ローファーを微調整

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今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。

そんなお休みですが、なにかとやらなくてはいけないことがありまして、午前中から工房に行ってきました。

何をしに行ったのかと言いますと、ウチの高校生の娘が学校に行く時に履くローファーを買い換えまして、なんとなく勘の良い方はおわかりだと思いますが、そうですそのローファーの調整をしに行ってきたのでした。

ローファー

こちらがウチの娘が購入したハルタのローファーです。

これまで履いていたものは合皮のものでしたが、今回はどんな違いがあるのか気になりまして本革のものを購入です。

ローファー

早速インソックを取り外しました。

この価格で販売してくれているのは本当に感謝でしかありません。

確かに使っているスポンジやインソールは高価なものではありませんが、それでも本革を使ってこの価格は素晴らしいの一言です。

ローファー

剥がしたインソックからパターンを作り、

ローファー

全敷きを半敷きにして前側は牛革のライニング材を使って滑りにくくしました。

ローファー

適当な形に切って両面テープで貼り付けて完成。

ローファー

また、ウチの娘は特に左足の厚みが薄く甲がユルユルだったので、左足のインソックの裏にこちらのヌバックの革を貼って厚さを増しました。

ローファー

インソックのカカトの部分に貼るスポンジは、ちょっと耐久性が高いスーパーユーラッシュを使用。

これは、私たちシューリパブリックの靴に使っているもので、10年くらい履いてもほとんど潰れないという大変耐久性の高い素材です。

ローファー

このあと、インソックの裏側に両面テープを貼り、靴にセットして完成です。

ローファー

とりあえず違和感もなく、ウチの娘に試しに履いて貰ったらOKとのことでした。

ローファーって殆ど調整することができないのでなかなか難しい靴なのですが、どうして日本では高校生の制服に合わせるようになったのかとっても不思議です。

ちゃんと靴ひもを締めて・・・といったところで全員がそんなふうに履いてくれるとは思いませんが、初めから履きにくい靴を指定するのってちょっと変だと思います。

ちなみに、かつて私がイギリスにいたころの女子高生はほとんどの子がドクターマーチンの8穴の黒いブーツを履いていて、当時流行っていたからかもしれませんが日本でももう少しちゃんと履けるような靴を選んだらよいのにとつくづく思います。

ローファーって調整ができないためほとんどの子がきつい靴を履くか、もしくはパカパカしながら履くかということになります。

成長期の子がきつい靴を履いても緩い靴を履いてもどちらにしてもしっかりと足の指を使って地面を蹴って歩くような歩き方ができなくなり、足だけでなく健康面から見ても好ましくないのです。

足に合っていない靴を履くと気持ち悪くて歩きにくいという感覚を持ってもらえるようになると良いのですが。

なかなか難しいですね。


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