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シューツリー

結構前から生産工場の都合で入荷の見込みが立たなかったシューツリーですが、この度違うモデルに切り替えることで取り扱いが再開しました。 新しいシューツリーはこちらになります。 見ていただいてお分かりになると思いますが、形状が全く異なります。 こちらが以前のモデルですが、こちらはもう入荷しません。 今回のモデルは、まずバネの棒が1本から2本になり、しっかり感が大きく向上しています。 それと、本体の割れ方が異なります。 私個人的には、形状を考えるのなら新しいものの方が良いように思います。 あとは、これはどうせ削ってしまうのだからあまりどうでも良いことなのですが、デフォルトの形状で甲が低めになっています(が、これでも削る必要はあります)。 それと、これはなかなか良かったことで、底面が凹の形状になっているため、必要以上にインソールを押し付けたりアッパーを押し上げたりすることが無くなります。 まぁこんな感じで新しいモデルに代わって良いところがたくさんあるわけですが、良くないところも2つほどあります。 まず、仕入れ価格が1,000円以上高くなりました。 それと、このシューツリーは表面にニスが塗ってあるため、加工で削ったとろろには何かしら塗装をしてあげる必要がありそうです。 塗装に関しては、今は結構簡単に塗れるものもたくさんあるのでそれほど手間ではないと思います。 そんなわけで、価格は少々高くなってしまいそうです(一度試しに加工してみて価格を決める予定ですがおそらく税込みで11,000円くらいになるのではないかと思います)。 ともあれ、少しお客様と相談しまして価格が高くなっても買っていただけるのならこのモデルを販売しますし、もうシューツリーは要らないよということであれば販売は終了とさせていただきたいと思います。 ファーストロットとしていくつか入荷していますので、工房にお越しいただいた際には実物をご覧になってみてください。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックの20周年記念モデル第2弾はまだまだ受付中(やまぶき色の革は完売)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ウォーキン’ チャッカ

ここ数日は、しっかりと足を機能させて歩くことで足から健康を維持するということに気持ちを注いでいます。 というよりも、実際にはもっとずっと前から歩くことの大切さは声を大にして訴えかけていましたし、そもそも私たちシューリパブリックの靴の仕様がしっかりと歩けるように作ってありますので、今さらと言えば今さらなのですが、 新型コロナが流行して生活スタイルが大きく変わり、会社に行かなくても済んでしまうような方が結構いらっしゃって、そうでなくても郊外や田舎に住んでいる私たちのような人々は移動にクルマを使い、絶対的に人として歩くことが足りていないように思っています。 じゃぁ、明日から通勤の時に少し歩こうと思い立ったところで、普段会社に履いて行っている靴ではそんな長い距離を歩くのは難しいとか、そんな靴じゃ歩きたくないう方もいらっしゃるでしょう。 そこで、この企画商品の再発売です。 「ウォーキン’ チャッカ」。 「ウォーキン’ チャッカ」とは、通常のハンドソーンウェルテッドで製作している靴とは異なり、ブラックラピド製法でもっと壊れにくく作ることで、より道具的に履いていただける靴であり、その道具を歩くことに特化した仕様の靴なのです。 今回はデザインはこちらのチャッカブーツのみとさせていただきます。 お選びいただける革は、こちらの小さなシボが入った黒のステア。 適度にしなやかで、適度にしっかりしていて、この企画商品にピッタリの革です。 この企画商品である「ウォーキン’ チャッカ」の詳細は以下の通り。 ● デザインは、チャッカブーツのみ。 ● 革は 写真の「モニカⅡ」という国産のステアを使用。 ● 製法はブラックラピド製法で製作します。 ● お客様の足に合わせて製作するオーダーメイドです。 ● 予定数は5足です。 ● 価格は 77,000円(税込み)です。 ● ラストをお持ちでないお客様は、別途ラスト製作費用(28,600円、税込み)が必要です。 価格に関しては、採算をガッツリ無視してとにかく皆さんに気軽に履いて、たくさん歩いていただけることを一番の目的としました。 この機会にガシガシ歩き倒せる靴をゲットしていただきたいと思います。 ぜひこの靴を履いて、普段から気持ちよく歩きましょう。 この企画商品に関しましてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 こちらの商品の販売は終了しました。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックの20周年記念モデル第2弾はまだまだ受付中(やまぶき色の革は完売)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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20周年

