもっと他にもあるかもしれません。 話がそれてしまいましたが、ゴミの分別はちゃんと効果のあるものなのか、地球の温暖化は私たち人類が排出したCO2が原因で起こっているのか、そもそも地球の温暖化は本当に起こっているのか、わからないことがいっぱいなので明確な結論が欲しいところです。 さて、今日はお預かりした靴の修理の作業をしました。 他のオーダーの靴と一緒に作業を進めているので、スピード的にはややゆっくり目になりますが、年内にお客様にお返しすることができそうです。 今回は、オールソール交換でしたので底周りはキレイに仕上がりますが、トップピース交換やほかの部分の修理などで靴をお預かりすることもありまして、そんなときでもなるべく底周りはキレイに仕上げるように心がけています。 たとえば、 これはサンプルの靴なのであくまでも例えばという話になりますが、カカトのトップピースを交換する際に、 この積み上げの部分にキズが入っているようなこともありまして、削りついでにもしキズが消えるような場合はキレイに仕上げていますし、 やろうと思えばつま先のコバの削り直しも比較的簡単にやることが可能です。 この辺りは、ご希望があればその旨お伝えください。 また、今回お預かりした靴は、ハトメの塗装が剥がれてしまっていたので、ハトメを打ちなおしました。 こちらはギリーシューズですが、ギブソンシューズやギブソンブーツ、チャッカブーツなどであればハトメの打ち直しが可能です。 あまり目立たないのでよくわからないかもしれませんが、これで新しい靴ヒモを通すとなかなかキレイになります。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革

在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 この企画もついに16回目となりました。皆さま、本当にありがとうございます。 さて、今回ご紹介する革はこちらです。 黒いシュリンクの革(ツヤあり)です。 普通のシュリンクであまりクセのないタイプのものですが、ツヤがあるのでカジュアルテイストは弱めとなります。 むしろ、ビジネス用の靴を作っても良い感じですね。 工房にあるギブソンシューズですが、シュリンクの黒でツヤありの革で作ったらこんな感じですという参考にしてみてください。 ただ、今回ご紹介している革の方がシボの感じは強いかもしれません。 シュリンクの革の特徴として、シワが入っても目立たない、いやむしろ初めからシワが入っている状態です。 それに、毎回言っていますがちょっとくらいキズがついても目立たないという、大きなメリットがあります。 やっぱり普段に使っているとどうしてもキズがついてしまうのは仕方がないことなので、キズを気にする方にはこのようなシュリンクがお勧めです。 革の厚さはやや厚めですが、シュリンクの革自体が柔らかいものなので、仕上がった靴は一般的な男性用の靴と同じ感じと思っていただければよいでしょう。 お仕事で履くのなら、プレーンのギブソンシューズやチャッカブーツなどがお勧めで、ちょっと個性を出したいのであればここであえてオックスフォードというのもアリです。 ちなみに、私だったらこの革ならモンキーブーツを作りたいですね。 思いっきりカジュアルな靴ですが、ちょっとキレイな格好をした時でも履けますから、そう考えると使い勝手が良いと思います。 このプランの仕様は以下の通り 〇 ご注文をお受けできるのは1足のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は基本仕様が95,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 この革を使った企画は終了いたしました。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革

先日、スウェードが入荷した件について、4色のうち2色のご紹介をさせていただきましたが、今日は残りの2色についてお伝えしたいと思います。 まずはこちらから、 色表記は「T.Moro」となっていて、いわゆるこげ茶です。 たしかELBAMATTもT.Moroという表記の色がありましたが、もう少し黒に近かった印象があります。 ともあれ、今回ご紹介するOPERAのLondonにおいてはT.Moroというこげ茶色ですがだいたいこの写真の通りの色で、どちらかと言えば黄色みがかっているこげ茶になります。 革の質感は、先日ご案内した通り毛足は短めで革の質感はしっかりとしています。 なかなかキレイな革ですね。 この色も他の色同様に裏側にレジン加工が施してあります。 そして4色目は、「Dark Blue」です。 この辺りの色をネイビーと表記するケースもありますが、この革に関してはまさに「Dark Blue」がピッタリです。 というのも、写真からも伝わるかもしれませんがとってもキレイなブルーで、ロイヤルブルーという色が少し濃くなった感じの色なのです。 これは本当にキレイですよ。 皆さんよくご覧になっていて、この革が今回の中で一番人気です。 もう2足分のご予約が入っていて、残りが1足分になります。 ただ、今回逃してもまた入荷することは可能ですので、ここであわてる必要はありません。 この色もやはり裏側はレジン加工が施してあります。 今回入荷しました4色のスウェードですが、いかがでしょうか? どれも個性があってとってもキレイですね。 この革で靴を作ってみたいという方、ぜひご連絡ください。 お待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

