革靴の楽しみ方のひとつに、履いて行くうちに革の雰囲気が変わってくる経年変化があります。
これは選ぶ革によって大きく変わるものもあれば、ほとんど変化しないものもあります。
しっかりと仕上げのしてある黒い革などは、履き込んでいってもほとんど変化がないのに対し、明るい茶系の革や明るくなくても素上げの革であれば濃い目の茶でも結構変化します。
ですが、革の好みから茶系はちょっと苦手という方もいらっしゃるわけで、そういう方にはネイビーの素上げの革をお勧めします。
そのひとつがこちら。
Tempesti社のELBAMATTのネイビーです。
お好みの服の関係で、どうしても茶系が苦手でついつい黒系を選んでいるという方はけっこうたくさんいらっしゃるかと思いますが、黒系を好まれる方が黒ではなくて少し明るい雰囲気の靴を合わせたいと思った時に、同じ黒系の色のネイビーはとっても使えます。
私もぱっと見が黒に見えるネイビーのチャッカブーツをよく履いていて、これは黒いパンツにもネイビーのパンツにも無難に合わせることができます。
このELBAMATTのネイビーは、仕上げをする前の状態ではまぁまぁ明るめのネイビーなので、このあたりからスタートとなるわけですが、ELBAMATTの場合だと通常靴が完成したときには薄くミンクオイルを塗ることが多く、その時はこの状態よりもちょっとだけ濃い仕上がりになります。
そして、靴を履き始めた以降はあなたのお好みでメンテナンスをしていただくわけですが、少しずつ変化させていきたいのであれば無色のミンクオイルがおススメ。
もともとこのELBAMATTはオイルをやや多めに含んでいる革ですので、メンテナンスの時にミンクオイルを使っていただくことは普通なのですが、ミンクオイルでメンテナンスを重ねていくことでウェット&深い色合いに変化していきます。
ミンクオイルはに塗りすぎると革がクタクタになってしまいますので、メンテナンスの時にはくれぐれも少しずつ、そして深く染み込ませないように塗ったらサッと拭きあげるという塗り方がおススメです。
★★★お知らせ★★★
★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。
★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
★地元のコミュニティバスのご案内をアクセスのページに追加しました。
★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。