今年の5月に私たちシューリパブリックの20周年記念モデル第1弾のお知らせをいたしまして、思っていた以上にたくさんの方々からのご注文をいただきました。 皆様、本当にありがとうございました。 第1弾の時は、MARGOTというちょっと厚めの革に型押し加工をしまして、これをもみほぐして使うというちょっと手間のかかる仕様で受付いたしましたが、この企画のポイントはそこではなく、見えない部分においてしっかりと作り込んだり、耐久性の高い材料を使っていつまでも履きやすい靴ということで、言ってみればスペックに現れないところにこだわり、作り手のこだわりをとことん追求した履きやすい靴という仕様でした。 そして、今回も引き続きそのスペックに現れないところのこだわり、第1弾とは異なる革を使って刺さる方には刺さるちょっとマニアックな仕様で製作させていただきます。 今回使用する革は、こちらです。 Avancorpi Krustというイタリアの革です。 5月に開催されたレザーフェアで見つけたサンプルの革で、じつはその時にはまだ実際に生産されるか否かが未定で、でもどうしてもこの革が欲しくて無理を言って革屋さんからサンプルの革を譲っていただきました。 その後調べたところではまだ生産されていないようなので、もしかしたら国内の流通はなかったのかもしれません。 そうなると、大変貴重な革になりますね。 ちなみにこの革の色は#oceanoと言いまして、イタリア語で言う海を意味するようです。 真っ青な海の色なんですね。 革の質感はとってもしっとりとしていて、硬さは中くらいからちょっと柔らかめといったところでしょうか? 決してソフトな感じではありません。 革そのものは結構しっかりしています。 厚さが1.6㎜で、じつはなんとこの革は牛の革ではなく馬の革なのです。 馬は牛に比べて運動量が多いため、厚さに対して強度があるそうです。 年々馬の革の生産量が減っていることから、革としては大変貴重とされているそうです。 そんな馬の革を今回の20周年記念モデル用として選んでみました。 そしてこちらが2色目で、やまぶき色です。 これはおそらく皆さんがイメージするやまぶき色ですね。 デジカメのホワイトバランスの関係で若干暗く写っていますが、大変キレイなやまぶき色です。 基本的なスペックは、先ほどの青い海の色と同じです。 3色目はこちら。 #forestaという、森をイメージするグリーンです。 こちらも基本的なスペックは同じで、しっとりしていてとってもキレイでステキな革です。 革に関しましては、工房にお越しいただいたお客様にご覧いただいたこともあるのですが、皆さんとってもステキだとおっしゃってくださいました。 ぜひ実物をご覧いただきたいと思います。 その他、靴の仕様に関しましては第1弾同様にスティフナー(カカトの芯)に関してよりしっかりしたものを使ったり、丈夫なシャンクや目の詰まったインソールを使うなど、材料でグレードアップするほか、製作においてもとにかく手間をかけて作り込んでいきます。 デザインに関しましては、上の写真に載っているギブソンブーツ、チャッカブーツ、ギリーシューズのほか、ギブソンシューズ、モンキーブーツ、そして3穴のギブソンシューズの6デザインをお受けいたします(第1弾と同じです)。 今回の20周年記念モデルの仕様は以下の通りです。 ● デザイン: ギブソンブーツ、チャッカブーツ、ギブソンシューズ(5穴)、ギブソンシューズ(3穴)、ギリーシューズ、モンキーブーツの6デザイン。 ● 革は CONCERIA IL PONTE社のAvancorpi Krustで、海の青、やまぶき色、そして森の緑の3色。 ● 製法はハンドソーンウェルテッドで製作します。 ● お客様の足に合わせて製作するオーダーメイドです。 ● 標準の仕様では使えない特別なパーツや作業をふんだんに使って、履き心地を重視したものに仕上げます。 ● ご注文いただいた靴と同じ革を使って製作したカードケースをプレゼント(下の写真参照)。 ● 予定数は各色3足ずつの合計で9足で、シリアルナンバーを入れさせていただきます。 ● 価格は 119,900円(税込み)です。 ● ラストをお持ちでないお客様は、別途ラスト製作費用(28,600円、税込み)が必要です。 ● オプションを追加される場合は別途オプション費用がかかります。 ● インソックには専用の焼き印を押させていただきます。 今回プレゼントするカードケースはこんな感じになります(試作品なので革は異なります)。 