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ブラッシング

カテゴリー: Message:伝えたいこと

ブラッシング

私は寒いのが大嫌いで、暑いのも大嫌いなんですけど、とにかく冬の寒い時期は大変な着ぶくれをして寒さをしのいでいます。 なので、温かいコートが大好きで特にメルトンやツイードのコートを好んできています。 ウールのコートって毛布みたいで落ち着くんですよね。 そんなわけで、ウールのコートはとっても大切にしていまして、着る度に、いや着なくても気が向いた時も含めてシーズン中はよくブラシをかけています。 メルトンにしてもツイードにしてもしっかりとブラッシングをしておくと生地が傷みにくく、良い状態で永く着ることができます。 これは靴にも言えること。 靴に十分にブラシをかけることで、靴のアッパーが良い状態を保てます。 これってなぜだかご存知ですか? ちょっと調べてすぐに出てくる答えが、革にホコリが付くことで革の水分を奪ってしまうため、そのホコリを落として革を乾燥から守ってあげること。 これは非常に大切なことです。 でも実はもうひとつ理由があります。 それは、ブラシをかけることで革を揉んであげるような、いわゆるマッサージの効果があるらしく、結果として革の内部の水分や油分が安定するのだそうです。 物理的な大きな理由はこの2つのようです。 その他には、クルマの洗車と同じで頻繁に見てあげることで靴の状態を随時確認できるとか、靴に関心を持つことで日頃から靴を大切に扱うなど、二次的なメリットもあるのだとか。 いずれにしても、ブラッシングを頻繁にすることで靴を良い状態に保てるわけですから、ぜひこれは普段から心がけてやっていただきたいと思います。 ちなみに、ブラシに関してはいろいろなご意見がありますが、私は馬毛のちょっと大きめのブラシが適していると思います。 馬毛でもじつはピンキリで、馬の毛のどの部分か(毛先か元の方かなど)によって毛の硬さや質感が変わってくるため、あまり安すぎるものは避けた方が良いかもしれません。 ちなみに、私たちシューリパブリックでいま取り扱っているものは、1,600円くらいのドイツ製のブラシで、そこそこ持ちやすくて使い勝手は良いと思います。 良かったら、お越しいただいた際にお声がけください。 気が付いた時にブラッシングできるように、ご自宅の玄関と職場にブラシがあると良いですね。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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甲のトラブル110番

カテゴリー: Message:伝えたいこと

甲のトラブル

これは以前に何度か書いたことがあり、私たちシューリパブリックのYouTube動画でもお知らせしていることなので、すでにご覧になったことがある方は復習として見ていただければと思います。 靴がまだ新しいうちに、それはオーダーメイドの靴でも同様なのですが、甲が痛くなることがあります。 私も過去にお客様からそんな連絡をいただき実際に確認させていただいたことがあるのですが、それはちょっとしたことが原因だったりすることがほとんどでした。 たとえば、ある方は甲が痛くて指先も痛いので見てほしいと言われ、実際に確認したところ、原因は靴ヒモでした。 靴ヒモが緩く、歩くたびに足が前にズレてしまい、そのせいで指先が当たり、甲にも負担がかかっていたという訳です。 その時には、幸いにもまだ靴が新しかったので改めて私が靴ヒモを締めて、締め具合の目安をお伝えし、その状態で歩いていただいたところ、すべて問題解決という結果になりました。 幸いにもというのは、もし仮に靴ヒモを緩くしたまま履いていたら、靴に変な癖がついてしまって、そうなるともう靴ヒモをしっかりと締めても足にフィットしない靴になってしまっていたことだってあり得るのです。 これが靴の成長に関わることで、正しく育てる大切さになります。 別のケースでは、甲のヒモはしっかりと締めていたのですが、靴を履くと甲とカカトが痛いというご連絡をいただきました。 このケースは、このトラブルが発生するお客様のタイプがある程度限られまして、比較的足が細い方や華奢な体格の方に起こりがちなのですが、 靴のソールがまだ馴染んでいなくて硬いため、歩くと靴が曲がらないことで集中して甲に負担がかかり、さらにカカトはしっかりとフィットしているのに靴が曲がらないものだから靴が置いていかれて靴擦れが起きたり靴のライニングが擦れてしまったりするというものです。 マッケイ製法の靴やセメンテッドの靴は比較的ソールが柔らかいためそのようなことが起こりにくいのですが、グッドイヤーウェルテッドや私たちシューリパブリックの靴のようなハンドソーンウェルテッドの靴においては結構顕著に起こり得ます。 特に、靴を下ろして初日にたくさん歩いてしまうとそうなりやすいので気を付けてください。 この原因は、まさに靴が馴染んでいないことです。 屈曲が硬くて曲がらないということに尽きます。 そんなときには、強制的に靴を曲げて柔らかくしてあげることで解決につながります。 動画の中で私が実際に靴を曲げているので、どんな感じにやったらよいのかをご覧になってみてください。 ただ、真新しい靴をいきなり曲げてしまうのは靴に急激に負担がかかってしまうので、少しずつ馴染ませながら曲げてあげてください(このあたりは自己責任でお願いします)。 極端なことを言ってしまうと、多少靴があっていない既製品でも履き込んであって柔らかくなっているものなら結構履きやすくなっていることもあります(足に合っている方がもちろん履きやすいです)。 私が以前に買ったブランドストーンのサイドゴアブーツは、私の足に全然合っていませんでしたが、やわらかい靴だったので思いのほか普通に履けました。 なので、靴をイイ感じに成長させることは、履きやすい靴をゲットするのにとっても大切なことなのです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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スポンジ

