休日のお散歩はカスリーン公園へ

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今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。

そして、このお休みを利用して地元加須市にあるカスリーン公園へ行ってきました。

カスリーン公園とは、昔々昭和22年に上陸したカスリーン台風によって利根川の堤防が決壊し、大変な被害が出たことがあるのですが、その決壊した地にある公園です。

カスリーン台風は、もしかしたら社会科で習ったという方もいらっしゃるかもしれませんが、この場所で利根川の堤防が決壊してその水が下流へと流れ、埼玉県内にとどまらず、東京都の足立区や葛飾区、そして江戸川区においても被害が出たとのこと。

カスリーン公園

今では、その決壊の場所にこのような記念碑が建てられています。

カスリーン公園

カスリーン公園という名前ではありますが、実際には公園らしい感じではなくこのような記念碑と、

カスリーン公園

後はこちらの建物が建っているだけの場所になります。

この建物、いったい何の目的でどんな役割を果たしているのかよくわからないのですが、近づいてみるとこんな感じで、

カスリーン公園

天井に大きな穴があいていました。

カスリーン公園

この場所は、利根川の土手の上にあるためまぁまぁ景色がよく、遠くには群馬の山々を見渡すことができます。

カスリーン公園

また、利根川の土手にはサイクリングロードが整備されていて、これが結構キレイなので風が強くなければ快適に走ることができます。

とまぁこんな感じでカスリーン公園をざっと見てきたのですが、このあたりはスーパー堤防の工事が進められているようで、その説明書きがありました。

首都圏氾濫区域堤防強化対策という事業のようですが、簡単に言ってしまえば利根川の河口に向かって右側、つまり埼玉側の堤防をスーパー堤防にして強化する事業のようです。

詳しくはこちらをご覧ください。

このあたりの地形は、利根川と渡良瀬川が合流し、少し下流には栗橋付近に宇都宮線の鉄橋があります。

つまり、流域面積の大きい利根川と渡良瀬川が合流する地域は、大雨が降った時には水量が大幅に増え、水害が起こる危険性があり、さらに宇都宮線の鉄橋に流れてきた漂流物が引っ掛かるとさらに危険度が増してしまうのです。

実際、昭和22年のカスリーン台風の時もそのパターンで堤防が決壊したと言われています。

そんな地域であるため、再び災害が起こらないように堤防を強固なものにする工事が進められているのだそうです。

じつは、令和元年の10月には台風19号の影響でこの地域はかなりの大雨が降り、利根川の水位はカスリーン台風の時の水位を超え、堤防の限界ギリギリまで到達したそうです。

もし、この時にスーパー堤防になっていなかったら、おそらくまた決壊していただろうと言われています。

じつは私もこの時のことは鮮明に覚えていまして、令和元年の7月に引っ越しをして間もないころで、真夜中に行政から避難を促す連絡が入り、特に加須市内でも北川辺という水害にやや弱い地域の方々が避難するために利根川を渡る橋が大渋滞していたと聞きました。

私が住んでいる地域は、利根川のすぐ近くではありませんが、ハザードマップを見るとそうそう安心してもいられない地域なので、いざという時にはどうしたら良いのか日頃からの準備が不可欠になります。

工房がある地域は、市内でもまだ少し高いエリアになり、さらに工房の土地自体が道路よりも1メートルほど高くなっている(もともとこの地域は工房の土地の高さだったのが、区画整理で道路を作る際に掘ったので低くなったと聞いています)ため、多少安心なのかなぁって思っています。

いずれにしても、いざという時のために準備は必要ですし、いざとなったらどのようにしたらよいのか自分が住む地域や職場の周りのことをしっかりと把握しておくべきなのでしょう。

ポータブル電源、もうひとつ買っておこうかなぁ・・・?

 

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