お客様の足に合わせてラストを製作して靴の製作をいたしますので、ご注文時には私たちシューリパブリックの工房(埼玉県加須市)にお越しいただくか、私どものイベントにお越しいただてご注文ください。 予定数に達しましたら、受付は終了となります。 今回の商品は、お客様に感謝の意味を込めてなかなか採算度外視の大変お値打ちの企画商品ですので、ぜひこの機会にご検討ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。   ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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キップ

これは、工房の屋上から見えた今日の夕方の風景です。 仕事をしていて外を見たら赤くなってきたので、カメラを持って屋上に上がってみました。 さて、在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 ブラウンのキップです。 じつはこの革、イタリアのかなり実力の高いタンナーさんの製品なのですが、かつて私たちシューリパブリックで扱っていたBugattiやOld Englandを製造していたタンナーさんのもので、当然ながらこの革も非常にクオリティの高いものです。 BugattiやOld Englandと異なるのは、こちらの革の方が比べると少しだけ柔らかい仕上げになっているということ。 なので、シワの入り方も大変素直でとってもキレイです。 靴になっても変なシワが入りにくそうです。 革の厚さはだいたい1.4~1.5㎜ほどで、生地の厚さとのバランスを考えても丁度よいところですね。 生地の良し悪しを判断するための参考にしていただく革の裏側ですが、これも大変キレイでキメがそろっています。 比較的若い牛の革なので、脇腹にこのような模様が残っています。 ちなみに、この革でビジネスシューズを作った場合、これだけキメが細かい革なのでポリッシュして光らせようとすれば十分に光ります。 私個人的にはあまり光らせるのが好きではないので、革の素材感を生かした仕上げにすると思いますが。 参考までに、この革でビジネスシューズを作っても良いですし、もう少しカジュアルな雰囲気の靴を作ってもOKです。 イメージとしては、キメが細かくてキレイなキップと考えていただければよいでしょう。 この革は、まさに早い者勝ちです。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は完売しました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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旅チャッカ

もうそろそろ夏も後半戦に入り、早い方はもう次の旅の計画を立てているなんてこともあるかもしれませんね。 今日観た天気予報によると、今年の秋は比較的気温が高めとのことですが、猛暑ではないそうなので適度に心地よい季節を感じられるかもしれません。 そんな時期にまた旅に出るというのも良いかもしれませんね。 さて、今日はタイトルの通り旅チャッカ発売のお知らせです。 というのも、だいたい今くらいの時期になるとお客様から次の旅チャッカの発売はいつですか?というお問い合わせをいただくことが多く、多くの方々に必要とされていることを実感します。 また、旅チャッカはすでに1足持っているんだけど、他のデザインはないのですか?というお問い合わせも多く、これに関しては旅行や出張の時になるべく使い勝手が良い靴ということでチャッカブーツにしているわけですが、中にはブーツよりもシューズの方が良いという方もいらっしゃるので、その時の状況に応じてできる範囲で調整しています。 そんなこともありまして、今回はデザインが2パターンになります。 1つ目は、いつもの通りのチャッカブーツ。 後ほどご案内しますが、今回の革も黒のステアになります。 そして、もうひとつは3穴のギブソンシューズ。 この2デザインです。 ちなみに、「旅チャッカ」とは私たちシューリパブリックの企画商品の名称で、インソールを取り外して交換することにより1足の靴を続けて数日履くことができるものです。 出張や旅行などの時に靴を何足も持っていく必要がなく、大変丈夫なブラックラピド製法で製作しますので、より道具的にお履きいただける靴になります。 今回は、いつものチャッカブーツのほかに、同じ仕様で3穴のギブソンシューズもバリエーションに加えました。 そして、今回使用する革はこちら。 比較的厚さがあってしっかりしている黒のステアのスムースです。 こうしてシワを入れてみると、なかなかしっかりしているのがお分かりになるかと思います。 ステアなので、カーフやキップのようなきめ細かい肌目ではなく、どちらかというと丈夫そうな感じで革らしい革というのが私の印象です。 