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久しぶりのブーツ

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

ギブソンブーツ

外出する用事があって、久しぶりにこのブーツを履いてみようと思い、何も考えずに履いて出かけたところ、 何となく違和感がありました。 ゴワゴワしているというか、パサパサしているというか、簡単に言ってしまえば革が乾いている感じ。 考えてみればこのブーツ、手入れしたのいつだろう? いや、時々しているけれど、前回履いたのいつだろう? そんな感じです。 このブーツの革は、あいなめしといってタンニンなめしをベースにしてクロムでもなめしているモノなのですが、どちらかというとタンニンなめしの要素が強いモノです。 それにオイルが塗ってある革なので、しっとりとしているはずなのですが、オイルがだいぶ抜けてしまっていてゴワゴワになっていました。 このタイプの革には、ミンクオイルなどのオイルを塗り込んであげるとしっとりと蘇ります。 今回は、手元にあったドクターマーチンのオイルを塗ります。 これは、布などを使って多めに革にすり込むように塗り、しばらく待ってから余分なオイルを乾いた布で拭き取ります。 とりあえず、革が復活しました。   ミンクオイルなどの革用のオイルは、何でもかんでも塗ればよいというわけではなく、塗り過ぎは革が柔らかくなりすぎてしまうようなのである程度手加減する必要があります。 また、乾燥させてしまうと革のひび割れの原因にもなると聞きますので、注意して使うようにしましょう。 ちなみに、私のブーツはもともとオイルが塗ってあった革なので今回もオイルを使いましたが、そうではなく普通の革の場合はオイルではなくデリケートクリームなど水分と栄養分を含んでいるクリームを使うと良いでしょう。 革は、一度亀裂が入ってしまうともう戻すことができません。 そうならないように、日頃から正しいメンテナンスが必要です、私も含めて。   それから、下の方にも書いてありますが、今度の日曜日は恵比寿のRifareさんにて恒例の「足の計測会&オーダー会」のイベントを開催します。 Rifare恵比寿店の住所は、東京都渋谷区恵比寿南2-7-1 です。 シューリパブリックの靴を実際に見てみたいと思ってくださっている方、ぜひこの機会にお越しください。 同業者の方も、ぜひこの機会に遊びにいらしてください。 靴の勉強をされている方も、大歓迎です。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【お知らせ2】 Rifareさんにて恒例のオーダー会&計測会のイベントを開催します。 恵比寿店は、 7月23日(日) 11時~20時   大阪店は、 7月29日(土) 11時~20時 名古屋店は、 7月30日 (日) 11時~20時 となります。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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修理

AKさんからお預かりしていたギブソンブーツとギブソンシューズの修理が完了しました。 じつは、この2足のほかにもう1足同じメニューで一緒に作業を進めていた靴がありまして、その靴も合わせて3足揃っての完成となりました。 パッと見ていただくと、とってもキレイですよね。 シューズの方は、たぶん5年くらい経っているのではないでしょうか? ちなみに、修理のメニューはオールソール交換+リウェルト+ボトムフィラー交換+シャンク交換です。 アッパーがキレイなのは、AKさんが丁寧に履いてくださったから。 ソール周りを交換すると、こんなふうにとってもキレイによみがえります。   先月から今月にかけて、偶然にも同じメニューの修理が集中しまして、ちょっと忙しかったのですが、 完成してお客様にお渡ししたのちに、改めて・・・、 「履き心地がシャキッとして、またとても快適に履けるようになりました。」 というご連絡をいただいたりすると、喜んでいただけて良かったと素直に感じます。 オールソール交換の際に、ウェルトも交換することをお勧めするのは、単にウェルトを縫っている糸が切れてしまったというケースもありますが、 せっかくオールソールをするのであれば、履き込んで多少痩せたリブに合わせて再度ウェルトをかけることで、靴がまたシャキッとよみがえって快適に履いていただけるからです。 5年も履けば、ボトムフィラーだってへたってきていますし、ウェルトだって少なからず劣化していますから、 最初に縫った時と同じ穴を使って、手作業で丁寧に新しいウェルトをかけて修理をしてあげることで、かなり良い状態に戻るのです。 これで、また快適に履いていただけます。   カカトの修理など簡単な修理は地元の修理屋さんにお願いして構いませんが、オールソール交換など大きな修理においては、全く違う仕様になってしまって履き心地が変わってしまったという声がけっこうありますので、 オールソール交換などは私たちシューリパブリックにお持ちいただくかお送りください。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【お知らせ2】 Rifareさんにて恒例のオーダー会&計測会のイベントを開催します。 恵比寿店は、 7月23日(日) 11時~20時 今週末です! 大阪店は、 7月29日(土) 11時~20時 名古屋店は、 7月30日 (日) 11時~20時 となります。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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カンカン帽