今日は、靴の材料など諸々を購入するために、久しぶりに電車で浅草へ行ってきました。 普段はだいたい大きなものを買ってくることが多いのでクルマで行くのですが、今日は手で持って来られるものばかりなので電車です。 浅草の街は、建物の隙間からでっかいスカイツリーが見えて、その街の雰囲気とのコントラストが不思議です。 今回買ってきたのは、サイドゴアブーツに使う石目ゴムや、靴ヒモ、それとスーパーユーラッシュというスポンジです。 靴のどこにスポンジを使うのかと思うかもしれませんが、 こう靴があった時に、インソックをめくってみると・・・、 ここにスポンジがありました。 このスポンジは、私は2ミリ厚のスーパーユーラッシュという商品を使っていまして、これが長期間使ってもへたらないなかなか耐久性の高いスポンジなのです。 10年くらい履いた靴の修理の時にインソックを剥がしても、これは全然元気だったりします。 そうそう、今日ひとつ誤算だったのが、このスーパーユーラッシュが思いのほか大きかったこと。 これを担いで浅草を歩いて帰ってきました。 帰りの電車は、ちょうど特急に間に合うタイミングだったので、ちょっと贅沢をして東武特急のリバティに乗ってきました。 乗り換えの回数が少なく、当初乗る予定だった電車よりも20分早く帰ることができ、特急料金は550円。 20分で550円というのは決してお得なプライスではありませんが、初めて東武の特急にのることや、大きな荷物を持っていること、乗り換えの回数が3回から1回になり、大きく快適なシートでゆったりと帰ってこれたのでたまにはそんなことも良いかということにしました。 次回は、日光や赤城の方に行く問いに乗りたいですね。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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育てる

カテゴリー: Break Time:ブレイクタイム

柿

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 お休みでもこまごまとやらなくてはいけないことがありまして、一日バタバタしておりましたが、その中でひとつ楽しみにしていたことがやっと実現しました。 それが、こちら。 柿の収穫です。 じつはちょっと早いのですが、このまま放置しておくと少しずつ甘くなるので今日収穫しました。 我が家の柿の木は、ここに引っ越した年に植えたのでもう4年くらい経ちます。 ウチの家族が柿が大好きで、家で柿が採れたらいいなぁと思って植えたものです。 昨年は5つなったのにすべてカラスに食べられてしまたっため、今年は先回りして柿の木にネットをかぶせて守ってきました。 まだ若い木なので今年収穫できたのは15個ですが、これでもとっても嬉しいものです。 柿の木に毛虫が付いたり、風で枝が折れたり、時には余計な枝を剪定したり、もちろんしっかりと水をあげたりして育ててきたので、こうして収穫できたことがやっぱりうれしいですね。 来年は、もっとたくさん収穫できると良いなぁって思っています。 育てると言えば、靴も然り。 しっかりと育ててあげれば、とっても履きやすい靴に育ちます。 どんなふうに育てるのかというと、靴を脱ぎ履きするときにはしっかりとヒモを緩めることや、普段はしっかりとヒモを締めてあげること。 こうしたちょっとした基本的なことがとても大切で、もし普段からヒモを緩めにして履いていると、靴の中で足が動いてしまい、足に合わない形になってしまいます。 脱ぎ履きの際にヒモを緩めないと、履き口が伸びてしまってちゃんとフィットしない靴になってしまいます。 すごくピカピカに磨かなくても、ちょっとした普段のお世話で良い靴に育っていくのです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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スウェードチャッカブーツ

