先日行ったセミナーで、講師の先生がオモシロイ質問をしていました。
「なぜファミレスのご飯はおいしくないのに、人はわざわざそんなところに行くのか?」という質問。
どうせお金を出すならもっとおいしいお店があるのに、でもファミレスに行くのはなぜかということです。
我が家はあまりファミレスに行かないので・・・。
夏休みのキャンプの途中で何回か行きましたが、その時は個人店のお昼の営業時間を過ぎてしまっていたからとか、大雨で開いているところがそこしかなかったからという理由になります。
これでは、講師の先生が意図しているような答えになっていません。
ちなみに、講師の先生の回答のひとつが、知り合いがいないため、長く居座っても大丈夫だからと言っていました。
私だったら、システマティックに事が運ぶのがわかっているので、安心して入れるとか、
大ハズレがないとか、
ランチが安いとか、
そんな答えになると思います。
でも、実際には私はほとんどファミレスに入らないので、あくまでも推測でしかありません。
馴染みのない土地に行った時でも、お店が開いていればなるべく個人のお店に入ります。
余談でした。
さて、今月の末から神戸のSUNさんでイベントがあり、11月には愛知県の一宮市でイベントがあって、
どちらも事前の準備に時間がかかりそうなので、通常の作業は多少前倒しでやっています。
なので、今日はウェルティングの日。
前倒しでやっていても、このあとイベントの準備の作業があるので、これらの靴が完成するのは今月の末くらいの予定です。
このウェルティング、毎回同じことを書いていますが、ピッチの正確さ、下穴をあけるときの角度の正確さ、糸を締めるときのテンションの正確さなど、とにかく作業の正確さが要求されます。
でも、実はすべて皆同じようにやればよいというわけではなく、インソールの革の質によって微妙に調整する必要があるのです。
というのも、革は天然由来の素材ですから、硬くて目の詰まったものもあれば柔らかくて目の粗いものもあります。
それらがすべて同じリブの形状では、具合が良くないですよね。
極端に質感の違うモノは使いませんが、多少目の粗いような場合には、強度を考えてリブの幅を0.5ミリくらい広くすることもあります。
作業をするのは機械ではなく人間ですから、素材の状態に合わせて多少の調整をすることくらい、十分にできます。
時には理屈通りにいかないこともありますから、そんなときも然りです。
正確な作業とは、正確に何かをおこなうのではなく、正確な結果を求められているのだと思います。
★★★お知らせ★★★
【 お知らせ 1 】
11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。
日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。
詳細はコチラをご覧ください。
【 お知らせ 2 】
9月30日(土)と10月1日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、靴のオーダー会のイベントを開催いたします。
なかなか埼玉のシューリパブリックの工房までお越しいただくのが難しい方、オーダーのチャンスです。
どんな靴を作っているのか、見にいらしていただくのも大歓迎です。
【 お知らせ 3 】
雨の日&出張用の靴は、只今ご注文を承っています。
こちらをご参照ください。
今年は茶系のギブソンシューズです。
受け付けは9月18日(祝)までの予定ですが、革がなくなり次第終了となります。
ご希望の方は、お早めにご連絡ください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。