今日もTempestiのIbiza

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余談ですが、最近なぜか急に腕時計が欲しくなりました。

どのモデルが欲しいという具体的な希望はないのですが、カジュアルな格好をした時の最も自分らしい腕時計が欲しくなったのです。

もちろん私だって腕時計は何本か持っていまして、それらは考えて考えてその結果購入したものたちなので、今でも大変気に入っています。

ただ、それらは気に入っているけれど最も自分らしいかというとそこまでではない気がして、まだまだもっと自分らしいモデルがあるはずだと日々探しています。

私らしい腕時計は、とっても実用的であまり目立ちすぎることもなく、価格はそれほど高くないもの、加えてなるべくシンプルで、でも平凡ではないもの。

私は昔からオリエントの時計が好きで、オリエントスターなども良いなぁって思っています。

まだすぐに購入するつもりはないので、ゆっくり選んでみたいと思います。

さて、今日も私が心の底からお勧めするTempesti社のIbizaをご紹介します。

Ibiza

こちらの革は、IbizaのT.Moroという色です。

T.Moroというのはイタリアの革でよくある色表示であり、直訳すると黒みがかった濃い茶を意味するようで、つまりこげ茶です。

Ibiza

このIbizaのT.Moroは他の色と同じようにバットという牛の身体の中でも非常に質の高い部位を使っており、

Ibiza

こんなふうにシワを入れてみても決して汚いシワが入ることなく、

Ibiza

さらに深いシワを入れてみてもこんなにキレイです。

これはキメがそろっている生地であることを意味していて、靴になって折れジワが入っても素直でキレイなシワが入ることをあらわしています。

Ibiza

また、Ibizaの特徴のひとつでもあるのがこのツヤのある仕上がりです。

今月完成した靴の中にも他の色ですがIbizaを使って製作した靴が2足ありまして、やはり大変キレイな仕上がりになっています。

Ibizaの中には引っ張った時に色が大きく変わるタイプとあまり変わらないタイプがありますが、大きく変わるものは靴全体を見た時にグラデーションのようになり、あまり変わらないタイプは元の革のイメージをしっかりと保ちます。

このT.Moroは、どちらかというとあまり変わらないタイプのようで、おそらく完成した靴は殆どこの色のイメージで仕上がることと思います。

Ibiza

そう考えると、この深いこげ茶でこのツヤが残ると、なかなか格好良い仕上がりになるのではないでしょうか。

Ibiza

革の裏側は、ほかのTempestiの革と同じような感じになっています。

また、革の厚さは2.0㎜ということになっていますが、実際にはもう少しだけ厚いようです。

Ibiza

革の大きさは0.88㎡で、靴の足数で言うと2足分です。

ただ、すでに1足分のご予約をいただいていますので、残りはあと1足分ということになります。

こんな素敵なIbizaのT.Moroで靴を作りたいという方、ぜひお早めにご連絡ください。

これからの季節にも良さそうですね、いやこげ茶は一年中ステキな色です。

 

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