黒い革靴

Share

今年の夏休みはこれまでにないくらい長いこと旅行に出ていまして、私のギブソンブーツやチャッカブーツにもしっかりと活躍してもらいました。

また、行った先では周りの方々の足元をよく見ていまして、観光地ではスニーカーを履いている方々が多かったものの、市街地では男女問わず革靴を履いていた方が思いのほか多かったように感じました。

特に今年は黒い革靴を履いている方々が多く、それもいわゆるビジネス用のものではなく、カジュアルな服装に合わせられるようなタイプのものをよく目にしました。

数年前だったらこの服装にはおそらくスニーカーだっただろうと思うような服にも、革靴を合わせていた方がたくさんいて、靴屋としては非常に嬉しい流れだと思っています。

これはうろ覚えで申し訳ないのですが、何かのドラマで松岡茉優さん(だったと思うのですが)がワイドパンツに黒いギブソンシューズを合わせていて、それがとっても似合っていて格好良いなぁって思ったことがありました。

革靴を履いていると、それだけで上品に見えるので、これはちょっと得かもしれません。

そんなふうにカジュアルに履いていただきたいデザインのひとつとして、こんなものがあります。

3穴ギブソン

3穴のギブソンシューズです。

同じデザインでも、つま先がシュッとしている形状のラストではビジネスっぽい雰囲気になりますし、このようなつま先が丸いラストではカジュアルな雰囲気に仕上がります。

3穴ギブソン

イメージとしてはドクターマーチンの#1461のような雰囲気で、革靴と言えども思いっきりカジュアルな服にも合わせることができて、大変使い勝手の良いデザインだと思います。

そして、そんなデザインに合わせたい革がこちら。

黒シュリンク

黒い革ですが小さなシボがあって比較的カジュアルテイストの強いものです。

黒シュリンク

タンニンなめしの革で、厚さは1.9㎜ほど。

結構しっかりしているのにオイルを多めに含んでいるので、実際の厚さの割にはしなやかな履き心地になります。

黒シュリンク

黒い革でもスムースのものをピカピカに磨くと、仕様によってはビジネスっぽい雰囲気になってしまうこともありますが、つま先が丸いラストでシボがある革であれば、良い感じにカジュアル感が出て、カジュアルな服とのちぐはぐ感が無くなります。

いろいろな色の革靴を履いて雰囲気を楽しむのも良し、黒い革靴でピンポイントを攻めるのも良し、革靴でぜひ楽しんでみてください。

お知らせ

★「SR的リミテッドプラン(最高の靴を作るプラン)」受付中です。詳細はこちらをご覧ください。

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。