関東甲信越も、今日梅雨が明けたようですね。 まぁ、それにしても今年は暑い日が続いています。 私、個人的には暑いのが苦手で、この時期はあまり無理をしないようにしておとなしくしています。 そして、昨年から自己防衛もしなくてはいけないと思いまして、心がけて帽子をかぶるようにしています、イマイチ似合わないのですが・・・。 そんなわけで、今年も帽子を買ってみました。 カンカン帽っていうヤツです。 昨年は、パナマ帽を買って暑い時にかぶっていました。 なぜ私が似合わないのに帽子をかぶるようになったのかと言いますと、暑さよけのほかに帽子が好きだからという理由がありまして、似合わなくても普段から帽子をかぶっていると少しくらいは似合うようになるのではないかという思いからなのです。 似たようなケースで、私はメガネも好きなのです。 先日お越しいただいたお客様のYEさんとメガネ話で盛り上がりましたが、私は普段からメガネをかけていないのにメガネが好きで、気に入ったものを見かけると買ったりしています。 普段からメガネをかけないので、メガネも似合いません。 それを、とにかくサングラスでもなんでもかけるように心がけて、最近はやっと似合うようなものもチラホラ見つかるようになりました。 執念です。 やっぱり、帽子にしてもメガネにしても、好きなら楽しみたいですから。 人生を終える直前になって、もっと楽しんでおけばよかったと後悔するのは良くないですから、できることはちょっとくらい無理をしてでも楽しんでしまう方が絶対に良いと思います。   じつは、私が40歳になった頃に、ぜひ生きているうちにやっておきたいと思って始めたことがあります。 それが、以前に書いたこともある自転車とカメラです。 そのほかに、サックスも何十年かぶりに復活させました。 せっかく生まれてきて、やろうと思えばできる環境にあるのに、へんな遠慮をしてやりたいのにやらないというのはもったいない話で、 自転車とカメラとサックスは、今やっておかないと年をとって始めるのも大変になってしまうかもしれないから、後悔するに違いないと思い、思い切って始めて見ました。 今振り返ってみると、あの時に無理して買って始めておいて良かったと思います。 本当は、どんなに年をとって始めたってぜんぜん問題ないのかもしれませんが、早く始めることで永く楽しむことができるというメリットがあります。   そういえば、先日お越しいただいたお客様のMAさんが、 「あと5年くらい早くシューリパブリックの靴に出逢いたかった・・・。」 とおっしゃっていました。 そうおっしゃっているMAさんですが、十分に私たちシューリパブリックの靴を堪能していただいているように見えますよ。 いつも楽しそうですし。 とは言え、MAさんはこうして今シューリパブリックの靴を履いてくださっているからそんなふうに言えるのだと思います。 知らなければ、知らないままで終わってしまいますから。 やっぱり、生きているうちに、それもちゃんと楽しめるうちに興味があることはチャレンジしておくのが良いのでしょう。 私もまだまだやりたいことがたくさんあります。 年をとって後悔をしないように、今からどんどんやっておきます。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【お知らせ2】 Rifareさんにて恒例のオーダー会&計測会のイベントを開催します。 恵比寿店は、 7月23日(日) 11時~20時 今週末です! 大阪店は、 7月29日(土) 11時~20時 名古屋店は、 7月30日 (日) 11時~20時 となります。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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メガホースブラシ

