リウェルト

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先日、Hさんからお預かりした靴のリウェルト(ウェルトのかけ直し)の作業をしました。

リウェルト

ヒールを外し、ソールを縫っているだし縫いの糸を切り、そしてウェルトを縫っている糸を切っていきます。

当たり前ですが、そんな作業もすべて手作業でおこないます。

ウェルトが外れたら、

リウェルト

こうしてウェルトを縫っている糸を残すことなくすべて取り除きます。

この糸が残っていると、新たにウェルトを縫い付ける際に邪魔になってしまいますし、場合によってはこの糸のためにしっかりと糸が締まらないかもしれませんから。

リウェルト

そして、新しいウェルトを縫っていきます。

作業的にはこんな感じですが、よくよく見てほしいのがこの写真です。

リウェルト

ハンドソーンウェルテッドの靴のリウェルトは、最初にあけた穴を使ってウェルトを縫い付けます。

これは、何度もウェルトを交換しても、理論的には靴に負担がかからないということであり、それと同時にこの縫い付けるリブは非常に大切であるということなのです。

このウェルトを縫い付けているリブは、インソールの裏側に加工したものであり、言ってみればインソールの一部です。

なので、例えば本来なら一日靴を履いたらしっかりと休ませてあげるべきところを、何日も立て続けに履いてしまうとインソールが汗や湿気で弱ってしまい、結局はリブまで硬化してしまって、

新しいウェルトを縫い付けようという時に、リブがボロボロになってしまって修理ができないということになりかねません。

靴を永く履いていただくためには、インソールとアッパーの革を良い状態に保っていただくことが大切です。

インソールに負担がかからないよう、靴は一度履いたら最低2日、できれば3日から4日くらい風通しの良いところでやすませてあげてください。

お知らせ

【お知らせ 1 】

昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 2 】

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。

ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、

前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。

靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。

こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。

詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。

まずはメールやお電話でお問い合わせください。


【お知らせ 3 】

オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。

ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。

詳細は、こちらをご参照ください。


【お知らせ 4 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。