余談ですが、毎週水曜日はお休みなので、我が家では私がご飯当番です。
朝は結構ゆっくり寝ているので作れませんが、昼と夜は基本的に私が作ることになっています。
最近、おにぎりが急に食べたくなることがありまして、先日は鯖を塩焼きにしてほぐしておにぎりの具材にしました。
じつはそれはセイコーマート(北海道で有名なコンビニで、埼玉ですが私の地元にもあります)で食べたのがおいしくて、マネして作るようになりました。
娘の学校がお休みで3人分のおにぎりを作る時はご飯を1.75合炊きまして、これで6個のおにぎりを作ります。
私は道具に頼ることが多いので、おにぎりも型を使って作るのですが、これが結構厚みがあって大き目のヤツで、たっぷりの具材を入れて1.75合のごはんでちょうど6個のおにぎりができるのです。
海苔はおにぎりに巻かないで、小料理屋さんで〆に出てくるようなUの字に挟み込んでいるようなパリッとした海苔が好きで、ホント簡単なんですけどそんなおにぎりをよく作っています。
ですが、最近になってもう少し大きめのおにぎりの型が欲しくなっていろいろと探してみたのですが、私が使っているようなカドが丸く仕上がるタイプで大きめのおにぎりの型ってなかなかなくて、どうしたものかと考えているところです。
2つで1合くらいのおにぎりができるおにぎりの型ってないですかねぇ?
ふとおにぎりがおいしく思えるようになって、裸の大将のような大きなおにぎりが食べたいと思うのです。
さて、最近はキップの革の中でも結構よいものばかりを使うようになっているのですっかり忘れていましたが、先日ステアの革でベロを裁断したときに、昔イギリスの学校で教わったスカイヴィング(漉き)のことを思い出しました。
日本ではこういうパーツで切りっぱなしの部分は特にスカイヴィングをすることはないのですが、私が通っていたイギリスの学校ではraw edge(切りっぱなし)の部分のスカイヴィングというのもありました。
スカイヴィングは大きく分けて3つのやり方がありまして、ひとつがbeading(折り込み用)のスカイヴィング、ふたつめがunderlay(貼り込みの時の下側に来るパーツ)のスカイヴィング、そして3つ目がraw edge(切りっぱなし)のスカイヴィングです。
折り込みや貼り込みのパーツを漉くのは容易に想像できますが、切りっぱなしの部分を漉くというのはどういう意味なんだろうと思ってしまいますが、じつはイギリスでは比較的大きな革(成牛の革、ステアなど)を使うことが多く、もしくは日本でいうキップでも部位としてあまり良くない部分をベロなどに使うこととされていまして、そういう場合にはナイフでキレイにクリッキングをしてもどうしても革の裏面のボソボソしている部分が残ってしまうのです。
これがキレイに隠れてくれれば良いのですが、場合によっては見えてしまうことがあるので、見た目が汚くならないようにraw edgeのスカイヴィングがあるようです。
それならベロも目の詰まった良い部位を使えばよいのではと思うかもしれませんが、クリッキングの決まりとしてヴァンプ(つま先のパーツ)やキャップがあればキャップを最優先として一番良い部位を使い、次にクォーター(半分から後ろ側のパーツ)を使い、あまり目立たないパーツやベロなどは良くない部位を使うということになっています。
これは、大切な牛の革のすべてを無駄にすることなく使うという意味であり、さらにベロは靴ヒモが甲に当たって痛くなるのを防ぐことが目的なので、むしろ革の端っこの方のクタクタしている部位の方が適していて、ある意味合理的な使い方でもあるのです。
もしかしたら気持ち的には自分の靴だけはベロも最高級の部位を使ってほしいと思う方もいるかもしれませんが、大切な革を無駄なく使うということからもぜひこのことはご理解いただいて、足並みをそろえていただきたいと思います。
そんなことをふまえて、イギリスでは切りっぱなしでもスカイヴィングをしている、むしろそうする必要があるということを知っておいていただけると良いかもしれません。
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