だし縫いは機械縫いがおすすめ

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といっても、これはあくまでも考え方による部分もあり、さらには好みによる部分もあることなので、

一概にそうと言い切ってしまうはちょっと違うのかもしれません。

でも、私個人的にはだし縫いは機械で縫ったモノが良いと思っています。

ちなみに、だし縫いとはグッドイヤーウェルテッドやハンドソーンウェルテッドの靴を作るうえで必要な工程で、

ウェルトとソールを縫い合わせる作業のことです。

このステッチです。

だし縫いは機械で縫ったほうが良いという理由は、

まず、機械で縫ったほうがピッチやテンションが安定すること、

機械縫いの場合、上糸と下糸でロックステッチで縫うのですが、縫い方の構造の関係で底面に出ている糸が擦り切れたとしても、

ロックがかかっているため、簡単にはソールが剥がれることがないこと、

そして、何よりも作業の時間が片足数十秒で完了すること(手縫いだと糸を作るところから始めて小一時間くらいかかるかと思います)、

さらに言ってしまえば、合成ゴムのソールを縫う場合、手縫いでは針が通りにくくてかなり困難なこと。

このような理由が挙げられます。

つまり、実用面からみればだし縫いは機械縫いのほうが合理的であり、それはコストに直結していて、価格も安く抑えることができるということです。

しかしながら、靴に求めるものは実用面ではないこケースや合理性ではないケースもあるかと思いますので、

そのような時には、よりピッチを細かくすることができる手縫いが生きてくるわけです。

私たちシューリパブリックの靴は、実用性を追求していて、自ずと製作工程における合理性も必要になってきますので、

求めるものに対してクオリティが落ちないのであれば、機械を積極的に使って製作します。

 

 

お知らせ

【 お知らせ 1 】

7月19日(金)と20日(土)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにて恒例のイベント開催です。

その中で、19日(金)の夕方からゆるーい感じで軽く催しをやろうかということになりました。

詳細は、後日お知らせします。

【 お知らせ 2 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

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