その前に、昨日お知らせしました私たちシューリパブリックの20周年記念モデル第3弾ですが、大変ご好評をいただきまして、現時点で予定数の6足に対しまして3足のご注文およびご予約をいただいております。 早速ご注文いただきました皆さま、本当にありがとうございます。 また、あとで連絡しようと考えていらっしゃる皆さま、思いのほか完売のタイミングが早そうなので、なるべくお早めにご連絡ください。 デザインや細かい仕様がまだ決まっていなくても、とりあえずこの企画商品をオーダーしたいという方は、ご予約という形をとらせていただくことができます。 その場合は、目安として今月中にお越しいただければOKです。 それから、昨日インスタにアップしたトートバッグですが、予期せぬところでオーダーしたいというお声をいただきましていくつかお受けしましたが、バッグに使える革の在庫があとわずかになりましたのでボチボチ終了とさせていただきます。 残りは青い革のみで、あと2個分で終了になります。 さて、今日お越しいただいたお客様が以前に製作したスウェードのチャッカをとっても格好良く履いていらっしゃったので、写真を撮らせていただきました。 これからの季節は、なんとなくスウェードに心惹かれますよね。 こちらのお客様は遠方にお住いの為、いらっしゃったときに何足かまとめてご注文いただいていて、確かこのチャッカブーツは昨年の今頃にご注文いただいたものだったと思います。 近所にお買い物に行かれるときにも、シューリパブリックの靴を履いて行かれるそうで、私たち作り手としてもそのような履き方をしていただけるのがとっても嬉しいです。 写真を撮るためにわざわざ裾を上げてくださって、お心遣いありがとうございます。 スウェード、やっぱりステキですよね。 とってもステキです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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20周年記念モデル第3弾

