ライニング

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その前に、今年の春もまたいくつかのイベントを予定しています。

最も近いところでは、3月3日(土)と4日(日)に長野市のIVY PRODUCTSさんで開催するオーダー会&足の計測会(仮称)です。

オーダーメイドの靴に興味を持っていただくことも非常に嬉しいのですが、

靴が合わないとか、長時間履いていると足が痛くなるなど、靴に関するご相談も受け付けておりますので、

ぜひこの機会にイベントにお越しいただいて、一緒に問題を解決しましょう。

靴をオーダーしていただくことばかりが私たちの仕事ではなく、

靴の専門家として、靴で困っていらっしゃる方々の問題を解決するのも、私たちの役割です。

来ていただいたからと言って、靴を買っていただいたりオーダーしていただく必要は全くありません。

お気軽にお越しいただければ幸いです。

 

さて、今日のテーマはライニングです。

ライニングとは、靴の内側の素材のことです。

このライニングひとつで、靴の良し悪し、履き心地の良し悪しが大きく変わってきます。

ライニング

こちらはオックスフォードですが、私たちシューリパブリックの靴のライニングはすべて素上げのタンニンなめしベースの牛革を使用しています。

ライニング

素上げ?タンニンなめし?牛革?それってほかのものと何が違うのかということになりますが、

もし手元に靴がありましたら、ちょっとご覧になってみてください。

靴のライニングは前半分と後半分に分かれていることが多く、前半分がヴァンプライニングと言い、後ろ半分がクォーターライニングと言います。

多くの既製品の靴の場合、品質を追求しつつもコストダウンをしていることが多く、

一般的に言うと、靴の場合はパッと見て見えにくいライニングやインソール、そして靴の内部の素材のコストを削っていることが多いようです。

実際、ライニングやインソールは直接(靴下を介しますが)足に触れる部分であり、履き心地に大きく影響する部分です。

また、見えないパーツは靴のクオリティの直結するものですので、そんなところでコストダウンをしてはいけません。

でも、量産品の場合は売れてナンボですので、見た目を重要視するのはある意味仕方ないのかもしれません。

対して少量生産の場合、コストをちょっと削ったところで大したメリットもありませんし、むしろそれなら良いものを作ってお客様にもう一度買っていただいた方がメリットがありますから、

殆どの少量生産の場合は徹底的に良いものを作っています。

で、ライニングに戻りますが、素材は「豚革」「馬革」「牛革」とありまして、どれが良いかと言えば耐久性や見た目、そして実際に履いた感覚で言えば牛革が良いと思います。

その分、価格も高くなります。

素上げというのは、表面の仕上げに関してトップコートをしていないモノを言い、特徴としては汗などの水分を吸収しやすいと言えます。

ライニングは、靴の中が蒸れないように、しっかりと汗を吸収する素上げのものが好ましいと言えます。

ただ、色によっては靴下にうつってしまうケースもあり、そんなことを懸念してメーカーによってはあえてトップコートがしてある素材を使うこともあります。

タンニンなめしというのは、革のなめし方のひとつで、昔から行われている方法です。

それに対して、薬品を使うクロムなめしというものもあります。

クロムの場合、アレルギー反応を起こす方がいると聞いたことがあり、それらの予防のためにタンニンなめしのライニングが多く使われているようです。

スペック的なことはそんなところになりますが、

私たちシューリパブリックで使用している牛革のライニングは、一般的に使われているモノに比べて肉厚で、非常にしっかりしています。

ライニング

ヴァンプライニングまで同じ肉厚の牛革のライニングを使っていますので、非常に優しい履き心地を実感していただけるはずです。

私は、靴は快適に歩くための道具だと考えていますので、見えないところの素材のコストをカットしたりするのは、好ましくないと思っています。

見えるところは見たままで、見えないところはお客様が心配する必要のないものというのが基本です。

むしろ、履いて歩くことを目的としているのですから、見えないところにこそ十分に良い素材を使って十分に手をかけるべきだと思っています。

ちょっとしたこだわりです。

 

お知らせ

3月3日(土)4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、実際に靴を製作するパフォーマンスなども行う予定です。長野初のイベントですので、長野の皆様に仲良くしていただけるよう楽しいイベントにしたいと考えています。ぜひお越しください。

3月18日(日)には、自由が丘のRifare自由が丘店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。都内や神奈川県にお住いの方、ぜひいらしてください。

4月21日(土)には、大阪北堀江のRifare大阪店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。大阪近郊にお住いの方、ぜひいらしてください。

4月22日(日)には、神戸三宮のSUNさんにて、シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のオーダー会を開催いたします。神戸近郊の皆様、ぜひお越しください。

どのイベントも、オーダーするしないにかかわらず、靴に興味があるとか、靴のフィッティングに問題を抱えているとか、とにかく作り手である私たちに質問を投げかけたり、相談したりということも大歓迎です。
もしかしたら一緒に問題を解決ということになるかもしれませんが、何かしらお役に立てるのではないかと思います。
おばあちゃんが、ご近所のおうちの縁側にお茶を飲みに行くような感覚で、ぜひお気軽にお越しください。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは mail info@shoe-republic.com です。


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“ライニング” への2件のフィードバック

  1. AS より:

    この考え方に大いに共感を覚えて、数足作らせていただきました。
    今後もぶれずに宜しくお願い致します。

    • shoe republic より:

      ASさん、コメントありがとうございます。
      そもそもが、そういう本質的な部分を大切にしたモノづくりをしたいと思ってこの仕事をしています。
      ASさんのように共感していただけるお客様に支えていただいて、本当にありがたいです。
      今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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