こちらは、先日もご紹介した納品待ちのお客様のモンキーブーツです。 じつはこのお客様はシューツリーも一緒にご注文いただいていて、こんな感じのものが出来上がっています。 シューツリーに関して私が考えるところでは、ちゃんと靴に合っているものがあれば間違いなくあった方が良いと思っていますが、合うものがないのであれば新聞紙などをしっかりと固めたものを入れておくのが良いと思っています。 何も入れないと、どうしても履いていてつま先が反ってきてしまい、その後は大きなシワが入ってしまったりして靴に対して悪い影響が出てしまう心配があります。 では、シューツリーを入れないのと合わないものを入れるのではどちらが良いかと言いますと、私個人的には入れない方がまだ良いと思っています(その時にはぜひ新聞紙などを固めて入れてください)。 そんなシューツリーですが、ではどういうものが靴に合っているのかということで、こちらの写真をご覧ください。 奥側の右足はシューツリーを入れていない状態で、手前側の左足にはシューツリーを入れています。 つまり、シューツリーを入れても靴の形がほとんど変わらないというのがひとつの理想で、さらにもう一つ言うと反ってしまった靴をしっかりと伸ばしてくれるくらい張っているということも必要です。 こちらが今回調整して作ったシューツリーです。 靴自体の厚さはもっと厚いように見えますが、それはインソールやそのほかのものを合わせた厚さであり、足の厚さもラスト(木型)の厚さはこれくらいなので、シューツリーもおそらくイメージしているよりずっと薄くなっているはずです。 今現在、私たちシューリパブリックで販売しているものは、昨年の途中からリニューアルしていまして、バネが比較的強く、そのためラストに比較的近い形で靴に面で接するような仕様になっています。 以前のものに比べて削る際に更なる精度が要求されるようになり、作業の時間が多くかかるようになったため価格を改定させていただきましたが、靴とラストを計測しながら現物合わせで作っているので、しっかりと効果を発揮するシューツリーになっています。 靴を永く良い状態で履いていただくために、ぜひご検討ください。 シューツリーの数は、靴を1足だけお持ちの方は1足分、靴を2足の方も1足分、3足以上の方は足数マイナス2ということで、5足お持ちならシューツリーを3足分ご用意いただくのが理想です。 シューツリーだけのご注文も承っています。 メールやお電話でOKです。 ご注意として、このシューツリーは私たちシューリパブリックで製作した靴専用となります。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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■ 高山純一 ■ Shoe Republic の代表及びクリエーターとして靴の製作を担当しています。 |
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