先日、あるクルマ関係のネットのサイト(AUTO CAR JAPAN)を見ていたら、フォルクスワーゲンゴルフはエントリーグレードがちょうど良いという話がありました。
私自身もゴルフに乗っていますし、エントリーグレードが最高というのは全く同感なので興味深く読んだのですが、
その記事によるとゴルフにはスポーティーなGTIやRというグレードがあり、ゴルフのスポーティーグレードは50年くらい前から性能が良く仕立ても良く、大変素晴らしいクルマではあったものの、普段使いするのならそんなに目くじらを立てて運転する必要がなく、維持費が安く乗り心地が柔らかくリラックスして運転できるエントリーグレードの方が良いよねという話でした。
私が乗っているゴルフも決してスポーティーなグレードではなく、どちらかというと実用色が強めのもので、遠くまで荷物をたくさん積んでゆったりと運転して出かけることを目的に選んだのです。
私も若い頃には、クルマと言えば速いのがエライと言わんばかりの見方をしていましたが、速い代償として燃費が悪いことや車高が低い故に気を抜くとどこかで擦ってしまいそうなリスク、エンジンのパワーが必要以上にあると車体にかかる負担が大きかったりタイヤがすぐに減ってしまうなどのデメリットを目の当たりにすると、いやいや今のクルマって十分に速いからそこそこに速ければ良いんじゃない?と思うようになったのです。
なんでも良いものを選んでおけえば間違いないという考え方もありますが、クルマの場合はバランスも非常に重要な要素であり、オーバークオリティやオバースペックからくる重量の増加、車体への負担増加は決して良いとは言い切れないと私は思っています。
ゴルフのベーシックグレードは、ベーシックとは言え本当に必要にして十分な作りであり、実用を目的にするのであれば過不足ないどころか十分すぎるポテンシャルであるわけで、そういう意味からもゴルフのベーシックグレードは本当に過不足がなく、実用としてちょうど良いクルマと言えると思います。
過不足がないということであれば、私が時々クルマをいじる時の工具も過不足のないブランドのものを使っています。
高価なブランドならSnap-onやMAC Toolsなどの有名どころもありますが、私は昔からKTCやTONEなどのブランドを使っていまして、さらに最近ではモノタロウにもお世話になっています。
こちらは、つい先日購入したソケットレンチのセットですが、モノタロウではこれが数百円で買えるわけで、時々ちょっとした使い方しかしない私には十分なものだと思います。
そして、私たちシューリパブリックの靴も過不足なくちょうど良い実用の靴として製作しています。
普段から日常に履く靴として、気兼ねなく履いていただけるような仕様で作っています。
ちょっとくらい傷がついたって補修してあげれば良いじゃないという気持ちで履いていただきたいと思っています。
そう言えば、フォルクスワーゲンのラジオCMで、こんなことを言っていました。
でも、まだフォルクスワーゲンじゃない。
マットが砂だらけになったとき、
新品のシートにアイスがこぼれたとき、
その車はフォルクスワーゲンになる。
そうなんですよね、あなたの色に染まって初めてあなたの相棒になるわけです。
シューリパブリックの靴もそう。
汚れてしまったり、雨に降られたり、キズが付いてしまったりして、それであなたがメンテナンスをして初めてあなたの相棒になるのです。
作っている私たちは、あなたに過不足なく履いていただけることを願っています。
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