今日は3月11日、西日本にお住いの方にはあまりピンとこないかもしれませんが、東日本に住む私たちには忘れられない日です。
14年前の2011年3月11日に、東日本大震災が起こりました。
もう14年も経つのですね。
あの日は町中の電気が消えて、信号も消えて、まだスマホもなくてPCのネットもつながらず情報を得ることもできず、電話回線はパンク状態でつながらず、これからどうなっちゃうんだろうって思うばかりでした。
幸い、普段からアウトドアが好きでキャンプに行っていたので、アウトドア用のランタンをぶら下げてガスでご飯を炊き、最低限の食事はとることができました。
あの時に経験したことを教訓に、少しずつ災害に備えて準備をしています。
食料は少し多めに買っておくようにしたり、もし万が一大きな地震があっても穏やかな気持ちで過ごせるように甘いものやちょっとしたお菓子を常に用意しておいたり、カセットコンロをすぐ使えるように準備しておいたりと、なんとなく要領を得た感じです。
でも、実際に大きな地震が起きたり、もしくは何かの災害が起こったとしたら、これっぽっちの備蓄ではおそらく全然足りません。
ポータブル電源はあるけれど、これでは満足にお湯を沸かすこともできないし、もし仮に1000Whのポータブル電源があったとしても100Wのものを使ったとしたら10時間ほどでバッテリーを使い果たしてしまいます。
やはり熱を必要とするものはガスを使い、電気は明かりとスマホの充電用とするのが良い気がします。
スマホやPCの充電用としては、PD対応のモバイルバッテリーがお薦め。
でも、それよりも何よりも大切なのは、大きくへこまずにいられる心です。
心配ばかりでは気疲れしてしまいます。
クルマのガソリンが無くなってしまったらと考える前に、自転車で遠くに行ける体力を身に着け、職場で被災したらと心配するよりも、もし万が一そうなったとしても最悪歩いて帰ることができるくらいの健康な脚力を備えることが大切だと思います。
ここで靴屋として皆さんにお伝えしたいことがあります。
いつも書いていることですが、長い距離を歩くにはスニーカーよりも底の硬い革靴の方が適していると言えます。
ただ、それには条件があって、普段から革靴を履き慣れていて、そのうえで足に合った靴を履いていること。
この条件をクリアしていれば、スニーカーよりも革靴の方が安定して長い距離を歩けるはずです。
いざという時に必要なのは、自分たちを助けてくれる道具やグッズかもしれませんが、それとともに自分たちがそれらを使いこなせる能力を兼ね備え、十分に自分たちの身体も鍛えられていることではないでしょうか。
目標として自分のことは自分で助けられるように、何なら困っている誰かも助けられるように、もしダメだったら助けてもらうこともあるかもしれませんが、できることはできるところまでやっておきたいところです。
あちらこちらから今年は災害が起こるかもしれないという話が聞こえてきます。
いざという時に何とか生き延びる事ができるよう、普段から準備を進めておきたいものです。
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