余談ですが、先日お付き合いのあるタンナーの社長さんからこんなサンプルの革が届きました。

ここのタンナーさんは起毛の革を得意としているようで、こちらは黒いスウェードのカット見本です。

部位からして縁の方なので言ってみれば最も良くない部位なのですが、それでもこれだけしっかりしていて毛足だって部位を考えれば決して悪くないのです。
この部位は、普通に靴の裁断をするのなら使えない部分です。
社長さんはそのことを十分に承知のうえでこの部分を送ってきてと思うのですが、ちゃんと普通に使える部分ならかなりキレイなスウェードのはず。

さらに言えば、これはギン付きのスウェードで、しっかりと足をホールドしてくれるのはもちろんのこと、優しい履き心地でとっても快適な靴が作れそうです。
「使えそうかい?」
ということを言っていましたが、これはぜひ欲しいですね。
まだ発注はしていないのですが、このスウェードで靴を作りたい方はいらっしゃいますか?
その足数に応じた枚数をお願いするつもりなので、オーダーは確定ではないという前提で、もしかしたら作るかもしれないとか、もしくは将来的に欲しいという方、お気軽にご連絡ください。
発注するか否か、もしくは発注する数量の参考にさせていただきます。
インスタにコメントでも結構です。
さて、今日はこちらの革のご紹介です。

Tempesti社のELBAMATTです。
色は#T.Moro。
T.Moroとは、簡単に言えばかなり濃い目のこげ茶です。
見たまんまですね。

ELBAMATTはもう結構永いこと扱っていますが、最近は少し厚いタイプ(と言っても原寸のもの)も取り扱うようにしていまして、初めの頃の1.6㎜厚に対して今は2.2㎜厚のものも在庫しています。
これはELBAMATTに限ったことではありませんが、革は厚さによって表情が変わるもので、特にシワの入り方が全然変わってきます。
1.6㎜だと比較的シュッとした細かいシワが入るのに対し、2.2㎜では多少ざっくりとしたしわが入るのですが、そのぶんカジュアルな雰囲気が強くなりカジュアルな服装に良く合うようになります。
また、2.2㎜のメリットは革が厚くてしっかりしているぶん足をしっかりとホールドしてくれることで、履き込んでいって馴染んでくるとこの安心感がたまらなく心地よく感じるはずです。

ちなみに、今日ご紹介しているT.Moroは2.2㎜のものですが、ザックリのシワと言っても写真のような感じで決して汚いシワではありません。

ELBAMATTはいわゆるバケッタレザーといって、独自の製法でオイルをたくさん含ませて作るものであり、裏側もパサついた感じはありません。

実際に計測してみたら、2.2㎜を少し超えていました。
このT.Moroはこげ茶の中でも結構濃いこげ茶で、暗い室内で見たら黒に見えるかもしれないんじゃないかと思うほど濃い色です。
なので、普段は茶系は苦手という方や、足元が浮いてしまうのは嫌という方も、これなら全くそんな心配は必要なさそうです。
こういうしっかりとした革で、チャッカブーツやギブソンブーツを作って履いたら、とっても快適でしょう。
ご興味をお持ちいただいた方、ぜひご連絡ください。
残りは今時点で3足分です。
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