先日、お客様のWさんからオールソール交換+ウェルトかけ直し修理でお預かりした2足のうちの1足です。
ウェルティングが終わって今はここまで修理が進みました。
オールソール交換修理の場合、私たちシューリパブリックの工房で製作した靴は、私たちの工房で修理をすることをお勧めしています。
その理由はいくつかありまして、他店では入手できない材料を使っていること、そしてそれらの材料は再使用ができないものであるため、他店で修理すると元通りにならないこと、
そして私たちの工房では元々その靴を作る時に使ったラストがあるので、そのお客様専用ラストを使って修理ができることなどが挙げられます。
なぜそのパーツをそこで使っているのかがわからなかったりすると、修理をする際に違うパーツを使って修理をしてしまうこともあります。
細かいことを言うと、カカトのトップピースにおいても私たちが扱っているものはダイナイトの中でもハードタイプという、日本ではあまり扱っているところがないタイプのもので、イギリスの靴で言えばチャーチやトリッカーズが使っているダイナイトと同じものです。
参考までに、ソフトタイプはクロケットアンドジョーンズが使っているそうで、日本で扱っているものも私がこれまで見てきたところではこちらのソフトタイプが多いように感じました。
ソフトタイプとハードタイプを替えるだけでも、鋭い方は気付くかもしれませんね。
こだわる方は、ソフトとハードを使い分けていただけばよいと思いますが、あまり神経質になる必要はないかと思います。
細かいことを言えばいろいろありますが、作り手としてはそのお客様に合わせたセッティングで靴を作っているので、できることならその状態で履いていただきたいと思っているわけです。
★★★お知らせ★★★
★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。
★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
★地元のコミュニティバスのご案内をアクセスのページに追加しました。
★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。