年が明けてからあっという間に2月になり、春はもうすぐそこといったところでしょうか。
まだまだ寒い日が続いていますが、気持ちは春に向けて準備をしていきたいと思っています。
今日ご紹介するのは、またグリーンの革です。
この革は、あのELBAMATTでも知られるTempesti社のTEXASで、色は#verdeという深い方のグリーンです。
このTEXASは、表面に少しだけバフ加工を施していてヌバックと間違ってしまいそうな雰囲気ですが、実際にはそれほど深いバフではなくなかなか良い雰囲気をさりげなく出すような加工です。
そもそもこのTEXASのコンセプトは、
「アメリカのカウボーイたちが長年使い古した革製品の雰囲気を革で表現した」
というもので、すでに革の時点でイイ感じの雰囲気がにじみ出ています。
表面にバフ加工を施していると言っても、こうして見てもほとんどわからないくらいですね。
しかしながら、表面にバフ加工となれば使い込んだ時に表面に亀裂が入りにくくなるというメリットがあり、これは実用として考えるとかなり大きなメリットなのかもしれません。
裏側は、Tempestiの革らしく十分な厚みがあるものを指定の厚さに漉いて作っていることがわかり、生地もかなりしっかりしています。
革の厚さは、商品説明では2.0㎜厚となっていますが、実際に計測したら2.2㎜ほどありました。
そこそこ厚みがあるので、カッチリとした履き心地の靴がお好きな方には最適ですね。
グリーンの革で靴を作るとなると、どんな時に履いたら良いのかとか、どんな服に合わせればよいのかなどという心配をよく聞きますが、普通に黒い靴と同じように履いていただければ良いですし、普通に黒い靴を履くときに着る服に合わせていただければ良いと思います。
つまり、グリーンだからと言って何か特別な違いがあるわけではなく、普通に履いていただければ良いと思います。
グリーンの革で作るデザインとしては、チャッカブーツでもギブソンブーツでもどんなデザインでもとってもキレイにまとまりますし、ちょっと個性を出すのであればフルブローグのブーツなどもオモシロいのではないでしょうか。
私だったら、ベーシックな感じのチャッカブーツが良いかなって思います。
Lストームのウェルトをつけて、ソールをちょっとだけ厚くして、思いっきり普段に履けるような仕様にしたいですね。
みなさんはどんな仕様にしますか?
今年はグリーンがひときわイイ感じに見えています。
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