新・雨の日靴プランの補足

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先日お知らせしました新企画「新・雨の日プラン」ですが、大変ご好評で本日時点で残すところあと1足となっています。

ご興味をお持ちいただいている方は、ぜひお早めにご予約下さい。

その新・雨の日靴プランですが、数名のお客様より防水の革の質感に関してご質問をいただいています。

一般的に防水や撥水加工を施した革となると、表面がテカテカしてしまったり、もしくはちょっとチープな雰囲気になってしまったりしていることがあり、せっかくのオーダーメイド靴なのにそんなんじゃ嫌だなぁというご意見なのです。

そうですよね、私もその意見には賛成です。

せっかく革を使ってオーダーメイドの靴を作るのに、チープな雰囲気の革じゃ、ましてや合皮っぽい感じだとガッカリですから。

そんなわけで、今日はこの企画に使う防水加工を施した革をマクロレンズを使って撮った写真を見ながら解説していきたいと思います。

ゲパルト

こちらが肌目がわかりやすいような写真になります。

それにしても、マクロレンズって便利ですよね。

昔買ったレンズなんですけど、こんなに寄って撮ることができます。

この写真だと、実際に肉眼で見るよりも近づいているので、肌目というよりもスムースのケシボまで見えてしまっています。

ゲパルト

革のツヤ感は、特に防水加工を施しているようには見えず、もうひとつこの革と同じタンナーさんの製品で、そちらは防水処理を施していないものがあるのですが、比べてみてもほとんど差は感じられません。

ゲパルト

むしろ、タンナーの担当営業さんに聞いたところでは、こちらの防水加工を施した革の方が防水加脂剤というオイルのようなものを添加している都合で多少柔らかい風合いに仕上がっているとのことでした。

私の感覚では、その防水加脂剤のおかげもあってもっちりとした感じがあるため、防水の有り無しより以前にその防水加脂剤のおかげでしなやかな革に仕上がっていると感じました。

この革のしなやかさは、なかなか良いですよ。

ELBAMATTほどではないものの、ほんの少しだけあのもっちり感が似ているように思います。

ゲパルト

たぶん、この写真で見るとかなり毛穴が開いているように見えてしまうんじゃないかと思うのですが、実物は全然もっとキメが細かくてきれいな革です。

単にマクロレンズのポテンシャルを発揮したくて、必要以上に近寄ってしまいました。

ゲパルト

デジカメで撮ると、実物以上のツヤ感が出てしまいます。

実物はもう少しマットな感じで、仕上げでツヤを出すような感じの革になります。

もちろんつやを出したくないのであれば、出さずにカジュアルな雰囲気に仕上げることも可能です。

まぁ、ざっとこの企画で使う革のご説明をさせていただきましたが、この企画の受け付けは6月1日(日)、つまり明日までです。

この機会にちょっとお得に雨の日にも履ける快適な革靴を作っておきたいという方、お早めにどうぞ。

 

お知らせ

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