仕上げは控えめ

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今日、4月納品予定の靴たちが完成しまして、先ほどお客様にご連絡いたしました。

お越しいただける日が決まりましたら、ご連絡ください。

さて、私たちシューリパブリックでは、靴が完成したときの仕上げは比較的控えめにしてあります。

靴メーカーだと、けっこうばっちりと仕上げをしてピカピカにしたり場合によっては塗料まで吹き付けたりすることもありますが、私たちの靴の革はどちらかというとその素材感を楽しめるものが多いので、あまりベタベタと塗ることはありません。

具体的には、うすーく靴クリームを全体に塗りサッとブラシをかけてから、つま先のあたりだけツヤを出すような仕上げです。

仕上げ

最近仕上げ用に使っているのは、長野市のIVY PRODUCTSさんで教えてもらったこの1909のクリームです。

これはうすく塗ってさっと磨くと、とっても上品なツヤが出ます。

クリームによってはちょっとくどいツヤだったりベタベタしてしまうものもありますが、これはすべて理想的。

それに、持続の効果も控えめなので私個人的にはちょうど良いのです。

仕上げ

参考までに、こちらの今回完成したお客様の靴に塗ってみます。

ちなみに、これはWREN’Sの黒のクリームを塗って磨いた後の状態になります。

WREN’Sのクリームですよねぇ、香りもクオリティもとっても素晴らしくて、商社さんからはもう入荷しないと言われた時にデリケートジェルの在庫を全て買い占めまして、まだあと少しだけですが在庫があります。

そんな話はさておき、この靴に1909のクリームを塗ります。

仕上げ

クリームは、布よりもスポンジで塗ると薄く平面にキレイに塗ることができるのでお勧めです。

そして、クリームが乾く前に布でポリッシュします。

仕上げ

すると、こんな感じ。

向かって右側の左足だけ塗ってみましたが、少しだけ透明感が増していると思いませんか?

これくらいで良いのです。

やりすぎない程度に仕上げて、奥ゆかしい仕上がりになります。

この1909のクリーム、おすすめです。


お知らせ

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

★地元のコミュニティバスのご案内をアクセスのページに追加しました。

★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。