新潟出張2日目です。 今回は、2日目もコージ製靴さんにて打ち合わせです。 確認しなくてはいけないことや、決めておかなくてはいけないことの結論をしっかりと出して、心晴れやかにコージ製靴さんを後にすることができました。 帰り道、昼食のために立ち寄った定食屋さんからの景色。 郊外の国道沿いにポツンとある定食屋さんなので、窓からの景色は広々としていました。 なぜか私が新潟に行くと帰りは必ず雨で、今回も例に漏れず結構な強い雨となりました。 せっかくだから、帰りにどこかに寄って行こうと思っていましたが、このお天気では目指すところはひとつだけ。 燕三条にある地場産業振興センターです。 少し前にスプーンやフォークに興味を持った時に、ぜひ行ってみたいと思っていたところであり、お客様のNWさんからもお勧めされていたところです。 ご存知の方も多いかと思いますが、新潟県の燕市や三条市は日本でも有数の洋食器や金属工具、そして刃物などを生産する地域で、それらの商品を集めて販売しているのがこの地場産業振興センターなのです。 その名称からもっと暗くて地味な雰囲気なのかと思っていましたが、道の駅を併設していてなかなか明るくて現代的な建物であり、販売しているものも現代の消費者として普通に欲しいと思うモノばかりでした。 少し前にネット通販で購入した「シルフ給食スプーン」もあったり、ちょっと小さめの炒め鍋なども欲しかったのですが、今回購入したのはこの2点のみです。 小さめのトングと、パンにジャムやバターを塗る平たいスプーン。 本当に欲しいものはたくさんありましたが、すでに持っているものや必要性の低いものなどでしたので、厳選してこれだけにしました。 そのほか、建物の中には実際の製品がショウケースに入って展示されていて、産業としての大きさを実感できました。 私はステンレスが大好きなので、こういうモノを見ているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。 ここで販売されているものは価格の高いものもありますが中には100円ほどのモノもあり、本当に丁寧に作られていて「本当にその値段で良いの?」と思ってしまうような商品もたくさんありました。 ともあれ、仕事は順調に進み、念願の燕三条の地場産業振興センターにも立ち寄れて、とっても充実の一日でした。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今朝早く出発して、仕事で新潟に来ています。 今回の目的は、いつもお世話になっているコージ製靴新潟工場さんでの打ち合わせ。 こちらは、途中朝ごはんのために立ち寄った越後川口SAです。 そして、私はここから見える魚野川の風景がお気に入り。 新潟出張に際には、優雅ですがすがしいこの景色を見るために、必ず越後川口SAに立ち寄ります。 途中の休憩を入れても、新潟のコージ製靴さんまでは4時間足らずで到着します。 さて、今回の目的は今お願いしているあるお取引先向けのグッドイヤーウェルテッドの靴の最終確認と、新たにお願いするあるお取引先向けのグッドイヤーウェルテッドの靴の打ち合わせ、そして将来的な目論見の打ち合わせと、私にしたら楽しいことばかり。 タイミングが重なったために同行したトンリョウの安達さんと、コージ製靴の新潟工場長と、そして私の3人で革の確認をしているところ。 あれやこれやと、なかなか深い打ち合わせとなり、得たものもたくさんで来た甲斐がありました。 そして、製作途中の靴も確認。 なかなか良い感じです。 コージ製靴さんは、こんな広々とした環境の場所にあります。 勘の鋭い方はもう察していらっしゃるかもしれませんが、今年の9月のコージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出展させていただくことになりました。 写真に載っているのはそのセール用の靴ではありませんが、条件が整って久しぶりにファミリーセールに出店させていただくこととなり、今回も履きやすさ重視の質実剛健の靴の製作に向けて、かなり頑張っています。 新潟近郊にお住いのお客様、ぜひまたいらしてください。 ファミリーセールのスケジュールは、確定し次第お知らせさせていただきます。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む先日から何度かお伝えしているあの「出張用&雨の日用」の靴のテスト用サンプルが完成しました。 デザインは、すでに何度か登場していますので、特に目新しい部分はありません。 製法は、ブラックラピド製法です。 ですので、このだし縫いは本物です。 ですので、ハンドソーンウェルテッドの靴と同じ要領で、オールソール交換ができます。 こういう細かい部分でも、イミテーションでいかにもというヤツは、どうにも安っぽく見えてしまうことがあります。 