日頃から靴のメンテナンスに関して、かなりの頻度でお客様から質問されます。 靴のメンテナンスに関しては、ネットで調べてみたところであまりにも情報が多すぎて、何を信じて良いのか判断に困ってしまうかもしれません。 そう言っているこの情報もそのひとつに過ぎないのですが、私がこうしたほうが良いということを、これまで靴の仕事をしてきて経験から学んだことや、専門家の方から教えていただいたことなどを踏まえてお伝えしたいと思います。   キーポイントは3つ。 1.革にとってホコリと乾燥は大敵。 2.クリームのつけすぎはダメ。 3.多湿は要注意。 となります。 なので、普段からこんなメンテナンスをしてください。   まず、履いた時には帰宅したらホコリを落とすためのブラッシング。 必ず毎回とは言いませんが、ブラッシングは必要です。 ブラッシングには、基本的には馬毛のブラシをお勧めしています。 こちらは、メガホースブラシです。 もしくは、 馬毛のブラシです。 こんな感じのものを使ってください。 ブラシに関しては、追及していくとどんどん深いところに入り込んでしまうのですが、まずはこの辺りで十分です。 また、乾燥しがちな季節にはデリケートクリームを使って栄養補給をしましょう。 頻度は月に1度程度で十分。 クリームの量と塗り方は、布を使って塗るのが確実で、全体的に薄く塗って余分なクリームを拭き取るようにしましょう。 これで、キーポイントの1.はOK.   つぎに、上記のものとは別で月に1度くらいは乳化性のクリームを使って磨いてあげると良いでしょう。 乳化性のクリームとは、こんな感じの瓶に入っているクリームです。 ちなみに、こちらは乳化性ではなく油性のワックスになります。 乳化性のクリームと油性のワックスは目的が違っていまして、 乳化性のクリームは、主に栄養補給と補色が目的で、対するワックスは主につやを出すことが目的となります。 そして、乳化性のクリームとワックスとどちらにも言えることですが、塗り過ぎは革に対してダメージを与えてしまいますので要注意です。 乳化性のクリームは、片足につきコーヒー豆ひとつ分ほどを、こんなブラシで・・・ 全体にざっとのばし(ついていないところがあってもOK)、 それを豚毛のブラシでポリッシュします。 シャカシャカ結構念入りにポリッシュします。 豚毛のブラシは、 こんなのや、 こんな感じのものです。 ここで注意ですが、豚毛のブラシは使用目的の関係でブラシにクリームの色が残ります。 ということは、黒いクリームを使った後に明るい色の革に使うと、黒が移ってしまいます。 ですので、豚毛のポリッシュ用のブラシは、各色とは言いませんが、主な色のモノを用意しておきましょう。 また、靴のクリームは時間が経つと硬化してきますので、定期的にレザーローションなどを使ってキレイに落としてあげると良いです。 お化粧と同じ感覚ですね。 頻度としては、3~4か月に1度くらいで良いと思います。 これで、キーポイントの2.がOKです。   あとは、メンテナンスというよりも使い方ですが、靴は(スニーカーも含めて)1度履いたら最低でも2日、できれば3~4にちは休ませます。 これは、1度履くと靴のインソールなどに足の汗が溜まり、それをしっかりと排出してあげる必要があるためです。 これをちゃんと守らないと、インソールに亀裂が入ってしまったり、その下にあるボトムフィラーのコルクがボロボロになってしまったり、さらにはウェルトを縫っている糸が弱ってしまいます。 雨の日に履くことは問題ありませんが、そのあとに靴の内部に湿気が残っていない状態になるまで十分に乾燥させてあげてください。 靴を履かない時には、靴は玄関のコンクリートやタイルの上に置いておくと湿気が抜けにくくなりますので、少し高いことろに置いてあげると良いでしょう。 これで、キーポーンとの3.もOKです。   実際にやってみると、決して難しいことではありません。 あまり神経質にならずに、上手に靴と付き合ってあげてください。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【お知らせ2】 Rifareさんにて恒例のオーダー会&計測会のイベントを開催します。 恵比寿店は、 7月23日(日) 11時~20時 大阪店は、 7月29日(土) 11時~20時 名古屋店は、 7月30日 (日) 11時~20時 となります。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンシューズ

