私が心の奥底からおススメしたいイタリアのTempesti社のIbizaという革ですが、先日は深いワインとネイビーをご紹介しまして今回はグレーです。

これまでに何度かご紹介しましたが、あと少しだけ残っています。
パッと見るとこげ茶のようにも見えるかもしれませんが、これは#glafaiteという色でグレーになります。
こげ茶はこれとは別にT.Moroという色があります。
こちらも近いうちにご紹介したいと思います。

このIbizaに関してはどんなにステキな革なのかという話はこれまでにさんざんしてきていて、もういいよという方もいらっしゃるかもしれませんが、やっぱりお伝えしたいんですよね。
こうしてシワを入れてみても生地が良いので汚いシワが入らず、非常に自然です。
いつもお伝えしている通り、このIbizaはバットという部位を使っていまして、バットとは牛の身体のうち腹回りと首回りのあまり良くないとされる部位を取り払った、繊維がそろっている良いところだけの部位になります。
なので、シワの入り方だってこんなにキレイだし、靴になった時も非常に素直なシワが入るのです。

もっと意地悪にシワを入れてみました。
これだけ細かいシワが入るのは、良い革と言って間違いないでしょう。

革の厚さはだいたい2.0㎜ほどとなっていますが、実際にはもうちょっとだけ厚いようです。

また、このIbizaは引っ張られたところが少し明るくなるプルアップという仕様の革なのですが、この#grafaiteはこんな感じに色が変化します。
少し前に製作した靴は、つま先の部分が結構明るくなっていまして、元の色とはちょっと違ってグレーっぽさを感じられる仕上がりでしたよ。

こちらが以前にこの#grafaiteを使って製作したお客様の靴。
イイ感じにグラデーションになっています。
ちなみに、この革の残りはあと2足分です。
次の入荷の予定はありませんので、この革を使った靴を作りたいと思っている方、ぜひお取り置きのご連絡をください。
お待ちしております。
★★★お知らせ★★★
★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。
★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
★地元のコミュニティバスのご案内をアクセスのページに追加しました。
★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