改めまして、仕様は以下の通りになります。 デザイン: チャッカブーツ or 3穴ギブソンシューズ 革: ステアのスムース(黒)  価格: 82,500円(税込み、インソールはスペアが1組つきますので計2組) 製法: ブラックラピド 受付期間: 8月末日まで(ご希望の方は受付期間中にその旨ご連絡いただき、9月中旬頃までに打ち合わせにお越しください) 予定数: 合計で5足  *お客様の足に合わせて製作するオーダーメイドです。初めてのご注文でラストをお持ちでない方は、別途ラスト製作費用(28,600円)が必要です。 ご注文をご希望の方は、メールにてご連絡ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 ちなみに、次回の旅チャッカの受け付けは2024年の1月以降になる予定ですが、その時には値上げを予定しています。 旅チャッカのご注文を検討されている方は、よろしければこの機会にご注文ください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ジュリオ

余談ですが、これだけ情報がたくさんある昨今でだいたいのことはちょっと調べればわかると思っていましたが、今日はどんなに調べても全く結論に辿り着かないことに直面しました。 それは、我が家のリビングの電球のことなのですが、今日ひとつ切れてしまったためネットで買おうとしたらどこを探しても売っていなくて、それはオーデリックのNo.255TBという品番のLED電球なんですけど、あまりにも情報がなさすぎで驚きました。 結局、調べていくうちにこれが既に生産中止になっているとのことが判明しました。 世の中には同じ品番の電球を使っている人がたくさんいると思うので、メーカーとしては後継品などの情報が出ているだろうと思ったら、そんな情報などまったくありません。 No.255TB自体が販売されていた形跡すらなくて、こんな電球1個にこんなに振り回されるとは思ってもいませんでした。 オーデリックの電球って、代替品とか無いのかなぁ? 近いうちにメーカーに連絡して聞いてみようと思います。 さて、今日はまた倉庫の中から発掘した革をご紹介します。 在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 ジュリオという名の国産のステアです。 色は、デジカメの関係でちょっとピンクがかって見えますが実物はもう少し落ち着いた感じの赤です。 こんなに派手な感じではありません。 いわゆるビジネスシューズに使うような雰囲気の革ではなく、どちらかと言えばカントリーブーツやカジュアルな雰囲気の服に合わせるような感じの靴に合いそうな革です。 シワが入った様子はこんな感じで、ちょっとザックリとしています。 ですが、これがなかなか雰囲気があってステキな革で、たとえばTシャツにカジュアルパンツというスタイルに合わせたいときに、カーフのピカピカの革靴だとちぐはぐな雰囲気になってしまうところを、こんな感じのちょっとラフな雰囲気の革の靴なら、硬くなりすぎずに適度にくずしてイイ感じにまとまりそうです。 少し前だと、革靴と言えばもうほとんどがスーツにあわせうようなパリッとしたものばかりでしたが、そうじゃなくてスウェードの革の靴やシュリンクの革の靴と同じように、ちょっとラフなステアのスムースの革であれば硬くなりすぎない靴に仕上がります。 こういう靴を1足くらい持っていると、カジュアルだけどスニーカーだとカジュアルすぎるという時に活躍してくれます。 これが黒じゃないのも良いところだと思います。 革は、なぜかステアなのに脇腹にカーフのような模様が残っています。 この革で靴を作るのなら、ちょっとつま先が丸いラストでチャッカブーツとか、同じく丸いラストでギブソンシューズなどが格好良いかもしれませんね。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革の受付は終了しました。   ★★★お知らせ★★★ ★7月26日(水)から8月4日(金)まで私たちシューリパブリックは夏季休暇となります。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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シャトーブリアン