今日のお客様は、埼玉県に住まいのMAさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 MAさんは、今回の靴が11足目になります。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、明るいブラウンのギブソンシューズです。 今年の夏は、夏の雰囲気のギブソンシューズを履いてみたいというご希望で、生地色のウェルト×白いだし糸仕様でご注文いただきました。 後ろに見えるチャッカブーツは、同じような仕様で以前に製作させていただいたもので、今回はブーツではなくシューズです。 履いていただいて、 「いいですよ、この革もこの雰囲気も。革が柔らかいから、履いた時からもう馴染んでみるみたいだし。」 と、大変気に入ってくださいました。 MAさんは、 「世の中に気に入ったデザインの靴や、気に入った素材などはたくさんあるけれど、 さらに自分の足にぴったり合っていてストレスなく履けるという、もうすべてそろった靴を履けるなんて、とっても幸せですよ。」 とおっしゃっていました。 確かに、それらの条件がすべてそろうというのは、オーダーメイドじゃないとなかなかあり得ないことですよね。 私も、お客様にそんなふうに思っていただけて非常に光栄です。 これからも、よろしくお願いします。 今日はありがとうございました。   靴のスペック デザイン:ギブソンシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【お知らせ2】 Rifareさんにて恒例のオーダー会&計測会のイベントを開催します。 恵比寿店は、 7月23日(日) 11時~20時 大阪店は、 7月29日(土) 11時~20時 名古屋店は、 7月30日 (日) 11時~20時 となります。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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オックスフォード

今日のお客様は、東京都にお住いのNUさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 NUさんは、今回が初めてのシューリパブリックになります。 早速履いていただきました。 初めてのシューリパブリックの靴のご感想をうかがってみると・・・、 「特にあまりなにもかんじなくて・・・、ただ履いていてストレスはないです。これまで革靴と言えば痛いモノと思っていましたが、この靴はそういう感じではなく、なにも履いていない感じというか・・・。」 とのこと。 そうです、私たちが狙っているのはまさにそのようなフィッティングです。 NUさんの足は、既製品には幅が広く、おそらく何を履いてもきつく感じてしまうのではないかと思います。 なので、本来の革靴のフィッティングを知っていただくことができて、私としても非常に良かったと思っています。 話の流れから、ちょっとだけサンプルのギブソンブーツを履いていただいたら、これまた今までのNUさんのブーツに対する印象が大きく変わったようで、 足首は動かしにくいと思っていたのに、実際には足首を動かしてもストレスがないし、 重いと思っていたのに、実際には履いてしまうと重さをほとんど感じないですし、 脱ぎ履きに関して面倒だと思っていたのが、実際には簡単にハネが開いてスムーズに脱ぎ履きで着ますし、 全然思っていたよりも良い感じにホールドされて快適だったそうで、 ギブソンブーツも大変気に入っていただいてオーダーしてくださいました。 今日はお仕事の興味深いお話もたくさん聞かせていただき、私もとっても楽しかったです。 また次回も楽しいお話を聞かせてください。 今日はありがとうございました。   靴のスペック デザイン:オックスフォード レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【お知らせ2】 Rifareさんにて恒例のオーダー会&計測会のイベントを開催します。 恵比寿店は、 7月23日(日) 11時~20時 大阪店は、 7月29日(土) 11時~20時 名古屋店は、 7月30日 (日) 11時~20時 となります。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンシューズ

今日のお客様は、新潟県にお住いのYOさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしました。 こちらの靴は、去る3月末から4月初めにかけて新潟のコージ製靴製靴さんで開催されたファミリーセールの際にご注文いただいたものです。 フレンチシュリンクの革を使ったギブソンシューズ。 こうして見てみると、スムースの革の仕様とはまた雰囲気が違っていて、なかなかステキです。 お客様が新潟にお住いということもあって、今回は発送にて納品させていただいたのですが、私たちシューリパブリックにオーダーされるのは初めての方ですので、 もしかしたら何かと不安なこともあるかもしれないと思い、ちょっとうるさいくらいにお手紙を付けさせていただきました。 ハンドソーンウェルテッドのオーダーメイドの靴というと、もう履き初めから夢のようなピッタリの靴だと思ってしまう方もいらっしゃるようですが、 いかんせん素材は革を使っていて、暫く履き込むとインソールが足の形に沈んだり、屈曲するあたりは革にシワが入ってフィッティングが多少変わってくるため、 私たちシューリパブリックの靴は、おおよその計算のもと、普通に履いて革の変化が落ち着く半年後くらいにジャストフィットになるように製作してあります。 足の形状や特徴その他にもよりますが、若干親指まわりがきつと感じる方もいらっしゃいますし、 逆に普段きつい靴を履いていいらっしゃるような方には、捨て寸が長いとか心許ないと感じることもあるかもしれませんが、 お客様の足をしっかりと計測させていただいて、その癖や特徴も加味したうえで製作させていただきますので、ご安心いただければと思います。 でも、やっぱり心配という方は、お気軽にお問合せ下さい。 調整が必要な場合は、無償で調整をさせていただいております。 YOさんは、いかがでしょうか? しばらくしたら、確認のご連絡をさせていただきたいと思います。   靴のスペック デザイン:ギブソンシューズ レザー: キップシュリンク ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【お知らせ2】 Rifareさんにて恒例のオーダー会&計測会のイベントを開催します。 恵比寿店は、 7月23日(日) 11時~20時 大阪店は、 7月29日(土) 11時~20時 名古屋店は、 7月30日 (日) 11時~20時 となります。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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専門家の話

