余談ですが、私は昔からボサノバが好きで、もしかしたら普段から聴いているJ-WAVEの影響かもしれませんが、
作業をするときに後ろでボソボソとボサノバが流れているととっても落ち着きます。
今日も、こんな動画を発見しました。
元曲はたしかTom Jobinのものだったと思いますが、小野リサさんをはじめたくさんの方々が歌っていて、それぞれにアレンジが違っていてとってもステキです。
さて、今日ちょっと用事があってクルマで出かけました。
信号待ちをしていると、私の前をたくさんのクルマたちが横切って行って、
「本当にクルマっていろんなモデルがあるなぁ」って思いました。
それで思い出したのですが、昔仕事で中国に行った時に、たぶん日本ではかなりボロいと評価されるであろう古いクルマが、ほかのクルマと一緒に同じスピードで走っていて、
パワーだって全然比べ物にならないくらい少ないだろうに、横を走るエンジン大きくてパワーがあるクルマとの違いって何だろうって思いました。
イギリスにいたときもやはり似たようなことを思ったことがります。
近所で見かけるクルマのほとんどは、当時の日本では信じられないくらいに車格からしたら小さなエンジンを積んでいるクルマばかりで、でも全然問題なく走っていました。
同じ車種でもグレードが5つくらいあったとして、一番下のモデルだって全然問題なく走るわけで、
100キロからの加速とか、上り坂で加速できるとか、たぶんクルマの人生(人じゃありませんが)のうちの1割にも満たないところでのゆとりのためにたくさんの費用をかけていて、
それって必要なのかて思った記憶があります。
昨今では、私たちが暮らす世界では情報社会で、それも情報が先に来てしまっている社会で、
何かモノを選ぶときにはカタログやスペック、そして誰かのレビューを読んで参考にしています。
私が普段使っているカメラは、ひとつが富士フィルムのXシリーズ、そしてもうひとつがペンタックスの一眼レフです。
富士フィルムのXシリーズは、かなり前から評判が高く、画質がキレイと言われているのに対し、
ペンタックスの一眼レフは、キャノンやニコン、そしてソニーなどの陰に隠れてしまっていまいちパッとしません。
ペンタックス好きな人以外の評価はあまり高くないのですが、
でも実際に使ってみると、驚くほどきれいな写真が撮れたり、使い込んでいくと何ともアヴァンギャルドな仕掛けがあったりして、
ほかのメーカーでは味わえない面白さがあります。
工業製品でこんな感じですから、靴となるとどんな評価になるのか思いもよらないところです。
靴において、どんな革を使っているかは、靴の良し悪しを判断する上で影響がないわけではありませんが最優先項目ではありません。
製法だってそれが全てではありません。
じつは、お客様に対する靴の良し悪しはこの部分ですということが非常に難しく、
実際に履いてみないと、正確に言えば履き込んでみないとわかりません。
私たちだって、革とか製法とか作り方とか、なるべくわかりやすいように伝えられる項目をお伝えしていますが、
本当に大切なのはそれらではなく、実際にお客様に靴を履いていただいた上で判断していただく部分なのです。
難しいですよね。
感覚は、正確に言葉にすることが困難ですから。
しっかりとしたプラットフォームの上にバランスよく荷重がかかって、足をやさしくホールドする靴。
一度履いてみてください。
★★★お知らせ★★★
【 お知らせ1 】
シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。
【 お知らせ2 】
10月27日(土)と28日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、恒例のイベントを開催いたします。
SUNさんでも、お客様の足を計測して、足の特徴や適した靴のサイズをご案内させていただきます。
また、いつも既製品を履くとここの部分が痛いのはなぜか、この問題を解決するにはどうしたらよいかということの、ご相談も承ります。
さらに、ご希望があればシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴のご注文も承ります。
なかなか埼玉の工房へ行くことができないとい方、まずは一度ご覧になってみてください。
ご注文ではないけれど、ご興味をお持ちいただいている方も、ウェルカムです。
SUNさんは、三ノ宮駅から徒歩でも数分で、トアロードと高架の交わる交差点近くです。
こちらを参照。
神戸周辺にお住いの方、ぜひお越しください。
【 お知らせ3 】
イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。