今日のお客様は、埼玉県にお住まいのKさんご夫妻です。 奥様にはこれまで4足ほどご注文を頂いていまして、今日はご主人も私たちシューリパブリックの靴にご興味をお持ちいただいたとのことで、 工房の見学と靴をご確認いただくためにお越しいただきました。 お二人ともまだお若いのですが、奥様は以前から身につけるものは妥協したくないとおっしゃっていて、 お話を伺っていると、靴意外にも結構いろいろなものにこだわりを持っていらっしゃるようでした。 そしてご主人はというと、やはり好きなモノはとことんこだわりを持っていらっしゃる方でした。 ご主人はこれまであまり靴に関してはご興味をお持ちいただいていなかったそうですが、 お子さんたちも少しずつ大きくなってきて、大人として父としてふさわしい格好をしようと思ったのがきっかけなのだそうです。 ステキなご主人ですね。 「靴に関しては、あまり詳しくないので・・・。」 とおっしゃっていましたが、お客様はそんなに靴に関して知識を持っていらっしゃる必要はなくて、いろいろとご説明を加えながらお好みのモノへと仕様をまとめさせていただいて、満足していただける靴を製作させていただきます。 当初の予定では見学でしたが、結局は気に入っていただいてチャッカブーツをご注文していただきました。 とても楽しみにされているとのことで、私も今から完成が楽しみです。 そして、帰りがけに奥様の履いていらっしゃったチャッカブーツがとってもスカートと似合っていたので、写真を撮らせていただきました。 靴もアップで撮らせていただきました。 男性には、このような合わせ方はできないので、女性ってファッションの幅が広がって良いなぁって思います。 最近はシューリパブリックの靴を履いてくださる女性のお客様が増えていて、ぜひ素敵な服にシューリパブリックの靴を合わせて頂きたいと思います。 次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日は通常であれば普通に仕事の日なのですが、この前の日曜日にウチの娘の学校が日曜参観なるものを開催し、 その代休として今日が休みになったために、我が家は外出の日になりました。 さすがにこの時期に泊まりで行っている時間はないので、無理なく行って来られる範囲で候補を探し、おいしいものという言葉につられて、目的地は神奈川県の小田原漁港決まりました。 小田原漁港は、以前に私が大阪出張の帰りに立ち寄ってお昼ごはんを食べたことがあって、とっても美味しかったので家族も誘って行ってみたいと思っていたところでした。 朝から圏央道が事故で通行止めになり、予定よりも多少遅れつつ小田原漁港に到着。 小田原漁港の市場の建物の2階に、魚市場食堂はあります。 以前に訪れた時は、13時近かったのでだいぶ生ものが売り切れていましたが、今日はまだ残っていました。 ウチの娘が頼んだ「刺身定食」です。 私が頼んだ「アジのフライ定食」とウチの奥様が頼んだ「カマの煮付け定食」は、写真を撮るまもなく食べ終えてしまったため、写真はありません。 この魚市場食堂では、入り口の券売機で食券を買って、それをカウンターにいる方に渡して番号札を受け取り、出来上がったら取りに行くというほぼセルフサービスのシステムです。 番号札はこんな感じ。 よくあるヤツですね。 やっぱり市場の上でやっているだけあって、安くて新鮮でおいしいです。 ちなみに、私のアジフライ定食は、アジフライと大盛りのご飯と味噌汁と、あと小鉢がついて910円でした。 食事が済んだあとに、フラッと近くを散策したのですが、午前中はお天気が良くなかったことや、風が強いということもあって、せっかくの海も荒れ模様でした。 海無し県の埼玉県民としては、やっぱり海を見るとテンションが上がるのは間違いないけれど、かなり波が荒れていてちょっと恐かったです。 このあと、ちょっとクルマで走って芦ノ湖へ行き、 そこから少し降りてきて、甘酒茶屋で休憩をしました。 こちらは、甘酒茶屋のウグイス餅。 旅行というと、ちょっと遠くへ行って宿に泊まって温泉に浸かって・・・というのが普通だと思っていましたが、 今日のようにそこそこ遠いところに行って、おいしいものを食べるという目的を果たし、その他にどこか1箇所くらい立ち寄って、そして日帰りで帰るのも十分に楽しい旅行です。 今日は行きも帰りも圏央道の通行止めや渋滞の影響で、予定よりも時間がかかってしまいましたが、朝もう少し早く出れば新潟くらいなら行って来れそうです。 遠ければ良いというものではありませんが、せっかく行くのであればなかなか行けないところに行ってみるのも良いと思いました。 今日も、充実の1日でした。 次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む靴の裏側(内側)には、ライニングと呼ばれる専用の革を使います。 時々、このライニングのことを甲革(表側の革)の裏側だと思っている方がいらっしゃいますが、これは違う革を縫い合わせているものです。 ところでライニングの革は、なんでも良いわけではなく、甲革と違って少しばかり制約があります。 たとえば、まれに素足で履く方がいらっしゃって、かぶれたりしないような素材であることや、 靴下に色が移らないように、色落ちしにくい素材であること、 更には、多少なりとも耐摩耗性の高い素材で、カカトの部分が擦れてすぐに穴があかないようになっている素材であることなどなど。 完全ではないものの、ライニングの素材はそのようなことを考えて作られています。 通常、ライニングのパターンは甲革のパターンよりも数ミリほど大きく作ってあり、 ミシンを掛けた後に、この数ミリほど大きく作ってある部分をトリミングして、 そして、私たちが知っている靴のアッパーになるのです。 私が靴の学校に入ったばかりの頃にライニングというものを知って、このギリギリのところにステッチがかかっていることに驚いたものですが、その作り方を知って納得です。 