数年前までは、我が家の夏休みと言えば家族で長野市の飯縄高原キャンプ場に行って一週間くらいテント生活をしていましたが、コロナが流行り出したころからキャンプ人口が増えたこともあり、普通に旅行に行くというスタイルになりました。
3年前は、当時中学2年の娘がもうそろそろ家族と一緒に旅行をするのもこれで最後だろうということで奮発して行ったのですが、それからなぜか毎年「今年が最後」と言いながら旅行に行っています。
娘も高校2年になり、おそらく今年が最後だろうということで、今年こそなるであろう最後の家族旅行に行ってきました。
今年のテーマは、娘の島根在住のアニメ友達に会うということで、これまでにない長距離の移動であり、もう行く前から大変だということは十分にわかっています。
さすがに一日で島根まで行くのは難しいので、初日は岡山県の津山市で一泊します。
それでも津山市までは、私が住む埼玉県北部から約700キロというとてつもない距離です。
朝3時過ぎに自宅を出て、ひたすら西へ向かって新東名、伊勢湾岸道、そして中国自動車道を走り、津山に到着したのはちょうどお昼ごろでした。
我が家では、特にその土地の名物にこだわりがなく、お昼ごはんは馴染みのファミレスでいただきました。
ちなみにこちらは津山駅です。
わざわざ駅まで行かずに、ファミレスの駐車場から撮っているあたりから、肩の力が抜けているのがお分かりになるかもしれません。
津山駅は姫新線と津山線が乗り入れる駅で、旧国鉄型車両のキハ40系も走るとってものどかな駅です。
また、駅の西側にはかつて使われていた扇形車庫と転車台があります。
ちなみに、我が家の旅行はスケジュールをほとんど決めず、とりあえず宿だけ押さえて観光する場所は前日、もしくは当日に決めるというとっても緩い旅行のスタイルです。
そんな感じなので、食事をして向かったのは津山市の出雲街道に面した歴史を感じられそうな地域。
津山市は城下町なだけあって、道はクランクになっているところがとっても多く、さらにこのような建物も多く残っていて大変風情があります。
ちょっと路地に入るとこんな感じ。
近くを流れる吉井川。
こちらは、ウチの娘がぜひ行ってみたいと言っていたコーヒースタンドの福寿湯さん。
本当に銭湯だったところを改装されたのだとか。
私は行きませんでしたが、家族の話によればとってもステキな店主さんとのこと。
関東から離れるとヤマザキパン以外のパンの会社を見かけることが多く、私の楽しみのひとつになっています。
以前青森に行った時には工藤パンがあって、今回岡山ではフランソワがありました。
パンだけではなく、地方に行くと醤油やお味噌など、関東では目にすることがないブランをの商品を見かけることがあって、それもやはり楽しみなんですよね。
このあと、津山のイオンに行って少し涼んでから宿へ向かいました。
2日目は少し余裕のある行程で移動距離も少なく、その日の宿泊地である出雲市へ向かいます。
ただ、私の全都道府県コンプリートに向けてまだ訪れたことのない鳥取県にぜひ今回の旅行で行ってみたいということで、まずはどこでも良いので鳥取県に向かいます。
途中でネタのために立ち寄った蒜山高原サービスエリア。
これ、なかなか読めないですよね。
蒜山(ひるぜん)高原と読みます。
蒜山高原は乳製品が有名で、関東で言えば那須高原のようなイメージでしょうか。
ソフトクリームがとっても美味しそうでした。
その後、右手に大山(だいせん)を見ながら初鳥取県の境港市に向かいました。
境港と言えば、べた踏み橋こと江島大橋が有名ですが、今回は時間の都合で行けず。
そして、もうひとつ私が山陰に行ったらぜひ行ってみたいと思っていたお店がありまして、安来市にあるカフェロッソビーンズストアというかなり有名なカフェなのですが、こちらも時間の都合で行けず。
次回、リベンジしたいと思います。
次に行ったのは、最近できたという「観光牧場やぎのいえ」です。
ここには山羊を中心としてたくさんの動物がいます。
ブタもいますし、
アヒルもいます。
エミュウがいい顔していますね。
もちろんヤギもいます。
入場の際に餌となるニンジンをもらい、動物たちにあげることができます。
ガラス越しとか柵越しなんていうレベルではなく、間近で動物たちと触れ合うことができます(餌は柵越し)。
ブタのお母さんと前日に生まれたばかりの子ブタたち。
子ブタたちは、まだ生後1日なのにしっかりと歩いていて、動物ってたくましい。
次に向かったのは、庭園日本一を21年も続けて受賞している足立美術館です。
手入れが行き届いた庭園は、もう後ろの方の山までがひとつの絵のようです。
「これ、ワシのじゃ。」と言っているかのよう。
この足立美術館は、内容が濃すぎて全て割愛させていただきます。
ぜひ一度行ってみていただきたい素晴らしい美術館でした。
3日目は、娘がお友達と一緒に観光するので、私たち夫婦で気ままな観光です。
私はあまり興味がなかったのですが、出雲に行ったらとりあえず寄って行けと言われそうな出雲大社へ。
入って早々に大きな鳥居があって、
参道は続きます。
とにかく何を見てもとっても立派で、おまけに入場料とか拝観料とかそういった類のものが全くなくて、素晴らしいところです。
いなばの白うさぎの話は、このあたりのお話のようです(調べてみたら鳥取県でした)。
かわいいうさぎたちがたくさんいました。
出雲大社の拝殿。
そして大注連縄。
縄の断面はこんな感じ。
出雲大社を後にして、参道を歩いて行くと左側に一畑電車の出雲大社前駅があります。
一見駅には見えないような建物ですが、
しっかりと駅です。
改札がレトロでステキです。
奥に見えるのは、デハニ50系の車両。
この車両は展示車両で、実際に走るわけではありません。
調べてみたところ、デハニのデは電気車、ハは3等車、そしてニは荷物室を意味するようです。
中井貴一さんが出演する映画でも使われたと書いてありました。
今の電車に比べて、とってもシンプルですよね。
板張りの床がイイ雰囲気を出しています。
こんなに古い車両でも、今の電車と同じ連結器を使っていたのがちょっとビックリ。
その後は、まだ少し時間があったので鞆の浦という港の近くへ行ってみました。
みなさんも聞いたことがあるかもしれませんが、この近くには石見銀山という銀山があり、当時そこで採掘された銀はこの鞆の浦港から運び出されたのだとか。
その港は、このトンネルを抜けた先にあり、
こんなにコンパクトな港でした。
このあと娘たちと合流し、娘をピックアップしてこの日の宿泊地の広島へ向かいました。
ちなみになぜ広島なのかというと、ウチの家内が西の方へ行くのならどうしても広島のお好み焼きを食べたいと言いまして、家族全員その意見に乗ったわけです。
本場で食べる広島のお好み焼きは、やっぱりおいしかったです。
では、後半に続きます。
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