ポストミシンで縫えるものと縫えないもの

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余談ですが、自宅のシャッタのカギが調子悪くなってしまったのをきっかけにいろいろと勉強しまして、この数日で鍵に関してだいぶ詳しくなりました(と言ってもあくまでも素人のレベルですが)。

自宅のシャッタのカギはディンプルキーというタイプで、最近はこのタイプが多くなっていますよね。

私の場合は、選択肢がこれ一択だったのでこれになりました。

そのシャッターのカギが、シリンダーに刺さるのに回らないという症状が出てしまい、あれやこれやと調べてみたのですが、最初はキーシリンダー内部のピンが固着してしまったのではないかと思いまして、何か潤滑油を使ってみたらよいのではないかと思ったのですが、

調べていくうちに、適当にCRC5-56などをシリンダー内に吹き付けるとゴミがたまってしまってかえってトラブルになるということが書いてあり、作戦を変更しました。

ただ、多くのケースではキーが刺さっても回らないというのはシリンダー内の汚れが原因とのことなので、まずはモノタロウで買った洗浄スプレーを使ってみることにしました。

キーシリンダーのアッセンブリーを取り外し、これでもかと言わんばかりにキーシリンダーに向かって洗浄スプレーを吹き付けたところ、何やらベトベトしたものが流れ出て、その状態で一度はキーを刺してシリンダーは回るようになりましたがまたしばらくすると回らなくなってしまいました。

なんとなく症状の原因が詰めてきたので、再度洗浄スプレーを先ほどよりもたくさん吹き付け、シリンダー内部を完全に洗浄してみたところ、キーを回せばスムーズに回るようになりました。

おそらく、古いグリスなどが固着してピンがスムーズに動かなくなっていたのでしょう。

キーが回らない状態で無理矢理回そうとすると、シリンダーを壊すかキーを折ってしまうので気を付けましょう。

この後は、新しい潤滑剤を吹き付けて完了なのですが、ディンプルキーと一般的なキーでは吹き付ける潤滑剤が異なるそうで、より繊細なディンプルキーは専用の潤滑剤を使う必要があるとのこと。

近所のホームセンターに行き、専用の潤滑剤を購入し、適量をシリンダー内部に吹き付けて作業が完了です。

ちなみに、洗浄スプレーは塗装を傷めてしまうことがあるそうなので、キーシリンダーなどに吹き付ける時には、シリンダーをシャッターから取り外しておこなったほうが良いようです。


さて、今日は私たちが使っているポストミシンで縫えるものと縫えないものをお伝えしたいと思います。

というのも、私たちシューリパブリックでは製作した靴の修理をお受けしておりますが、中にはできるものとできないものがありまして、どのような修理ができるのか、もしくはできないのかをお客様に知っておいていただきたいと思うのです。

ポストミシンとは、私たちが普段靴のアッパーを縫うのに使っている工業用ミシンの名称で、最近はこのタイプのミシンを使っている方が多いと聞いています。

修理

まずは、シューズの履き口の後ろ側のトップの部分。

ポストミシンは、写真のような形をしていまして、下糸がある部分がポスト上になっているのでそう呼ばれているのですが、ポストの高さは20センチ弱でその下はテーブルになっています。

なので、シューズのカカトの部分は写真のようにテーブルに当たってしまって縫うことができません。



つぎは、シューズの履き口のくるぶしの部分です。

これなら何とか縫えそうです。



つぎは、シューズのハネの縁の部分。

これも大丈夫そうです。



つぎに、ブーツの履き口の後ろの部分ですが、これは比較的問題なく縫えそうです。

ただ、あまりこの部分の修理が必要なことってないんですよね。



同じくブーツの履き口の横の部分ですが、後ろが縫えればこちらも大丈夫です。



そして最後にハネの部分ですが、ブーツは比較的余裕だったのであえてヒモは外しませんでしたが、問題なく縫えます。

実際に、縫ってある糸が切れたときに修理ができるのは、ブーツの履き口が中心になります。

シューズは、ちょっと難しそうです。

修理屋さんは、八方ミシンという修理専用のミシンを持っていて、それなら結構自在に縫うことができます。

こんな感じになりますので、もし修理が必要な時にはどこに持っていくのが良いのか判断する参考になさってください。

お知らせ

【お知らせ 1 】

昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 2 】

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。

ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、

前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。

靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。

こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。

詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。

ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。

まずはメールやお電話でお問い合わせください。


【お知らせ 3 】

オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。

ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。

詳細は、こちらをご参照ください。


【お知らせ 4 】

期間&足数限定 出張計測費用かかりません☆プラン を試験的に実施します。

これは、新型コロナウィルスの影響で多くのお客様が靴のご注文のために私たちシューリパブリックの工房にお越しいただくのが難しくなってしっまったため、先にオンラインで打ち合わせをおこない、新型コロナウィルスが多少落ち着いたころにお客さまの元へお伺いし、足の計測をさせていただくというプランです。

今回は試験的に特別な費用はナシで実施させていただきます。

あまり頻繁に工房を空けられないので、足数が限定となります。
ご了承ください。

今のところ、お伺いするエリアは関東の一都六県を予定しておりますが、スケジュール的に都合がつけば多少遠くても行けることもありますので、ご興味をお持ちいただいたお客様は是非お問い合わせください。

福島や長野、新潟も比較的行きやすいので、場所によっては可能になります。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【お知らせ 5 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。