今年2023年は、私たちシューリパブリックがスタートして20年を迎える年になります。 今年はこれまでに20周年記念モデルの第1弾、第2弾、そしてそのほかの企画商品をいつもよりも頻繁に発売してきまして、いよいよ第3弾の発売となります。 この第3弾は、私たちシューリパブリックがスタートした頃にたくさんご注文をいただいたカジュアルテイストの靴&ブーツを格好良く仕上げることをコンセプトに、お選びいただけるデザインや革を絞り、イメージをはっきりとさせた企画商品とさせていただきます。 また、これまでお世話になったお客様、助けていただいたお客様に感謝の気持ちを込めまして、お買い得な価格設定とさせていただきました。 まずは、お選びいただける革からご紹介します。 2つの革からお選びいただけますが、そのうちのひとつがこちらです。 Tempesti社のELBAMATTです。 色名は「Jiungla」といいまして、イタリア語で森を意味するそうです。 実際の色味は、モスグレー?もしくはモスグリーンとねずみ色を合わせたような色で、イメージ的にはミリタリーっぽい感じの色になります。 黒い革と比べてみるとこんな感じになり、このJiunglaの色がおわかりになるかと思います。 革の質感は、もうすでにほかの色で使っている革なので皆さんもご存じかと思いますが、オイルをやや多めに含んでいて厚くてしっかりしていて、その割にはしなやかな革です。 革の厚さは2.2㎜です。 そして革の裏側は、こんな感じでとってもキレイです。 十分な厚さの生地で作られていることがわかります。 そして、もうひとつの革がこちら。 同じくTempesti社のこちらはMAINE(メイン)の黒です。 MAINEは、なかなかパリッとしている革で独特の雰囲気があります。 厚さの割には硬く、 実際に測ってみると1.7㎜ほどでしたが、先ほどのELBAMATTよりもこちらのMAINEの方が硬く感じます。 革の裏側はこんな感じになります。 次にお選びいただけるデザインは・・・、 フルブローグのブーツ&シューズ(ともにギブソンベース)、 セミブローグのブーツ&シューズ(ともにギブソンベース)、 そして、 モンキーブーツ&シューズの6デザインになります。 なんとなくイメージが伝わりましたでしょうか? 先日お伝えした通り、ダークカラーで格好良い靴をちょっと長めのコートに合わせていただくイメージです。 また、今回の第3弾では靴のサイズ(形状)に合わせて加工して仕上げるシューツリーも付属します。 お客様の靴に合わせて加工しますので、お持ちの他の靴にもお使いいただけます。 今回の20周年記念モデルの仕様は以下の通りです。 ● デザイン: フルブローグブーツ、フルブローグシューズ、セミブローグブーツ、セミブローグシューズい、モンキーブーツ、モンキーシューズの6デザイン。 ● 革は Tempesti社のELBAMATTのGiunglaもしくはMAINEの黒のいずれか。 ● 製法はハンドソーンウェルテッドで製作します。 ● お客様の足に合わせて製作するオーダーメイドです。 ● 標準の仕様では使えない特別なパーツや作業をふんだんに使って、履き心地を重視したものに仕上げます。 ● 予定数は合計で合計6足で、シリアルナンバーを入れさせていただきます(10月19日現在で残り3足)。 ● 価格は 125,000円(税込み)です。 ● ラストをお持ちでないお客様は、別途ラスト製作費用(28,600円、税込み)が必要です。 ● オプションを追加される場合は別途オプション費用がかかります(親子穴の費用は価格に含まれます)。 ● インソックには専用の焼き印を押させていただきます。 ● 予定数に達し次第終了となります。 一連の20周年記念企画は、この第3弾が最終企画になります。 皆さま、ぜひこの機会にご注文ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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革を発掘しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

lily

先日、あるお客様が・・・、 「オーストリッチの革で靴作れる?ちょっとぞんざいに履ける靴をオーストリッチで作ってみたいんだよね。」 とおっしゃっていました。 残念ながら私たちシューリパブリックではオーストリッチの取り扱いがなく、オーストリッチで靴を作ることもお断りしているので今回はそのようにお伝えしたのですが、私が心に響いたのは「ぞんざいに扱う」という思う存分気兼ねなく使い倒せるものが欲しいというその気持ちでした。 どうしてもとっても大切にしているものは、気兼ねなく使い倒すというのはちょっと難しく、かと言って恐る恐る使うのもやっぱりちょっと違うかなって思います。 せっかく入手したのだから使わないでしまっておくよりも使った方が良いわけで、ここはひとつ考え方を変えて、高価なものや気に入っているものであっても思いっきり使ってそれを堪能するという気持ちで行くのが良いのかもしれません。 思いっきり使ってしっかりとメンテナンスをする、その繰り返しが良いのでしょう。 靴の場合は、あまり少ない足数でローテーションをすると1足に負担がかかってしまうので、できればなるべく多くの足数で回してあげると靴への負担が少なくなります。 服もカバンも然りです。 さて、今日も倉庫の中からこんな革が出てきました。 「Lily」というイタリアのキップです。 見た感じツヤがなくていまいちパッとしないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この革は奥が深いのです。 まず、このレンガ色の革はなかなか貴重で、こんな色の革でちょっと格好良いモンキーブーツやギブソンブーツを作ったら、これまでの靴を差し置いて一気にレギュラーメンバーになってしまいそうです。 そして・・・、 これをご覧ください。 軽く仕上げをすると、こんな感じで深いツヤが出るのです。 仕上げをしないでマットなままで履くのも良し、仕上げをしてちょっと上品な雰囲気で履いても格好良い革です。 革の裏側は、端の方はちょっとボソボソしていますが、靴を作るのに使う部分はキレイで生地がとてもしっかりしているんがわかります。 こんなちょっと個性的な革です。 この革は5足分の在庫があります。 もし、この革を使って靴を作ってみたいという方は、その旨ご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ラストワン

