まずはお知らせをひとつ。
材料の関係で今回の受け付けが最後となります旅チャッカですが、たくさんのお客様にご興味をお持ちいただき、ご注文をいただきましてありがとうございます。
受け付けは2月までの予定ですが、場合によっては多少早めに終了することも考えられますので、ご注文を考えていらっしゃる方はお早めにご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨日に引き続き大変レアな革です。
イギリスのチャールズFステッド社のKUDUの革で、製品名はKUDU WAXY と言うそうです。
このKUDUの革は、実際に靴を作られた方によると、とてもやさしい履き心地なのに革がしっかりしていて安心感があるという、相反する二つの条件を両立した素晴らしい素材というご意見をいただいています。
KUDUっていう動物、ご存知ですか?
私もこの革に出逢うまで知らなかったのですが、牛とは微妙に違っていて、角はスパイラルですし、かなりマッチョなイメージの動物です。
そのKUDUは、聞くところによるともう捕ることができなくなってしまっているらしく、今となってはこのKUDUの革は大変貴重なものになっているとのこと。
もしかしたら、将来的に「伝説のKUDUの革」とか、さらには「ロシアンカーフ」みたいな扱いになることもあったりするかもしれませんね。
それはともかく、この革がどういう扱いになろうと、靴として素晴らしいことに変わりはありません。
私どもの在庫は、お客さ様にご予約いただいているものを除くと、ご注文いただけるのはもうこのグレーのみとなります。
それも、見た感じで1足分、デザインによっては2足分いけるかどうかといったところ。
これまで扱ってきた多くのKUDUの革は、プルアップと言って引っ張ったところの色が薄くなるタイプでしたが、このグレーは他の色に比べると変化が少ないタイプです。
なので、靴になってもほとんどこの色のままで、このワイルドさもしっかりと残ります。
それにしても、この革は思っていた以上に厚みがあって、過去に靴を作った時にはけっこう大変でした。
革の厚みは2.3㎜ほど。
昨日のスコッチスウェードと同じくらいあるんですね。
それに、このKUDUはやや多めにオイルを含んでいるので、見た目以上に重みがあってしっかり感も感じられます。
それでいて革の裏側はこんなにキレイなので、元々の生地の良さを感じられます。
そんなチャールズFステッド社のKUDUの革(色はスモーキーグレー)ですが、一生の記念にぜひこの革で靴を作ってみませんか?
希少で大変人気の革ですので、ご興味がありましたらお早めにご連絡ください。
★★★お知らせ★★★
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