クルマのタイヤをスタッドレスから夏タイヤに戻しました。
昔はあれこれ準備をして作業をして、全部片づけて空気を入れるまでなんだかんだで時間近くかかっていましたが、ここ数年は油圧のジャッキを購入したり効率の良い空気入れを購入するなどで、スタートから片付けまで1時間以内で終わるようになりました。
油圧ジャッキは、タイヤ交換をする方には絶対にお勧めです。
ちなみに、私が使っているジャッキはマサダ製作所のシザーズジャッキというもので、1000kgまで上げられるものです。
油圧ジャッキをお勧めする理由は、単に作業効率が上がるだけではなく、いわゆる車載ジャッキはそう何度も使用する前提で作られていないものもあるということを聞いたことがあり、もし仮に年に2度4本のタイヤ交換をしたとすると、5年で40回使用する計算になるわけで、場合によってはトラブルにつながるリスクもあるのです。
そんな理由からジャッキは安心して使えるものを用意しておきたいと思っています。
タイヤを交換して、試しに少し走ってみたのですが、やっぱり夏タイヤはイイですね。
スタッドレスタイヤの柔らかい乗り心地から比べると氷の上をスーっと滑っているようで、こちらの方が走っていて楽しいです。
それから、今日仕事をしながらラジオを聴いてったところ、J-WAVEの特番がそろそろ終わりそうなタイミングで小山薫堂さんがとってもステキな話をしていました。
それは、以前に小山薫堂さんが物理学者の湯川秀樹さんの娘さんからの家に呼ばれてお邪魔したときに、湯川先生の部屋に色紙があり、それには・・・、
「一日生きることは、一歩進むことでありたい。」
と書いてあったとのことでした。
それもアップグレードなんですよね。
ほんのちょっとだけでも構わないから、小さなアップグレードを重ねていきていきたいものです。
さて、今日はお客様からお預かりした靴のオールソール交換+ウェルト交換の作業をしていました。
これは、ソールやウェルト、シャンク、そしてボトムフィラーなどを外したところです。
このあと新しいウェルトを縫い付けて、シャンクをセットし、新しいボトムフィラーを入れてからソールを貼ってだし縫いをかけ、ヒールを取り付けて削って完成になります。
まだちょっとかかりそうですが、キレイに仕上がるのが楽しみです。
このウェルトまで交換するオールソール交換修理も、言ってみればアップグレードなのかもしれません。
履き込んで足の形に馴染んだインソールはそのままで、ボトムフィラーやソールが新しいものになるという、あっちもこっちも望みが叶うようなものです。
ドラえもんのひみつ道具のひとつで、「バイバイン」のようなものです。
のび太くんが、栗まんじゅう食べるとおいしいけどなくなってしまうし、食べなければまだあるけどおいしくない、この悩みを解決するのがバイバインです。
栗まんじゅうが5分ごとに倍に増えていくわけで、食べてもなくならないという、のび太くんの困りごとを見ご世に解決したわけです。
このケースはちょっと違うかな?
いずれにしても、オールソール交換+ウェルト交換の修理はいろいろな面でとってもおススメです。
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