余談ですが、台風が近づいていてここ最近は頻繁に雨が降っているよな気がします。
ちょうど時期的にも交換の時期になったので、クルマのワイパーのゴムを交換しました。
私はもう自分でも自負しているのですが、何にしてもこだわりが強く、今回のワイパーのゴムに関しても交換してからいろいろとリサーチして、次に交換するのは何が良いのか徹底的に調べてみました。
ちょっと面倒くさいですよね、自分でもそう思いますが、お客様にはご迷惑がかからないように気を付けています。
ワイパーのゴムに関して、これまではボッシュのものを使っていました。
Amazonで安くなった時にまとめて購入していて、それでも1本がだいたい650円ほど。
それを1年ごとに交換するというサイクルで使っていました。
ところが、先日同じくAmazonで見つけたワイパーのゴムは10本入って2,000円ほど、1本あたり200円とこれまで使っていたものに比べて3分の1以下という価格。
こういう機能パーツは安ければ良いというものではなく、ちゃんと機能を果たすことが優先だと思っているので、とりあえず試験的にウチの家内のクルマに使ってみたのですが、これが思いのほか悪くなくて、4カ月ほど経ちますが今のところ全く不具合はありません。
なぜそんなに安いのか若干心配になりますが、これまで使っていたボッシュのワイパーゴムはグラファイトワイパーと言って、ゴムに炭素の微粒子をコーティングしてあり、これがワイパーのビビリを防ぐなどのメリットがある商品でしたが、
10本2,000円のワイパーゴムはそのような処理はなく、シリコンで雨をはじくとうたっているもののそのような効果は感じられず、単なるゴムのワイパーと言ってよさそうなものでした。
その10本2,000円のワイパーゴムを私のクルマにも取り付けてみて、今日さっそく結構な雨が降ったのでワイパーを動かしてみたのですが、確かにボッシュのグラファイトワイパーとは違いを感じます。
グラファイトワイパーの方がさらっと拭いているのに対し、10本2,000円のワイパーゴムはネチョッという感触があり、時折ギュギュッという音もしていて、ただ取り付けたばかりの感想としてはしっかりと機能しているので10本2,000円のワイパーゴムでも今のところ問題ナシといったところでした。
これはどっちが良いのでしょうね。
価格が3分の1なので4カ月間しっかりと働いてくれればそれで問題ナシと考えることもできますが、今のところは判断は保留です。
ただ、気持ち的にはグラファイトワイパーに戻したいなぁって思っています。
さて、今日は少し前に入荷した革のご紹介です。
それがこちら。
Firenze Lux という革で色はイエローと表記されていましたが、実際はやまぶき色です。
記憶力の良い方は覚えていらっしゃるかもしれませんが、以前にこのFirenze Luxのグレーをご紹介しました。
それと同じ革の色違いになります。
このFirenze Luxは光沢がある仕上げで、これはグレージング仕上げとかアニリン仕上げなどのいわゆる高級ビジネスシューズ仕様の仕上げではなく、言ってみればポップな雰囲気の仕上げになります。
シワの入り方は、場所によって多少の違いはあるものの、比較的穏やかな感じですね。
ただ、いわゆる甲の部分に入る折れジワはある程度目立つのではないかと思いましす。
この革は芯通しはされていなくて、断面は途中まで染まっているものの、裏側は生地の色がそのまま残っています。
革の厚みは1.6㎜ほどですが、どちらかというとパリッと硬めの仕上がりの革なので、実際の厚さよりももう少し厚く感じられます。
やまぶき色の革なので、なかなか個性強めのカワイイ靴ができそうです。
おそらくこんなふうに革をご紹介すると、
「どんな靴を作ったら良いのか全くイメージがわかない。」
とおっしゃる方もいらっしゃるのですが、このようなカジュアルテイストが強めの革はこの革に限らずカジュアルテイスト炸裂の靴を作ればいい感じにまとまります。
ただ、カジュアルテイストと言ってもむやみやたらにド派手な仕様にするのではなく、曲がりなりにもブリティッシュテイストのラストで作るので、フルブローグやモンキーブーツなどイギリスのカントリーシューズやブーツをイメージしていただければ良いのです。
トリッカーズの靴も革だけ見ればけっこう派手なものがあったり、ドクターマーチンなどではもっとぶっ飛んだ革もあります。
ブルーのデニムに合わせるブーツなども格好良さそうですし、チェックのパンツをお持ちならそんなパンツに、ツイードのパンツをお持ちならそんなパンツに合わせる靴をイメージしていただければ良いでしょう。
革だけ見ると派手過ぎてさすがに無理と思ってしまいそうですが、ウェルトや靴ヒモで少しトーンダウンさせることもできますので、キレイにまとめて格好良く履いていただきたいと思います。
ちなみに、この革は2足分のみの入荷です。
この革で靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。
お待ちしております。
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