そして、今日少しだけ履いてみましたが、ハンドソーンウェルテッドの靴と比べて、初期の段階で大きく劣っているという部分は感じられず、長期的に見ても恐らくハンドソーンウェルテッド比70%程度の評価は得られると思っています。 今後しばらく履いてみて問題点を探し出してみたいと思います。 問題がなければ、秋ごろにオーダーの受付を開始したいと考えています。 価格は、ハンドソーンウェルテッドの靴よりも少々低くなるので、オーダーメイド靴のエントリーモデルとしても良いかもしれませんね。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読むまずイベントのお知らせから。 定期的に開催しておりますRifareさんでの計測会&オーダー会ですが、この夏も開催します。 7月23日(土)と24日(日)は、Rifsre恵比寿店さんにて。 そして、翌週の7月30日(土)と31日(日)は、Rifare大阪店さんにて開催です。 毎回お伝えしていますが、ぜひこの機会に足を計測してみることをお勧めいたします。 ここ最近で何件かあったのが、お金を貯めてオールデンやトリッカーズ、もしくはエドワードグリーンを買ってきましたというお客様が、足を計測してみたら買ってきた靴のサイズが合っていなかったというケース。 いままで正しいと思って履いていた靴のサイズが、じつはもっとピッタリのサイズが他にあったというのは、ちょっと残念です。 ましてや、靴を買ったばかりでそれは残念すぎます。 なので、ぜひ一度足を計測してみて、靴屋から見て正しいという基準を知っておいてください。 その上で、もう少しきついのが良いとか緩いのが好きというお好みでサイズを選ぶのが良いと思います。 当然のことですが、足を計測したからと言って靴を買ってくださいなんて言いませんので、ご安心ください。 私たちシューリパブリックは、この計測のイベントに関してはお世話になっている皆様への恩返しのつもりで続けさせていただいています。 さて、今日ご紹介するのはこちらの革です。 以前にも何度かご紹介させていただいていますが、そろそろ時期的にこんな革を使った靴も良いかなと思いまして、本日ご紹介させていただきます。 こちらの革は「ヴァケッタ800」といいまして、イタリアはトスカーナ地方で作られているとっても個性的で雰囲気のある革です。 前回は、このシリーズのネイビーをご紹介させていただいたかと思いますが、今回は黒です。 もちろんネイビーもとってもお勧めです。 私がこのシュリンクの革をお勧めするのには理由がありまして、いわゆるスムースの革や型押しの革と比べると、シュリンクの革はとっても履き心地が素晴らしく、まさに優しく包まれているような履き心地なのです。 この履き心地は、シュリンクの革以外にはないと言えるかもしれません。 さらに言えば、このヴァケッタ800は多少ですがオイルを含んでいますから、より一層しなやかに足をホールドしてくれます。 私は普段から黒い靴を履くことが多く、でも服装からするとビジネスシューズではないんだよなぁ・・・という雰囲気で、そういう服装に合わせやすいのが同じ黒い革でもシュリンクの革の靴なのです。 靴は素材によって雰囲気が大きく変わりますから、カジュアルの雰囲気で黒い靴という条件では、真っ先にシュリンクが思い浮かびます。 こちらは、以前から何度か登場しているネイビーのシュリンクのブーツです。 イメージの参考にしてください。 やっぱりスムースとは雰囲気が違いますね。 今の時期はブーツはちょっと・・・という方も、今から製作すれば完成する頃にはちょうどブーツの季節になっていることでしょう。 ぜひ、ご検討ください。 私個人的には、シュリンクの革ならプレーンのギブソンブーツやチャッカブーツがお勧めです。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日のお客様は、宮城県にお住いのTYさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 TYさんは、今回の靴が2足目になります。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒のチャッカブーツです。 1足目のギブソンシューズは、ストレートキャップ付きでラストは#SRCを使いましたが、今回のチャッカブーツはTYさんのこだわりで、あえてラストは新たに#SRDを使い、ちょっとシャープな雰囲気に仕上げています。 フィッティングにおいても、1足目のギブソンシューズとは若干異なり、ブーツならではのフィッティングで製作いたしました。 