昨年から今年にかけて新たに革をたくさん買っているので、倉庫の中がかなりパンパンになってきています。 1足分ほど残っている革は企画商品として「ラストワンプラン」でご紹介していますが、そのほかにも微妙な量が残っている革もありまして、さすがにラストワンではないけれど何足分もあるわけではないという中途半端な革がこれまたたくさんあります。 そんな中で、今日は以前に皆さんに大変ご好評だったあのデュプイのシャトーブリアンの黒の革を使った企画ご紹介したいと思います。 まず、デュプイのシャトーブリアンは皆さんご存知の通り、大変有名で大変クオリティの高いフランスの革です。 有名ブランドなどでもよく使われているそうで、靴の業界ではブランド革として扱われています。 私は革マニアの方ほど詳しいわけではないので、あくまでも聞いた情報としてお伝えしますと、この革はセミアニリン仕上げという仕上げが施されていて、こんな感じにツヤがある仕上げになっています。 素上げの革と比べるとかなり雰囲気が異なりますが、どっちが良いかということに関しては完全にお好みでということになります。 セミアニリン仕上げは、初めからこんな感じにツヤがあるので靴をピカピカに磨かなくてもそこそこのツヤを保ってくれます。 また、このシャトーブリアンはだいたい200デシほどの大きさの革(マル革、半分に切っていない状態の革)なのですが、これは日本で言うベビーカーフ(80デシ前後)よりも少し大きく、キップ(半裁で120~140デシくらい)に比べると一回りくらい小さい革で、実際にはまだ仔牛であることから脇腹に上の写真のような仔牛特有の模様が入っています。 言い換えれば、この模様が入っている革は仔牛の革である証と言えます。 あと、フランスの革あるあるでお尻の周りや背中の部分は生地がしっかりしているのは当然なのですが、脇腹の方に向かっていくと急激に生地のクオリティが悪くなってしまうので、靴を作るのに使える部分が思った以上に少ないという特徴もあります。 そんなデュプイのシャトーブリアンですが、もうこれからなかなか良い革が入ってこなくなってしまうと言われているので、こういう革があるうちに良い靴を作っておいて永く履いていただきたいと思い、今回の企画を提案させていただくことにしました。 企画の詳細は次のような感じになります。 〇 このデュプイのシャトーブリアン(黒)を使って、永く履いていただけそうなクラシックなデザインの靴を作ります。 〇 ご注文をお受けできるのは先着1名のみ。 〇 価格は基本仕様が110,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインはシューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は完売いたしました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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オイルシュリンク

在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 こげ茶のシュリンクの革にオイルを含ませる加工を施したものです。 こちらの革は、結構がっつりとオイルを含んでいて比較的柔らかめの仕上がりになっています。 革の肌目はこんな感じ。 見た感じではいわゆる普通のキップのシュリンクなのですが、このオイルの量が半端じゃないのです。 この革の上に紙を一晩おいておくと、紙がオイルでべちょべちょになってしまうのではないかと思うほど(ちょっと極端な例えですが)。 それくらいオイルの量が半端ないという特徴の革になります。 こうして見ていただくと、革の雰囲気はとっても上品で、いわゆるワークブーツなどを作るような雰囲気の革ではなく、ブリティッシュテイストのハンティングなどに使うようなブーツに適しています。 革そのものが比較的柔らかめなので、パーツがたくさん重なるようなデザインでも全く問題ありませんし、革自体は厚さがそこそこあるのでプレーンのデザインでも行けるという、ある意味広く対応できそうな革です。 ちなみに、革の厚さは1.8㎜ほど。 目が詰まっている柔らかめの1.8㎜なので、履き心地は非常に良いはずです。 もし私がこの革で靴を作るとしたら、やっぱりフルブローグのブーツかセミブローグのブーツ、もしくはそれらのシューズが良いかなって思います。 私個人的にフルブローグが好きなので、お勧めがいつもそんな感じになってしまいますね。 いやいや、革がそんな雰囲気の革なので、結果的にそうなってしまうというのが本当のところなのです。 違うねらい方をするのなら、つま先のちょっと丸いラストを使ってプレーンのギブソンシューズというのも格好良さそうです。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革の受付は終了しました。 ★★★お知らせ★★★ ★7月26日(水)から8月4日(金)まで私たちシューリパブリックは夏季休暇となります。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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dakar prugna

