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ウェルト

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


今日は用事があって、友人である松戸のトンリョウさんに行き、その帰りに浅草へ行って材料を仕入れてきました。

仕入れてきたのはコチラ。

ウェルト。

ウェルトって、思いのほか未知の部分ではないでしょうか?

ビスポークのウェルトは、作り手が自分で加工して作るとか、とっても幅の広いものを使って必要に応じて切り落とすとか、

ビスポークに関してはいろいろと情報が発信されていますが、

私たちシューリパブリックで使っているのは、いわゆるグッドイヤーウェルテッドで使うウェルトです。

幅が約13mm、厚さが約3㎜。

特注品ではなく、普通に既製品として流通しているものです。

これで十分。

たくさん作られているから、必要な時にもすぐに対応してもらえますし、

たくさん作られているから、製品にばらつきもありません。

私たちが取り扱っているウェルトの種類は、写真の平ウェルトのほかにLストームという形のものがあり、

それぞれに黒と茶があります。

あまり種類を増やさないことも、いろいろな意味で大切なこと。

じつはこのウェルト、ヌメ革を使って作られています。

ヌメ革の特性を挙げると、あの有名ブランドのカバンの持つところをイメージしていただければ良いのですが、

経年変化で色が濃くなっていくことや、硬くなっていくこと、場合によってはひび割れたりすることもあります。

そうならないようにコバ面や表面に塗装をするわけで、極力日焼けから守ることが大切です。

となると、履いていてコバ面の塗装が剥げてしまうと、どうしても劣化しやすくなりますし、

ほったらかしで全然メンテナンスをしないと潤い成分が抜けてしまい、割れやすくなってしまいます。

そんなことから、ずっと履いていればオールソール交換が必要になるわけですが、1回目、ないし2回目のオールソール交換の時には、

ウェルトも一緒に交換してあげても良いかと思います。

ハンドソーンウェルテッドの構造上の特性を考えると、1回目のオールソール交換の時にウェルトも交換して糸を締め直してあげることをお勧めします。


お知らせ

【 お知らせ 1 】

10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。

お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、

どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。

また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。

サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。

ぜひ、この機会にご覧ください。

靴に関するご質問もウェルカムです。


【 お知らせ 2 】

11月9日(土)と10日(日)に、Rifare大阪店さんにて恒例のイベントを開催いたします。

Rifare大阪店さんがグランフロントに移転して2回目のイベントとなります。

梅田の駅からすぐですので、ぜいお立ち寄りください。

詳細に関しましては、後日改めましてお知らせいたします。


【 お知らせ 3 】

11月17日(日)に、Rifare自由が丘店さんにて恒例のイベントを開催する予定です。

今回も、お客様の足の計測をさせていただき、靴選びのアドバイスをさせていただいたり、どうして靴が合わないのかを計測結果から究明いたします。

また、ご希望があればシューリパブリックのオーダーメイド靴のご注文も承ります。

詳細に関しましては、後日お知らせいたします。


【 お知らせ 4 】

12月6日(金)と7日(土)に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。

前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。

詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。


【 お知らせ 5 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

 




 

 

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