余談ですが、私は出張の予定が決まると早々に宿をとるようにしていまして、それはいわゆる早割があったり希望の宿を押さえるなどの理由がありますが、
それよりも何よりもそんなに早くから動き出すのは私自身が宿好きという理由があります。
何がそんなに楽しいのか自分でもイマイチよくわからなくて、でも知らない街に泊まってその街を堪能できると思うととってもワクワクしてきます。
それも、ほとんどの場合が一人なので、もう好き放題に街を散策して好きなものを食べて好きなデザートを買ってくることができると思うと、やっぱり楽しいです。
そう思って、好き放題に散策できそうな街を選ぶのですが、私がイメージする街は近くに駅があって、街のパン屋さんやケーキ屋さんがあって、そして比較的大きなスーパーがあって、それらを歩いて回ることができるような街です。
でも、実際にはそんな街があまりなくて、駅の周辺の宿は駐車場がなかったり、あまり大きな街だと旅情なんて全く感じられず、繁華街で疲れてしまったり、
もしくはちょっと駅から離れた宿だと、いわゆるバイパス沿いになってしまって、周りにお店があってもファミレスだったりチェーンの本屋さんとかビデオレンタル(今はビデオじゃないですね)とか、
これまた違った意味で旅情がありません。
なかなか難しいですよね。
これまで行ったところでは、会津若松とか郡山とか上田とか新潟市の白根などが私がイメージする理想的な街に近い感じでした。
また、実際にはまだ泊まっていませんが小千谷や六日町もそんな感じで良い雰囲気でした。
たぶん、しっかりと探してみれば思っているようなところがあるのでしょうけれど、出張先との兼ね合いもあるので理想的な場所にはなかなか行けません。
4月の大阪神戸出張の宿はもうすでに確保してあるので、次の出張の宿をとるときには時間をかけてしっかりとリサーチしたいと思います。
さて、今日は千葉県にお住いのTMさんが靴のメンテナンスと新たな靴のご注文のためにお越しくださいました。
TMは、私たちの工房に来てくださるようになってからもう10年くらいになる、なかなか永いお付き合いのお客様です。
たしか私たちの工房に来てくださるようになったきっかけが、TMさんの足の足長がとっても長くて、それでいて足は細くて、既製品ではかなり難しい足だということだったと記憶しています。
その後何足かご注文いただいて、今ではローテーションで履けるほどの靴が揃いました。
そして今日はそのうちの1足を履いてきてくださって、その靴のカカトのトップピースがすり減っていたので交換をさせていただきました。
カカトのトップピースもきれいになって、メンテナンスをさせていただいて、これからもフル活躍しそうな感じです。
「この靴、まだあと10年くらい履けそうですか?」
と訊かれたので、
「この様子なら10年以上履けそうですね。」
とお答えしました。
靴は日頃の扱い方でどれだけ持つかが大きく変わってきます。
どんなに丈夫な革を使って作っても、メンテナンスを全然しないようでは靴は長持ちしません。
ムリをさせてもダメです。
あまり過保護になる必要はありませんが、最低限のメンテナンスと決められたローテーションを心がけてください。
TMさん、次の靴もぜひお楽しみにお待ちください。
今日はありがとうございました。
★★★お知らせ★★★
①4月21日(土)には、大阪北堀江のRifare大阪店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。大阪近郊にお住いの方、ぜひいらしてください。
②4月22日(日)には、神戸三宮のSUNさんにて、シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のオーダー会を開催いたします。神戸近郊の皆様、ぜひお越しください。
どのイベントも、オーダーするしないにかかわらず、靴に興味があるとか、靴のフィッティングに問題を抱えているとか、とにかく作り手である私たちに質問を投げかけたり、相談したりということも大歓迎です。
もしかしたら一緒に問題を解決ということになるかもしれませんが、何かしらお役に立てるのではないかと思います。
おばあちゃんが、ご近所のおうちの縁側にお茶を飲みに行くような感覚で、ぜひお気軽にお越しください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。