カテゴリー: Break Time:ブレイクタイム

ギブソンブーツ

今日の午前中に、いつもお世話になっている生命保険のセールスレディの方が契約内容の確認などのためにいらっしゃいました。 以前住んでいた地域の担当の方も今でもお付き合いがあって、その方も偶然に同じ生保会社だったりして、今は二人の担当さんにお世話になっています。 今日いらっしゃったのは、今住んでいる加須の担当のセールスレディのMさん。 これは私のクセなのか、専門のお仕事をされている方にお会いすると、ついつい知りたいことをあれやこれやと質問をしてしまいます。 今日教えていただいたのは、以前からどうしても知りたかったことなのですが、従来からある生命保険と最近多くなってきているネットで契約する生命保険の関係です。 ご存知の方も多いかと思いますが、ネットで契約する生命保険の方が断然安いというイメージに反して、じつはそんなに驚くほどの差がないという事実があって、 それならそれぞれのメリットってなんだろう?という疑問がありました。 そのあたりを詳しく教えていただいたのですが、 ネット契約の方は、手軽でありそこそこ保険料が安いというメリットに対して、 従来のセールスレディの方を介しての契約のメリットは、専門知識を持ったセールスレディに頼ることができること、言い換えれば希望の商品を提案してくれることや、 ひとつの生保会社で契約している場合は、すべての契約内容を把握してもらえて、足りないモノやダブっているものに関してちゃんとアドバイスをしてもらえること、 さらに、万が一保険金が必要になった時に、担当の方に連絡さえすれば事細かに手続きに関して教えていただくことができます。 つまり、十分な知識を持っている方ならネットで契約するタイプで良いですし、 私のように保険に関してあまり詳しくない方なら、保険料がちょっと高くても専門家のアドバイスがある従来型のタイプが良いということになるようです。 いざという時にすべて自分でやらなくてはいけないというのは、ちょっと心細いかもしれないので、私はこれからも今のまま二人のセールスレディにお世話になることにします。 といっても、たいした契約はしていないのですが・・・。   考えてみれば、ここ最近は十分すぎるくらいの情報が氾濫していて、言い換えると何が正しくて何が間違っているのかを判断するスキルも必要になってきます。 靴においても同様なことが言えます。 ネットで何とかというブランドの靴を買うことができますが、専門家のいる店舗で買うとなると価格的にネットで買うよりも高くなることが多いですが、その分安心して買うことができます。 正しいサイズなのか、その商品は本当に自分が求めている商品なのか、その商品にはどんな欠点があるのかなど、専門家の意見を聞けるという安心料を払って買うようなものです。 ですから、ただ単に安いと言ことだけを理由にネットで買うというのは、良いことばかりではないことを知っておいても良いでしょう。 とかく日本では情報や知識に関して対価を払うという認識がまだ低いケースもあるようで、ちょっともったいないと思ってしまうこともあるかもしれません。 情報や知識を得ることで十分なメリットもあるわけですから、今後もっと改善されることを願っています。 私たちのようなオーダーメイドの靴を製作する工房も、技術だけでなく知識も売りとしています。 お客様が靴を快適に履いていただけるよう、技術と情報と知識を買っていただいて、大きなメリットを得ていただきたいと思っています。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【お知らせ2】 Rifareさんにて恒例のオーダー会&計測会のイベントを開催します。 恵比寿店は、 7月23日(日) 11時~20時 大阪店は、 7月29日(土) 11時~20時 名古屋店は、 7月30日(日) 11時~20時 となります。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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コバ削り

