余談ですが、普段私が通勤で使っている自転車にちょっとしたアクシデントがありました。
こちらが最近私が通勤で使っているternのclutchという自転車です。
これがどうしたかと言いますと、ペダルをこぐ際に「カコン」と音がするようになってしまったのです。
ちょっとした原因がありまして、とにかく自転車に乗っていてカコンカコン言っていると気になりますから、思い切って修理をすることにしました。
クルマでもそうですよね。
走っていてギシギシとかカコンカコンいうのは気になるものです。
さっそく作業に取り掛かります。
ちなみに、私はこういう作業は初めてです。
音の出どころは、おそらくBBではないかと。
BBと言うのは、クランクの軸のこと。
この自転車はアッセンブリー交換をしなくてはなりません。
さっそく作業をスタート。
クランクを止めているボルトを外し、
このような専用工具を使ってクランクを外します。
ここまでは、思ったよりも簡単に進みました。
これを左右ともやったら、いよいよBBをはずします。
こちらも専用工具です。
たぶんそんなに固くなさそうなので、ラチェットでやってみます。
今日は順調に進みました。
新しく付けるshimanoのBB。
オリジナルはFSAのモノがついていました。
shimanoのBBを組み、クランクを元通りに組み立てて作業が完了。
確認のために走ってみたら、たしかにだいぶスムーズになりましたが完全に音が消えたわけではありません。
でも、効果は間違いなくありました。
ということは、ほかにも問題があるということですから、つぎにペダルの分解洗浄+グリスアップをやってみました。
ベアリングの締め具合はなかなか難しかったのですが、このメンテナンスで一気に問題が解決しました。
後半の作業は、時間が無くなってしまった(全部の作業を1時間半で終わらせる予定だったので・・・)ため、写真はナシです。
1度やってしまえば要領がわかりますから、次はもう少し早くできると思います。
さて、本題に入ります。
靴底のコバ面には、インクが塗ってあります。
このインク、いわゆるアッパーの革に塗るモノとは違って、樹脂やロウ成分が入っています。
というのも、ウェルトに使っている革はヌメ革であるため、コバ面からの経年劣化を防ぐために耐久性のあるインクを使うのです。
私たちシューリパブリックで使っているのは、コチラです。
コロンブスの業務用のインクで、黒は「SL-K10」で茶色が「SL-KB6」というモノです。
塗り方は簡単で、スポンジを使って塗ります。
アッパーについたら落ちないので、気を付けて塗ります。
こんな感じに塗って乾くのを待ち、乾いたら綿バフ(布のドーナツのようなものがぐるぐると回って磨く機械)をかけて完成となります。
お客様からよくこのインクを譲ってほしいと言われるのですが、綿バフはご家庭でできないので代わりにR&Dのコバクリームをお勧めしています。
そちらの方が一般ユーザー向けですので使いやすいのではないかと思います。
もし、どうしてもこのインクがほしいという方は、その旨ご相談ください。
いずれにしても、ソールのコバはインクが剥げたままにしておくのは良くないのでご注意ください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
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