今月の初めころにレザーフェアがありまして、その時に見つけた革が今日入荷しました。
それがコチラ。

この写真だと何だかイマイチよくわからないかもしれませんので、ちょっと拡大してみます。

わかりますか?
そうです、黒のヌバックです。
ヌバックとは、起毛させた革のひとつなのですがスウェードとは異なります。
スウェードは革の裏面や、もしくは厚い革の表面(ギン面)1枚をスライスして取り除き(取り除いた革はスムースとして使います)2層目の部分を使うのに対し、ヌバックは簡単に言ってしまえばギン面にバフをかけて起毛させたものです。
ということは、スウェードよりもずっと生地の良い部分を使っていて、繊維もしっかりしています。
つまり、とっても贅沢な革ということ。

そんなヌバックですが、今回はレザーフェアで出逢ったタンナーさんに直接お願いすることができ、これまで製品として作られているものではなく、厚さが2.0㎜ほどあってメンズの靴でも十分に使えるようなしっかりとしたものを作っていただきました(なんて贅沢な・・・)。
そして出来上がってきたのがコチラなのです。
それも、私がいろいろとお願いしたのをしっかりと聞いてくださっただけではなく、大人牛のステアではなくてオーバーウェイトキップ(キップよりも少し大きいサイズの革)という、起毛の革を作るにはもったいない生地を使って作ってくださいました。
なので、思っていた以上に生地がキレイで、それでいて十分な厚みと硬さがあるという、本当に申し訳ない革ができあがってしまいました。
ということで、スウェードよりもちょっと、いやかなり嬉しいヌバックなのです。

厚みはお願いした通とおりの2.0㎜。

では、そんなヌバックのメリットはというと、スウェードに比べたら生地が良いのはお伝えした通りですが、スムースに比べた時のメリットというとまず何年か経った時に表面に亀裂が入るリスクがスムースよりもはるかに低いということ。
もちろん何のメンテナンスをしなくても良いというわけではありませんが、基本的には履いた時にブラッシングをして、時々栄養補給のスプレーなどをかけてあげればほぼそれでOK。
スムースの革はほったらかしで履いていたり、十分なメンテナンスをしていないとギン面に亀裂が入ってしまうリスクが高いのに対し、ヌバックはそう簡単に亀裂は入りません。
さらに、起毛素材ですがスウェードほど毛足が長くないので季節の制約もなく、スウェードではカジュアルすぎるしスムースではちょっと重すぎるという時に、ちょうど良い塩梅で使える適度なオフィスカジュアルの靴になります。
ここ数年はヌバックはノーマークだったので、ここでヌバックと聞くと感度の高い方は反応されるのではないかと思います。
今回は、2枚(約10足分)の革が入荷しました。
写真では実物の良さが十分に伝わらないので、ご興味をお持ちいただけた方はぜひ工房にお越しいただいて実物をご覧ください。
皆さまのお越しをお待ちしております。
お取り置きも承ります。
お早めに!!!
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