先日こげ茶のスコッチスウェードをご紹介したところ、翌朝までには完売してしまうという大変な事になってしまいました。

スコッチスウェードは、先日にお伝えしましたが生地の高品質さや生地の厚さなどにおいて、今では作ることができない大変貴重なスウェードで、おまけに靴になった時の履き心地が大変優しく、さらに言えば靴そのものがとってもしっかりしているという、良いとこ取りの素材なのです。

結構多くのタンナーさんに聞いたり、革屋さんに聞いたりして何とかもう一度このクオリティのスウェードを入手しようと試みたのですが結局はその夢かなわずで、今あるもので終了ということになってしまいました。

先日ご紹介したのは、やや赤みがかったこげ茶のスウェードでしたが、今日ご紹介するのは黒のスウェードです。

前回同様にお取り置きを予定していたお客様がキャンセルとのことでした。

残りはあと1足分。

実際には１足半くらいでしょうか。

スコッチスウェードの中でも、この黒は比較的生地がカッチリとしている方で、好き嫌いもあるかもしれませんがしっかりとホールドできる靴がお好みの方であれば良い生地だと思います。

こうして近寄って写真を撮ると、意外と革くずがついていますね。

これはあとでキレイにしておきます。

革の厚さは約２㎜ほどですが、もう少し厚く感じるかもしれません。

また、生地の良し悪しを判断する基準になる革の裏側は、これまたなかなかキレイでこちら側を表にして使うこともできるのではと思ってしまうほど。

そもそもこのスコッチスウェードは、バットという部位を使っているため、初めからショルダーやベリーなどが付いておらず、どの部分も良い部位なのです。

あまりにも端の方は使わないにしても、かなり余裕を持って１足分がとれそうです。

たくさん革を必要とするフルブローグブーツやモンキーブーツもOKです。

１足分とれるスコッチスウェードは、今回が最後になります。

一生のうちで一度スコッチスウェードの靴を履いておきたいという方、お早めにご連絡ください。

今回も先着とさせていただきます。

 

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