靴の修理について知見を深めよう

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昨日もちょっと書きましたが、私のクルマのホイールスピードセンサーの不具合が解決しまして、今日は気持ちよく買い物に出かけることができました。

クルマの修理や部品交換は、まぁそれなりに定期的に必要なもので、たとえばタイヤが擦り減ったら交換しますし、ブレーキパッドにしてもワイパーのゴムにしても交換時期が来たら新鋳物に交換しますよね。

それでも、タイヤを交換したら乗り味が良くなったり走りが軽くなったりして、修理というよりもリフレッシュという言葉が適していて、ブレーキパッドにしてもワイパーゴムにしてもやはり交換したら以前よりも良い状態になるのでリフレッシュと言えると思います(あまり興味がない方には違いが感じられないかもしれませんが)。

対して、ガラスが割れてしまったから修理をするとか、ボディをぶつけてしまったから修理をするなどと、いう場合は、これは元の状態に戻すわけでリフレッシュではなく補修と言えます。

今回の私のホイールスピードセンサーも補修です。

それでも、不具合を抱えたままではよくないので、しっかりと補修をして気持ちよく走れることが良いと私は思います。

対する靴ですが、靴の場合においてもリフレッシュと補修があり、それらを必要とする状態はどれくらい深刻なのかを知っておくと、精神衛生的に良いのではないかと思います。

補修のこと

今回は、このギブソンブーツを例にご説明させていただきます。

補修のこと

まず、靴ヒモが切れた場合ですが、これは靴ヒモを交換すればよいので全く心配する必要はありません。

問題ナシです。

むしろ、靴ヒモは消耗品と考えますから、定期的に交換していただくことをお勧めします。

補修のこと

カカトのトップピースが擦り減ったというケースも、やはりこれも消耗品なのでどなたにも起こることです。

これも問題ナシです。

ただ、これに関しては9ミリ厚のトップピースを通り越して積み上げまですり減ってしまうと非常に厄介なので、2㎜くらい残した状態で交換してください。

上記の2つのケースに関しては、補修をすることはリフレッシュと言えます。

補修のこと

次に、履き口の糸が切れてしまったというケースや、

補修のこと

下糸が切れてしまったというケース、さらにはライニングが擦り減ってしまったというケース、

補修のこと

はたまたアイレットが外れてしまったというケースがありますが、これらも比較的簡単に補修ができる事案です。

これらはリフレッシュではなく補修になります。

補修のこと

そして、これも時々あるのですが、だし縫いの糸が擦り減ってソールが浮いてしまっているというケースですが、これは私たちシューリパブリックでは一度お預かりしてお世話になっている縫い屋さんに出して縫っていただくという流れになりますので、作業自体はさほど厄介なことではありませんが時間がかかるというケースになります。

補修のこと

それから、アッパーにキズが付いてしまったというケースですが、これはキズの深さにもよりますが完全にキレイに補修するのはなかなか難しいので、これはやや厄介なケースと言えます。

アッパーの革の色が黒で、黒いクリームを塗ってちょっと磨いてキレイになるくらいなら気にする必要はないのですが、そのほかの色だと色合わせが難しかったり、どうしても目立ってしまうことも多いので、その辺りは気持ちの問題も関わってきます。

補修のこと

最後に、アッパーとウェルトを縫っている糸が切れてしまったケースや、この隙間が開き気味で麻糸が完全に見えてしまっているケースは、これはほとんどのケースでキレイに補修することが可能ですが手間と時間がかかるやや厄介なケースになります。

ただ、オールソール交換+ウェルト、ボトムフィラーなどを新しいものに交換して、履き心地が非常に良くなるので、補修ではありますが意味のあるリフレッシュとも言えます。

ハンドソーンウェルテッドの靴は、履き込んでいっても修理をすることでまた元気な状態に戻るのがひとつの特徴でもありますので、必要に応じて補修をしながら上手に付き合っていただけると嬉しいです。

 

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