この話はこれまでも何度か書いているのですが、なかなか伝わらないこともあってぜひ皆さんに知っておいていただきたいと思っておりますので、今日もまたお伝えします。



ギブソン（外羽）とオックスフォード（内羽）、これらが靴のデザインのビッグ2になります。

おそらく多くの方がギブソンの方が調整の範囲が大きいため履きやすくて、オックスフォードは調整範囲が少ないために履きにくいというイメージをお持ちなのかもしれません。

既製品であれば確かにそれも間違いではないのですが、これがオーダーメイドとなるとちょっと話が変わってきます。

というのも、もちろん靴それぞれの性格は変わらないのですが、オーダーメイドとなると足に合っているというのが基本になり、そうなると調整範囲が大きい必要もさほどなくなります。

強いて言えば、飲んだ次の日に足がむくみやすい方や、夕方になると足がむくみやすいという方にメリットがあることくらいでしょうか。

オーダーメイドの靴はそもそも足に合っているということから考えると、オックスフォードでも何の問題もありません。

むしろ作っている側からいえば、



オックスフォードのこの部分がカッチリと革で形作られているので、しっかりと足をホールドでき、むしろこちらの方が靴との一体感を感じることができるほどです。

一方でギブソンのメリットはというと、



こうしてハネがパッと開くこと。

脱ぎ履きの頻度が高い方でしたら、こちらのギブソンの方が適していると思います。

既製品だと足の幅が細い方ならハネをギュッと締めて、広い方であれば目いっぱいにハネを広げれば履けてしまうというギブソンですが、オーダーメイドとなると考え方が全く違ってくるということを知っておいていただけると嬉しいです。

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