今日でゴールデンウィークが終わりますね。
皆さん、今年のゴールデンウィークは楽しく過ごせましたでしょうか?
そして、ゴールデンウィークもお仕事されていた皆さん、お疲れさまでした。
私もほとんど仕事でした。
さて、最近は赤系の革に関して問い合わせをいただくようなことがちょっとずつ増えているようで、せっかくなのでこの機会に私たちシューリパブリックで在庫している赤い革、およびそれに準ずる革をご紹介してみたいと思います。
赤というと結構微妙な色があって、例えば赤茶とか赤紫など、赤というにはちょっと難しいものがありますが、今回はオレンジ色から赤紫色までちょっと範囲を広めにしてご紹介します。
ただし、赤茶はいっぱいありすぎで大変なので今回は除外しました。
まずひとつ目の革がこちら。
エコシュリンクです。
ちょっと個性強めのシュリンクの革で、環境問題に先駆けてアルミニウムなめしで作られたと聞いています。
ちょっと深めの赤もステキですね。
次はこちら。
プルアップヌメオイル。
この革は、表面がツヤのない仕上げになっていますが、ポリッシュするとイイ感じのツヤが出ます。
革は比較的硬いのに、靴になると硬すぎず柔らかすぎず、ちょうど良い適度な硬さで心地よく安心感のある靴に仕上がります。
仕上げをする前はちょっともさっとしているので、この状態からは仕上げ後を全然イメージできませんが。
ちなみに、工房に展示してあるこのダブルモンクストラップはこのプルアップヌメオイルで作りました。
この革は、ジュリオと言います。
やや柔らかめの革で、ざっくりとした雰囲気が特徴です。
スムースですがゆったりとした優しい靴を作るのに最適な革です。
これらはELBAMATTのFienoという色になります。
どちらも同じ色なのですが、向かって左はスムースなのに対し、右の革は型押し加工がなされています。
オイルをたくさん含んでいる革は、型押し加工をすることで色が少し濃くなるという特徴があるため、同じ革でもちょっと色が異なります。
昨日の記事で、MMさんが履いていらっしゃったギリーブーツは、この型押しの革で製作しました。
左の奥の方のヤツです。
この革が靴になるとあんな感じになります。
対して、スムースの方はこんな感じです。
次はこちら。
MAINE(メイン)のPomerolという色になります。
MAINEという革は発色の良さが売りの革で、このPomerolもとっても良い雰囲気です。
MAINEそのものがやや硬めですが、足に負担がかかるほどのものではありませんので、この革もステキな靴になりそうです。
仕上げ前はこの革もツヤがありませんが、仕上げをするととっても深いツヤが出ます。
次は・・・、
ELBAMATTのSienaです。
この革は以前から大変人気の色で、経年変化も含めてとてもステキな雰囲気の靴になります。
ELBAMATTはオイルを多めに含んでいて、革のしなやかさが感じられます。
次はこちら。
こちらもELBAMATTですが、色がPrugnaになります。
先ほどのSienaとこのPrugnaはこうしてPCを通して見るとまぁそこそこ近い色なのですが、実物はちょっと違います。
Prugnaの方がずっと濃いです。
さらに、経年変化でSienaは少しずつ朱色に近づいていくのに対し、Prugnaはあまり変わりません。
そんな違いがあります。
最後に同じくELBAMATTの型押しで、Siena(右)とPrugna(左)です。
型押しなのでこれらも少し色が濃くなっていますが、この2色に関してはスムースに比べて色の変化はほんのちょっとだけです。
Sienaと、
Prugna。
どれも趣があってとってもキレイな革です。
硬さに関しては、ジュリオ以外は適度に硬めといった頃ですね。
あなたのお好みに合う革は見つかりましたか?
お気に入りの革でお気に入りの一足をお作りください。
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