在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 ELBAMATTなどで大変なじみのあるTempesti社のDakar(ダカール)という革。 そして、色はPrugna(プルーニャ)という色になります。 プルーニャとは、イタリア語でプラムとかプルーンを意味するそうですが、Tempestu社ではワイン系の色で一番濃い色という位置づけのようです。 この革、とっても雰囲気があってキレイですっごく良い革なのですが、最近革の入荷がちょっと多くて保管場所がだんだん怪しくなってきたので、ラストワンプランに出すのにはちょっと早いのですが、思い切って出してみることにしました。 なので、今回こちらを選ばれる方はかなりラッキーです。 色味は、どうしてもデジタルカメラだと明るく写ってしまいのですが、もう少し濃くて落ち着いた色合いになります。 色々な方向から撮ってみたものの、あまり変わらず。 表面は、ややまだらな感じです。 ちなみに、革には牛の体のどの部分かによっていわゆる部位の名称がありまして、ショルダーは前足から首のあたり、ベリーは腹回り、そしてこの革はバットと言いまして背中のお尻に近い部分で、部位の中では最も良いとされているところです。 そんなこともあって、シワの入り方は大変きめ細かくとっても上品でキレイです。 そもそもこの革はやや薄いものの生地がしっかりしているので、普通に男性用の靴を作っても何の問題もありません。 しなやかで生地がしっかりしていてそのうえキメが細かいなんて、素晴らしすぎます。 ちなみに、革の厚さは1.2mm。 そうそう、ちょうどこの右の方に写っている色合いが実物に近そうです。 話を戻しまして、そんな革ですが例えばフルブローグなどパーツがたくさん重なるようなデザインでも、革がしなやかなので硬すぎる靴になることもありません。 また、チャッカブーツやギブソンシューズなど、プレーントゥで革の面を見せるような靴でも、頼りなさは感じられないと思います。 私なら、フルブローグやセミブローグなどのちょっとごちゃごちゃとしたデザインがお勧めかなって思います。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は完売しました。 ★★★お知らせ★★★ ★7月26日(水)から8月5日(金)まで私たちシューリパブリックは夏季休暇となります。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革

在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 ネイビーの国産のキップ。 まず一番の特徴が、なんとも言えない絶妙な色のネイビーということです。 いわゆるよくあるネイビーではなく、ちょっとだけグリーンパ入っているのではないかという感じの色で、参考に黒の革と20周年記念モデルでも使っているコバルトの革を一緒に並べてみると、 こんな感じになります。 なので、ちょっと珍しい色と言えますね。 まだまだネイビーの靴を履いている人自体が少ないところを、さらにネイビーでも味があるネイビーなんて、なかなかオシャレな感じです。 国産のキップということでシワの入り方がどんな感じだろうと気になるかもしれませんが、クセのない自然な感じの入り方ですね。 汚いシワにはならなそうです。 革の厚さは1.45㎜ほど。 最近のカジュアル仕様の革だともうちょっと厚いものも多くありますが、スムースではまぁ普通といったところでしょう。 ちなみに、断面はこんな感じで、 裏面はこんな感じになっています。 革の雰囲気は特別硬くもなく柔らかくもなく、プレーンの靴を作っても良いですし、フルブローグなどの靴でも問題ない、ちょうど使い勝手の良い硬さになります。 なんでも行けちゃう革って逆にどんな靴を作ろうかと迷ってしまうかもしれませんね。 私のお勧めはというと、プレーンのチャッカブーツや、プレーンのギブソンブーツ、もしくはちょっと派手な靴下をチラ見セするのであればフルブローグのシューズなども格好良さそうです。 革は比較的大きめなので、余裕を持っていいところ使いで作れるので、なかなか格好良い靴ができそうです。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革の受付は終了しました。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック創業20年を記念して、こだわりいっぱいの20周年記念モデルを発売中です。詳しくはこちら。グリーンの革は残りあと1足です。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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