私が通っていたイギリスの靴の学校には、ブレードと呼ばれるトリミング機構のついたミシンがあって、それはミシンをかけながらトリミングをしてしまうという非常に便利なミシンでした。 おそらく日本にもないことはないはずですが、靴の業界ではミシンを掛けてから専用の工具を使って手作業でトリミングをするのが一般的です。 その専用工具は裁縫で使うリッパーのような形をしていて、トリミングの際には甲革よりちょっとだけ控えて、それでもってミシンで縫った糸を切らないようにギリギリのところをトリミングするのです。 これも、やや技術が必要な工程です。 次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日は来客の予定がなかったので、黙々と作業をしていました。 8足ほどパターンを作って、夕方からクリッキングです。 偶然にも、お二人のお客様が同じ革をお選びいただいていました。 その革が、こちら。 「half vit box」という、ボックス調の革です。 イタリアの革で、実はこの革を製作したタンナーさんはあの「windsor」を作ったLussoなのです。 かつてのlussoの革は、なんとなくパサッとした印象で、厚みが薄くちょっと頼りない感じがありましたが、windsor以降の製品においては、耐久性もあって非常に高いクオリティのようです。 このhalf vit boxも例に漏れず、かなりクオリティの高い革だと思います。 普段お世話になっている革問屋さんの担当営業さんが、とっても自信ありげにお勧めしてくれたのも頷けるところです。 windsorとのおおきな違いは、表面の仕上げです。 windsorはマットな仕上げでしたが、このhalf vit boxはツヤがある仕上げになっていて、これまで取り扱ったの革だとチェリントンの表面の感じに似ています。 ただ、チェリントンはちょっとゴワッとした革だったの対し、こちらはちょっと硬めでコシがあるけれど至ってしなやかな革です。 そして、いつも言っているクオリティの判断基準のひとつである革の裏側ですが、やはり非常にキメが細かく素晴らしい仕上がりになっています。 最近では、非常に少なくなっているボックス調のキップなので、この革に合うデザインは、やはりオックスフォードやギブソンブーツなど、ドレッシーな雰囲気のものですね。 革自体は非常に耐久性がありそうです。 日常仕様としてのキレイなビジネスシューズに最適ですね。 今日の時点で、あと3枚(9足ぶん)の残がありました。 この革を使って靴を作りたいという方は、お早めにご注文ください。 次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日のお客様は、千葉県にお住まいのSKさんです。 ご注文いただいていた靴が完成したのですが、ご都合で発送による納品となりました。 今回完成したのは、パンチドキャップのついたギブソンブーツです。 お取り置きさせていただいたイルチアボックスのダークブラウンを使っての製作です。 今回は残念ながらお会いすることができませんでしたが、SKさんはとっても丁寧な方で、何かあるとすぐにご連絡してくださってわからないことを確認してくださいます。 「カカトの修理は、近くの修理屋さんで良いですか?」 とか、 「オールソールの修理は高山さんのところのほうが良いですか?」 と言った具合で、SKさんとはしっかりとコミュニケーションができています。 それから、SKさんの思い出といえば、 何年か前、東日本大震災の直後のことですが、SKさんが東北の方へボランティアに行かれたそうで、その時に忙しいのにわざわざお電話をかけてきてくださって、 「高山さんのところの靴は本当に実用に適していて、とても素晴らしいです。絶対に靴作りをやめないでください。」 とだけおっしゃって、電話をお切りになりました。 つくり手として、私が作った靴がそれほど愛されているというのは、この上なく嬉しいことです。 SKさん、ぜひ次回は時間を作ってゆっくり遊びにいらしてください。 ありがとうございました。 靴のスペック デザイン: ギブソンブーツ(パンチドキャップ付き) レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日のお客様は、埼玉県にお住まいのYYさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒いシュリンクの革のチャッカブーツです。 YYさんは、これまでご注文いただいた殆どの靴がチャッカブーツで、普段からお仕事にも積極的に履いて行っていらっしゃるそうです。 初めはスーツにチャッカブーツという組み合わせにやや抵抗があったものの、今では全く問題なく会社へ履いて行っているとのこと。 そして、今回完成したチャッカブーツは、これまでとは違いリッヂウェイソール仕様です。 リッヂウェイは、履く方によって好き嫌いがあるようですが、YYさんはしっとりと履き心地を気に入ってくださったようです。 今回お選びいただいたヴァケッタ800というシュリンクの革は、比較的カッチリしているように感じますが、少し履きこんでいただくとすすにしなやかになり、馴染みも早い革です。 これから履きこんでいただくのがとても楽しみです。 YYさん、今日はありがとうございました。 靴のスペック デザイン: チャッカブーツ レザー: キップ ソール: リッヂウェイソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。 さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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