また貴重なグレージング仕上げの革を発見

Share

もう、誰に会っても

「今年は暑いねぇ・・・。」

という挨拶を交わす日々です。

夏の旅行では、毎日暑くて家族に日傘をさすように言われ、途中から日傘をさしてみたところ、その効果のすごさに驚きました。

日傘なんてと言っている時代ではなく、しっかりと日焼け止めを塗り、必要であれば日傘を使うのが当たり前の時代になっています。

工房にいらっしゃるお客様も、電車でいらっしゃる方のほとんどが日傘を持っていらっしゃって、変な固定概念に縛られない方々の柔軟さに驚かされます。


さて、今日も倉庫の中を片付けていたらステキな革を発見しました。

こちらです。

チェリントン

先週ご紹介したcellington(チェリントン)のブラウンです。

この革の特性に関しては、先週の生地でしっかりとお伝えしていますので、よかったらそちらをご覧ください。

先週は黒でしたが、cellingtonに関してはこちらのブラウンも大変素晴らしいもので、この生地にしてこの仕上げが良くここまでやってくれたと思えるものなのです。

チェリントン

こうしてわざとシワを作ってみても、変なシワが入らすツヤがしっかりと保たれています。

うっすらと私の指が写っているではないですか。

グレージング仕上げとはそういうものだと言ってしまえばそれまでなのですが、やはりグレージング仕上げの中でも出来の良し悪しがありまして、この革は大変丁寧に仕上げられていて素晴らしいクオリティだと思います。

この革は、適度にオイルが入っていて、それでいて黒と同様にプリップリの仕上がりです。

チェリントン

革の断面はこんな感じで、黒の方とは異なり芯まで染まっています。

チェリントン

また、革のクオリティの判断材料になる革の裏側はこんな感じ。

キメが大変細かく、目が詰まっていて安定しています。

厚さは黒と同じ1.4㎜。

ちなみに、cellingtonは黒もこのブラウンもどちらも生地の良さが売りのひとつで、履き込んでいった時にクタクタになりにくく、しっかりとした状態を保つ傾向がある革です。

時々修理でお預かりする靴の中には、有名なブランドの革であっても履き方でクタクタになってしまう革がある中、この革はなかなか強い方だという印象があります。

そんなcellingtonのブラウンですが、今回発掘したのはこの1枚で、足数にすると2足分になります。

この革で靴を作ってみたいという方は、その旨ご連絡ください。

もし今靴を製作中だというお客様は、靴の納品時までお取り置きをさせていただきます。

皆さまからのご連絡をお待ちしております。

お知らせ

★「SR的リミテッドプラン(最高の靴を作るプラン)」受付中です。詳細はこちらをご覧ください。

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。