今日のタイトルは、もうこの一言で終わってしまいます。 上の写真は、私がグラインダー(フィニッシャーとも言います)で靴のコバを削っているところです。 写真ではカカトのコバを削っていますが、カカトに限らずつま先も土踏まずの部分も、すべてフリーハンドで削ります。 ゲージなんてありません。 恐ろしいです。 ということは、削り方もその作業する人によってまちまちとなります。 靴のコバのラインはどんな形が格好良いですか? と訊かれて、こんなラインです!と答えられる方はスバラシイ! そのラインになるように削ればよいわけで、このコバのラインはちょっと・・・という時は、思った通りに削れないのではなく、きれいなラインがイメージできないケースがほとんど。 作り手にはだいたいクセというものがあって、それが良く言えば個性というわけです。 私もさすがに最近はなくなりましたが、靴つくりを始めたばかりのころはこのグラインダーの作業が大変で、簡単に削れそうなのに力ばかり使って靴が暴れてきれいに削れないなんてこともありました。 今となっては、懐かしい思い出です。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【お知らせ2】 Rifareさんにて恒例のオーダー会&計測会のイベントを開催します。 恵比寿店は、 7月23日(日) 11時~20時 大阪店は、 7月29日(土) 11時~20時 名古屋店は、 7月30日(日) 11時~20時 となります。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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豪雨に遭遇

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

馬

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 午前中には、浅草へ行って材料の仕入れなどを済ませ、帰宅するや否や別の用事で家族と一緒に群馬県の前橋市にある群馬県馬事公苑に行ってきました(仕事ではありません)。 前橋市と言ってもこの群馬県馬事公苑は市街地からだいぶ外れた赤城山の山麓にあり、たぶん冬は寒いだろうなぁって思えるようなところですが、今の季節はむしろ蒸し暑いくらい。 ですが、この辺りは広々としていてとってもステキなところです。 近くには、とってもオシャレなレストランやショップがあります。 そもそも馬事公苑は、馬に慣れ親しみ馬に対する理解を深めるための施設で、ここはビジター制を採用しているため誰でも手軽に乗馬体験ができるのだそうです。 到着した時にはまだ少し雨が降っていました。 家を出るときにはとっても良い天気だったので、傘なんて持ってきていません。 見学OKとのことで、施設や馬たちを見せていただきました。 屋内で馬に乗ることができる施設もありました。 馬ってとってもかわいいですよね。 賢くておとなしくて・・・。 それでもって、人を見るらしい。 もし乗るときがあったら、馬にバカにされないようにしなくては。   さて、話が少し戻りまして、この馬事公苑に行く途中はもう大変な大雨でした。 今日、雨が降ったのはかなり局地的だったようですが、あとでニュースを見たら私たちがいたところは1時間の雨量が110ミリを超えていたそうです。 そんなわけで、何も考えずに革靴を履いて行ってしまった私ですが、まんまと家庭内の権力差で負け、豪雨の中コンビニの駐車場から数十メートル先のコンビニの店舗に傘を買うために傘もささずに向かいました。 当然、靴はびしょ濡れです。 今回の私のような豪雨ではなくても、雨の中靴を履いて歩いたという経験があるという方は少ないことでしょう。 ハンドソーンウェルテッドの靴は、濡れること自体はシミを除き大きな問題はありません。 ただし、そのあとのケアが非常に大切です。 一度濡れた靴は、だいたいつま先の方に湿気が残ります。 この湿気がクセ者なのです。 ハンドソーンウェルテッドの靴は、松脂ブレンドのワックスを糸に染み込ませ、その糸でウェルトを縫いつけています。 ウェルトを縫っている糸は、糸の強度を保つために松脂のワックスを染み込ませているのですが、湿気が靴内部にこもってしまうと糸の内部にも少しずつ湿気が伝わり、その状態で履いてしまうとワックスが剥がれて糸が劣化してしまうのです。 ですので、いつもお伝えしていますとおり雨の濡れたときや、足の汗が比較的多い方におかれましては、靴の内部の湿気が十分に乾いててから履いてください。 玄関のコンクリートやタイルの上に放置しておくと、湿気はなかなか抜けませんので、できれば少しでも高い位置に靴を置いていただけるようお願いいたします。 私は少し足の汗が多い方なので、普段は一度履いたらラックの高いところに置き、余裕をもって1週間くらい休ませるようにしています。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 11月に愛知県一宮市にてイベントを開催します。 日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。 詳細はコチラをご覧ください。   【お知らせ2】 Rifareさんにて恒例のオーダー会&計測会のイベントを開催します。 恵比寿店は、 7月23日(日) 11時~20時 大阪店は、 7月29日(土) 11時~20時 名古屋店は、 7月30日(日) 11時~20時 となります。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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