正直なところ、靴屋のブログを楽しみにしてくださっている方にしたらどうでも良い話なのですが、すみません、今日だけお付き合いください。
私はこれまで通勤は歩いていることが多かったのですが、さすがにこの夏の暑さは厳しいとお盆が開けたころに感じましてそれからは自転車で通勤しています。
以前にも自転車で通勤していたことがありましたが、歩いたら健康面で良いだろうとある時突然に思ったことが主な理由で、それ以来歩いて通勤するようになりました。
毎日だいたい同じ時刻に歩いていると、毎日顔を合わせる方というのが増えてきまして、おそらく以前も顔を合わせていたのでしょうけれど自転車でスーっと行ってしまうのと、こんな田舎で歩いているのとでは取られ方が全く違い、何気に挨拶をするようになってからとにかく知り合いが増えまして、
ほとんどの方がおそらくもうリタイヤされてのんびりされている方々なのですが、そんな先輩たちに挨拶をするのが日々の楽しみになっています。
そんな状況で、今乗っている自転車が購入してから12年が経ち、もうボチボチ買い替えても良いかなと思いまして今回選んだのがこちら。
ライトウェイというメーカーのグレイシアというモデル。
じつは、これまで乗っていたフジのコメットというミニベロのほかに、ジオスのシングルスピードのフラットバー化したロードバイクがあるのですが、どちらにしても巡航速度が思いのほか速くて、これらの自転車だと毎朝会うであろう先輩たちとゆっくりとあいさつや世間話ができないため、もう少しゆっくり走る自転車が欲しいということでこれを選びました。
なにせタイヤは太いしポジションはママチャリに近いし、決して軽い自転車ではないですし、ゆっくり走らざるを得ないわけで、実際にこれに乗って走ってみたところ案の定イイ感じのスピードで走れました。
むしろこれで速く走ろうとは思わないので、ホント最高です。
ただ、そうは言っても自転車はしっかりとメンテナンスをして、良い状態で走りたいというのが人の常で、今回は若干引きずり気味だったブレーキを徹底的に調整しました。
この自転車には直径160㎜のディスクとテクトロのメカニカルのディスクブレーキがついています。
テクトロのディスクブレーキは効きがイマイチと聞いていたので、それであればディスクを180㎜にしてシマノのメカニカルのディスクブレーキにするか、もしくは油圧のディスクブレーキにしてしまおうかと思っていたのですが、
実際にブレーキをかなり細かく調整してみたところ、効きに関してはほぼ不満がないところまで到達出来ました。
このタイプのブレーキは、片持ちと言って普通の自動車についている1ポットのディスクブレーキと似た構造で、自動車のキャリパーの場合はキャリパー自体がスライドして動くのですが自転車の場合は固定されていて、そんな構造の為裏側のバッドをディスクに接触するギリギリにしておいて表側の動く方を調整してあげると、ほぼ同じタイミングで表裏からディスクを挟むようになってしっかりとブレーキが効きます。
自転車に詳しい方にしたら、そんなことは当たり前のことなのですが、どうしても購入した状態でそこまでしっかりと調整ができていることってあまりなくて、というのもこの自転車は通販で購入したため車輪が外された状態で届くわけで、車輪を外すとわずかながらブレーキのセッティングはズレてしまうこともあり、こんな結果になってしまうわけです。
そんな感じで、変なところでこだわりが強くていろいろと面倒なことになってしまうことも多いのですが、今回はしっかりと納得のいく結末になりました。
タイヤが太いお陰で多少の凸凹も快適に走れますし、むしろリム打ちの心配もなく気兼ねなく乗れるのが嬉しいところ。
サドルを少し低めにしておいて、先輩たちに会ったらチョイと止まってひとことふたこと世間話ができますし、気になるものがあったらチョイと止まって写真も撮れます。
これが自転車の醍醐味なのかもしれませんね。
さすがにこの自転車で遠出をしようとは思いませんが、ちょっとの距離を移動するには最適なので、私の買い物チャリとしても使うかもしれないです。
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