既にインスタでもお伝えしておりますが、倉庫の中で革を探していたらすっかり忘れていた革や下の方に埋もれてしまっていた革がたくさん出てきて、それらがなかなか良い革でしたのでまとめて企画を出すことにしました。
名付けて「掘り出し革でお得なプラン」。
まずは先に革をご紹介します。
①Sella BLK(イタリア製) 完売しました

若干みどり色っぽく見えますが、これはカメラのせいで実物は普通に黒です。
このSellaという革は、たしかBugattiやOldEnglandなどを作っていたタンナーの製品で、それらの革に比べると少々柔らかい仕上げになっています。

ですが、ボックス調のキップでビジネスシューズを作るのにも適していますし、キレイな靴の雰囲気でカジュアルに履き倒す靴を作るのにも良いでしょう。
硬い靴が苦手な方や、フルブローグなどパーツがたくさん重なるようなデザインには、この革の特性を生かせるのではないでしょうか。
生地がしっかりしていてキメが細かいのに柔らかめという、非常にレアな革です。

厚さは1.7㎜弱で、フォーマルの靴に最適な厚さです。
女性用ももちろんOK。
②Norton カーフシュリンク DBR (インカス社、イタリア製) 完売しました

繊細なカーフを得意とするイタリアのインカス社製のシュリンクです。
独特で上品なシボで、高級感が感じられます。

この革は、ぜひ実物を触ってみてください。
私たちが知っているシュリンクとは全く違って、とにかく高級そうというのが正直な感想です。
革は比較的柔らかめなのにとってもしっかりしていて、どうしたらこんな革が作れるの?と疑問ばかり。
レベルが違うと言わんばかりのとにかくすごい革です。

裏側は、これをそのままスウェードとして使っても良いくらいのキメの細かさです。

革の厚さは約1.4㎜。
ぜひ実物を見てください。
③サドルカーフ BR (デュプイ、フランス) 完売しました

この革は、皆さんご存知ですよね。
すっかり忘れていましたが、まだあと1足分ほど残っていました。
この革に関しては、多くを語る必要はありません。
パッと見た感じではけっこう素上げに近いように見えますが、靴になってから仕上げをすると大変キレイな仕上がりになります。
さすがデュプイと言ったところ。

部位としても結構よいところなんです。

革の厚さは1.4㎜強。
耐久性もあるし、シワの入り方もキレイな革です。
④ボカルー BLK (アノネイ、フランス)

デュプイと並んで世界的に有名なアノネイのボカルーです。
この革は、ラスティングの時に良い感じにしなやかに伸びて、革の生地のクオリティの高さを感じます。

部位的には、仔牛特有のしま模様が入りますがある意味それがカーフらしいという意見もあります。
若干首の部分にかかってしまいそうなので、作っていて気になる時は次のロットの在庫のボカルーを少し使っちゃうこともあります。
なので、靴としてはキレイに仕上がるはず。

革の厚さは1.4㎜ほど。
やっぱりフォーマルな靴を作るのには、1.4㎜くらいがちょうど良いのです。
厚すぎるとシワが深くなってしまいますし、薄すぎると耐久性やホールド力が心配ですから。
⑤KUDU グリーン (チャールズFステッド、イギリス) 完売しました

このKUDUももうすっかり終わってしまったと思っていたのですが、これだけ残っていました。
ただ、それほど多くはないのでデザインを選びます。
チャッカブーツや3穴ギブソンシューズ、5穴ギブソンシューズくらいなら、おそらく大丈夫だと思いますが、あまり大きなサイズだと難しいこともあります。
ご注意ください。

部位的には、良い部分だけ使って作るつもりです。
奥の方に見えますが、このほかにも多少まだ残っているので、けっこういけるかもしれません。

革の裏側はこんな感じ。
さすがスウェードを得意とする会社ですよね、とってもキレイ。

革の厚さは1.8㎜ほど。
このKUDUの靴の履き心地は、生地がしっかりしたスウェードで作った靴に似ていて、安心感があるのに優しい履き心地という、良いところしかない素晴らしい革です。
諸事情によりKUDU入手が困難になっています。
⑥Burro BLK (イタリア) 完売しました

タンナーに関しては革を買ってきたときに聞き忘れてしまいましたが、おそらくこのタンナーは非常に技術力が高いと思います。
今回ご紹介している6種類の革の中で、私個人的にはこのBurroが最もクオリティの高い革だと感じています。
過去にこの革で何足か作りましたが、ラスティングの際の革の伸び方は何者とも違うしなやかでしっかりしていて引き応えがあり、完成した靴も非常に素晴らしかったのを覚えています。

このシワの入り方もこれまた特別です。
少しだけ②のインカスのシュリンクに似ている印象がありますが、あちらはシュリンクですので全く別物です。
クロム鞣しで少しオイルを多めに含んでいるような印象ですが、実際にはそんなことはなく、ただただしなやかなのです。
不思議な革です。

裏側はこんな感じで、大変キレイです。

革の厚さは1.7㎜弱。
実際には1.6㎜程度だと思うのですが、何かの関係で少し厚く計測されているようです。
私のイチオシです。
そして、詳細は以下の通りです。
・お選びいただける革は上記のもので、各革1足ずつ先着とさせていただきます
・お選びいただけるデザインは、3穴ギブソンシューズ、5穴ギブソンシューズ、チャッカブーツ、ギブソンブーツ、オックスフォードシューズ、ギリーシューズの6デザインですが、革の大きさの関係で製作が難しい場合はデザインを限定させていただきます。
・製法はハンドソーンウェルテッド
・キャップをつけるなどのデザインは基本的にOKですが、革の大きさの関係で難しい場合もございます
・フルブローグ、セミブローグなどは、革の大きさの関係で可能であればOK(オプション費用がかかります)
・初めてご注文いただく場合は、別途ラスト製作費用(29,800円、税込み)がかかります
・今回の企画商品の価格は110,000円(税込み)とさせていただきます
・この企画の受け付けは9月23日(祝)までで、9月中に打ち合わせにお越しください
・ご不明な点がございましたら、メールにてお問い合わせください
以上の通りになります。
今回は、ちょっとマニアの方に受けそうな革が多いですね。
ぜひこの機会にレアな革で格好良い靴を作ってみましょう。
皆さまからのご連絡をお待ちしております。
★★★お知らせ★★★
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