シューツリーを使っているか否かは靴に現れる

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以前に仕事で大阪へ行った時に、私の前を歩いていた男性の靴がとてもキレイで、とても丁寧にメンテナンスをされているのがわかるような靴でした。

靴がどう好きなのかはそれぞれ個人の勝手なのですが、靴を作っているものからすればできることなら大切に履いてほしいと思うのです。

そして、これも賛否両論あるかもしれませんが私は靴に合ったシューツリーを使うことも靴を大切にすることのひとつだと思っています。

シューツリー

この写真は、私が履いているチャッカブーツそれぞれの左足を並べたところです。

手前のチャッカブーツは、ウチの娘が幼稚園に入園する時に作ったもので、12年半くらい前のものです。

このチャッカブーツは、普段あまり履くことがないのでシューツリーを入れて保管しています。

対しておくのチャッカブーツは5年くらい前に作ったもので、これは先日の長野出張の際にも履いて行きました。

こちらのチャッカブーツは、出張から帰ってきて今休ませているところで、このあとシューツリーを入れる予定です。

こうして並べてみると、シューツリーを入れている靴とそうでない靴のつま先の反り具合が違うことがわかりますね。

私が知る限りでは、シューツリーを入れておくと靴がピンとまっすぐにのびて折れる部分のシワがのばされるので、その部分の革が割れにくくなるというメリットと、靴そのものが正しい形を維持できるというメリットがあります。

さらに、普段からシューツリーを入れている靴と入れていない靴では履いている時でもパッと見て違いを感じるものです。

他人に良く思われることを目的としたシューツリーなら要りませんが、履き込んでいくうちに靴の形が変わっていってしまって履きにくくなったり思わぬところにダメージを負ってしまうこともあるので、できれば普段から靴に合ったシューツリーを使っていただくことをお勧めします。


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