私たちシューリパブリックの工房の前には公園がありまして、その公園に金木犀の木が植えてあります。 この時期になると、そろそろかなぁって楽しみにしているのですが、つい数日前から金木犀の香りが風に乗って匂ってきます。 良い季節になりましたよね。 朝晩が冷えて来てちょっと涼しくなってくると、なんとなくキノコ帝国の「金木犀の夜」を思い出します。 さて、在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 この秋冬はシューリパブリックでは特にコートによく合うダークなブーツ&シューズをお勧めしたいと思っていまして、そんなコンセプトにもピッタリな革です。 とってもキメが細かくキレイな生地で、かつて扱っていたスコッチスウェードよりも良い生地なのではないかと思います。 色目は結構濃い目のこげ茶で、昨年から扱い始めたOperaのLondonのこげ茶色と比べるとこんな感じになります。 生地の厚さも結構厚くて、 測ってみたら2.2㎜もありました。 そりゃ厚いですよ。 ただ、この革は1足分が結構ギリギリで、チャッカブーツやギブソンシューズでしたら問題ありませんが、フルブローグやセミブローグだとヴァンプの部分(下の写真参照、お客様の靴をお借りしました) このパーツに違う革を使ってコンビ仕様にするなどの対策が必要です。 モンキーブーツをはじめとするその他のブーツや、オックスフォード、ギリーシューズなどを作るには、端の方の革質があまり良くないところを使わないといけないので、それらは作れません。 とは言え、とっても高品質なスウェードなので、ご希望のデザインが条件に合うのであればとってもおススメです。 なので、デザインのお勧めならチャッカブーツorプレーンのギブソンシューズとなります。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は完売しました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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カードケース

私たちシューリパブリックの20周年記念モデルに、靴と同じ革を使って作るカードケースが付属するということをお伝えしましたが、そのカードケースのサンプルを置いておくと、時々お客様からカードケースだけ作れないかという問い合わせをいただきます。 全然問題ありません。 じつは、もうすでに神戸のSUNさんの店主さんにお願いしてSUNさんにてオーダーを受け付けておりまして、十数種類の革からお選びいただき、お好きな組み合わせで作れます。 左側のサンプルは1種類の革で作りましたが、右側のサンプルは2種類、これをもっと激しくしてすべて違う革で作ることも可能です。 そして、裏側はこんな感じになっています。 この仕様はカードが3枚入るようになっていますが、これをもっと増やして最大8枚まで入るようにすることも可能です。 価格は、3枚の仕様が4,400円(税込み)、1枚増えるごとに1,100円追加となります。 ただ、あまり多くしてしまうと構造上の関係でカードケースそのものが厚くなってしまい、カードの出し入れに支障をきたすこともあるので、ほどほどが良いでしょう。 私も3枚の仕様のヤツを使っていますが、結構使い勝手が良いですよ。 サンプルがありますので、工房にいらっしゃったときにご覧になってみてください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

今日のお客様は、群馬県にお住いのASさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、フィッティング確認&靴をお渡しするためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、パンチドキャップが付いた黒いギブソンブーツです。 ASさんとはもう結構永いお付き合いになりますが、ASさんはどちらかというと黒よりも茶系の方がお好きなようで、仕事用に黒い靴を揃えないといけないと思いつつ、これまで茶色の靴の方が先行してしまい、今回やっと仕事用として十分な数の靴がそろったとおっしゃっていました。 こうして見ると、ブーツなのにブーツだと言われないとわかりませんね。 ASさんは、靴をオーダーし始めたころはどうしてももったいなくて履かずにしまい込んでしまうような感じだったそうですが、あるときそれこそがもったいないと気づき、それ以降は積極的に履くようにしていらっしゃるとのこと。 最近は靴の数もだいぶ増えてきて、それらを交代で履くようになったら、靴のカカトの減りも穏やかになり、靴はある程度の数が必要ですねとおっしゃっていました。 今日もありがとうございました。 これからもお付き合いよろしくお願いします。 靴の仕様 デザイン:ギブソンブーツ(パンチドキャップ付き) レザー:  キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド製法 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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