履いていただいたご感想は・・・、 「今までブーツと言えば編み上げのモノしか履いたことがなかったのですが、このチャッカブーツは本当に優しく包み込まれるような履き心地で、指先はちゃんと動くのにしっかりとホールドされていて心地よいです。」 とのことでした。 TYさんは、やや足の幅が広めのため、既製品ではちょっときつくて合うものがなかなかないのですが、TYさんの足に合わせてしっかりとフィッティングを出していますので、無理なく快適に履いていただけます。 こうして見てみても、とっても格好良いと思います。 そして、せっかく遠く宮城県からお越しいただいたので、近所のお勧めをいくつかご紹介させていただきました。 加須は今回がまだ3回目ですが、そのたびに少しずつ加須や周辺の地域の美味しいものを召し上がって行ってください。 TYさん、ありがとうございました。 靴のスペック デザイン: チャッカブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトウェイソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む初めから話がそれますが、今日お越しいただいたSさんがとても興味深いことをおっしゃっていました。 Sさんは、その話をとっても元気なご年配の方から聞いたそうなのですが、 「仕事には遊びが必要で、遊びはとことん本気で遊ぶ」 のだそうです。 つまり、仕事に対して100%の力で余裕なく取り組むのは良くない、ちょっとくらいの遊びがあって、余裕を持てるくらいが良いということなのでしょう。 それに対して、遊びは本気で遊ぶのが良いということです。 遊びは好きなことをやるわけですから。 とっても深いです。 私の場合は、仕事における遊びはおそらく十分すぎるくらいなのかもしれませんが・・・。 さて、これは以前から何度か書いていることなのですが、 私は、丸一日靴を履き続けても足が快適であるためには、靴自体がしっかりしていて十分な剛性があることが必要だと思っています。 例えるなら、シャーシがしっかりしているクルマとシャーシが弱いクルマのそれぞれで、長距離を移動したときの違いのようなものです。 クルマも人を乗せて移動するという点で、ある意味靴の似ていると考えられます。 クルマの場合、走っていれば少なからず路面からの衝撃が来ます。 その衝撃をタイヤやサスペンションだけで吸収するのはなかなか難しく、しっかりとした丈夫なシャーシがあってこそそれらが十分に機能すると聞いています。 もしシャーシが弱いと、路面からの衝撃がクルマ全体に伝わり、それに対して無意識に身体が構えてしまって、結局疲れてしまうのだそうです。 シャーシに十分な剛性があってしっかりとしていることで、サスペンションやタイヤがしっかりと機能して衝撃を吸収して、クルマ全体に伝わる衝撃が軽減され、結果としてクルマに乗っている人が疲れにくくなるというメカニズムなのだそうです。 クルマの場合は、厳密にいえばそのほかにももっとたくさんの条件が絡んできますが、大まかにいえばそういうことになります。 靴の場合も、似たようなことが言えます。 位置関係としては、靴の上に足が乗っていて、その足を靴がホールドしています。 このホールドするという、いわゆる靴と足との一体化も疲れやすいか疲れにくいかという要素の一つになりますが、今日は剛性に関してお伝えします。 上記のクルマの例と似ていて、足も路面からの衝撃が伝わってきます。 足の場合の衝撃は、歩くときの接地の時のモノがほとんどといえます。 もしかしたら、接地の時の衝撃は大したことないと感じるかもしれませんが、体重以上の重さが片足にかかるので、結構大変な負担になります。 その際に、靴の剛性がしっかりしていれば、靴が多少でも助けてくれますが、靴がフニャフニャだとしたら、それをすべて足が受け止めなくてはならないことになります。 まぁ、人間の身体は非常によくできているので、ここで言っていることは極論ではありますが、それでも靴の剛性の違いが足にかかる負担の違いに関係することは間違いありません。 そんな理由から、私たちシューリパブリックで製作する靴は、靴の後ろ半分の剛性を保つべき部分においては十分すぎるくらいに丈夫に作っています。 同じ理由で、土ふまず部分を極端に細くするベヴェルドウェストなども作っていません。 標準的なもので、これくらいの感じになります。 野暮ったいと言われるかもしれませんが、機能優先なのでこれでよいと思います。 こうして横から見ると、剛性が高そうじゃないですか? 金属のようなカッチカチではなく、あくまでも靴として必要な固さの剛性を高めています。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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