たぶんそれって至って普通という方もいれば、革靴はスーツに合わせるものなんじゃないの?という方もいるかもしれません。 私たちシューリパブリックの靴は、オーダーメイドですしハンドソーンウェルテッドという大変手間のかかる製法で作っていますが、スーツに合わせるようなビジネス仕様の革靴と、カジュアルな服にも合わせられる仕様の靴があります。 カジュアルな服にも合わせられる仕様の靴の一例が、今日私が履いていたチャッカブーツ。 黒っぽく見えるけれど、ネイビーです。 つま先はややポッテリで、ソールはボリュームがある仕様。 私は今日はイージーパンツに合わせていました。 お客様の様子を見ていると、カジュアル仕様の靴においては、デニムに合わせたりチノパンに合わせたり、もしくはワークパンツに合わせたり、私のようにイージーパンツに合わせたりという感じの方が多いようです。 イメージとしては、ドクターマーチンのブーツやトリッカーズのブーツと同じような使い方と言えるでしょう。 もう完全に普段に履くというイメージです。 お仕事に行くときに履いて行ったり、お休みの日に出かける時に履いて行ったり。 でも、ほとんどのお客様が外出の時はほぼいつもシューリパブリックの靴だと聞いています。 スニーカーを履かなくなったという方も結構いらっしゃいます。 それくらい普段に履ける靴なのです。 じつは、今日用事があって近所のショッピングモールにあるユニクロに行ったのですが、もしユニクロのパンツ縛りでシューリパブリックの靴に合わせるとしたら、どんなパンツが合うのだろう?と思ってみていたところ、 デニムやチノパンは太かろうが細かろうがどれも問題なしで合いそうですし、ワークパンツも合いそうでした。 さすがにスウェットは難しいかもしれません。 イージーパンツは問題なく合わせられそうですね。 クロップドパンツも合いそうです。 そう考えると、結局は革靴でもカジュアルな服に合わせるのは全く問題なさそうですし、ビジネス仕様の靴でも素材や仕様によってはカジュアルな服に合わせられるものもあると思いました。 何が何でも革靴を履いてほしいという訳ではないのですが、革靴は長時間履く場合にはスニーカーよりも快適であることが多く、でも実際にはサイズ選びなどで間違った認識をしていてもったいないことをしている方が多いというのが私の感じるところです。 スニーカーにも革靴にもそれぞれ良いところと苦手なところがあって、それらを正しく理解して上手に使い分けて、そして目的に合った履き方をしていただきたいと思っています。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革

先日ご紹介した、あのレザーフェアで見つけたスウェードが、今日到着しました。 OPERAというイタリアのタンナーさんのLondonという商品です。 この革を扱っている革屋さんは、今回初めて購入させていただく会社なのですが、非常に丁寧でかつ親切に対応してくださり、とっても安心できました。 今日は、今回購入した4色のうちの2色をご紹介させていただきます。 まずは、こちらから。 Ciliegioという表記の色で、日本語で言うと「桜」だそうです。 印象としては、桜よりも少し濃い感じで桜餅とか桜餡の方が近いかもしれません。 実際にこうして1枚の革を広げてみると、カットサンプルを見た時のイメージとはけっこう異なるもので、やっぱりキレイです。 表面の仕上がりは、スウェードとしては毛足がやや短く、それゆえにやや硬い印象を受けました。 以前に使っていたスコッチスウェードと比べると、こちらの方が毛足が短いです。 革の硬さに関しては、こちらの方がコシがある感じという表現が正しいと思います。 スコッチスウェードは、革そのものの厚みがあってフワフワという印象でしたが、こちらはもう少し薄くてシャキッとした感じですね。 と言っても、1.6㎜あるので決して薄いわけではないです。 写真だと、革の色や質感、雰囲気が正しく伝わらないかもしれませんが、なかなか良いスウェードですよ。 スウェードなので、シワの感じはちょっとわかりませんね。 革の裏側はレジン加工が施されており、謳い文句としてはライニングなしでもということでしたが、私としては革がシャキッとしていることにメリットを感じます。 そしてもうひとつの色がこちら。 「Curry」という色。 だいぶカラシ色に近い感じで写っていますが、実物はカラシ色と鶯色の中間よりややカラシ色に近い感じです。 とってもキレイな色ですよ。 先日お越しいただいたお客様のIさんも、この革を気に入ってくださいました。 この革なら、カジュアルな雰囲気の靴を作るのにちょうど良いと思います。 ブリティッシュの靴はどうしてもカチッとした雰囲気に仕上がりますが、こんな革を使って作るとカジュアルな服にも合わせやすいですよね。 こちらも裏側にレジンの加工が施してあります。 そして、この革の特徴のひとつですが表面に撥水加工が施してあり、雨の日でも汚れにくい靴になります。 今回は、お試しで仕入れたので各3足ずつになりますが、もうすでにご注文やお取り置きのご依頼をいただいているものもございますので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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革

お客様と革の話をするときに、だいたい同じもののように思われるシュリンクの革と型押しの革ですが、 この写真では左の茶色の革がシュリンクで、右のワイン色の革が型押しになります。 こうして見てみると、確かに似ていますよね。 では、シュリンクの革と型押しの革の違いについてお伝えしたいと思います。 細かい部分はさておき、ざっくりで言ってしまえば、シュリンクは製作段階で薬品を使って表面を縮めたのもで、 対する型押しの革は元の革にシボのガラのハンコを押して凸凹を作り出したものというのが原始的な説明になります。 なので、シュリンクは型押しの革に比べてふっくらしているのに対し、 (これはイメージです) 型押しの革は、一般的には元の革をプレスしているのでその分硬くなっています。 これもイメージです。 ですが、実際には型押しの革に様々な加工を施して革を少し柔らかく仕上げることもあり、型押しだから硬いとも言い切れないこともあります。 また、シュリンクの革と型押しの革の大きな違いのひとつに、革の面を見た時に型押しの革はだいたい全面に同じような型でシボをつけるのに対し、シュリンクの場合は革そのものの状態によってシボの出方が全く異なるため、部位によって大きなシボであったり小さなシボであったりということが見受けられます。 私個人的にはシュリンクも型押しも機能的なところを見てもとっても良いと思います。 確かにスムースの革は磨いてツヤを出すという楽しみがありますし、スムースの革こそ革らしいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、シュリンクや型押しの革はシワの入り方が非常に自然で、ちょっとくらいのキズでは目立ちにくいですし、これぞ実用的な靴にピッタリだと思います。 革をお好みでお選びいただいて良いと思いますが、シュリンクや型押しに対して食わず嫌いはもったいないですから、まだお試しいただいたことがない方は是非この機会にお試しいただきたいと思います。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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