余談ですが、ある天気予報サイトによると今シーズンの関東近郊は雪が降る日が多くなるかもしれないということで、おまけに私は次回のIVY PRODUCTSさんでのイベントを1月に予定しているので、もしかしたらこれはスタッドレスだけでは厳しいかと思いまして、チェーンの購入も検討しているところです。
昨シーズンは1度だけ雪が降りまして、このあたりの方々はみんな外出せずに家でおとなしくされていたようでしたが、私は大喜びで近所のスーパーに買い物に行って、もう誰も来ないだろうという雰囲気の中で数十円にまで値下げされたお刺身をたくさん買ってきたのでした。
関東の平野部で走るのであれば、スタッドレスがあればさほど困ることもありませんが(クルマが四駆なので)、これが長野ともなると条件は大きく変わります。
だいたい大雪になると高速道路が早々に通行止めになって、一般道を走って行かなければらならくなり、それが碓氷峠越えなんてことになるとけっこう厳しそうなのです。
どうしようかなぁ、たまたまその時に雪が降ってチェーン迄必要になる可能性って結構低いけれど、安心のために、さらにまだ在庫があるうちに買っておくと良いのはわかっています。
これは悩ましいところです。
さて、今日はこんな革のご紹介です。
やまぶき色の革で、この革の名前はFirenze Lux といいます。
やまぶき色ですよ、Firenzeですよ、そしてLuxuryですよ、すこぶる優雅な革じゃないですか!
スタンダードでベーシックで実用を一番に考えた靴ももちろん大切ですが、一生に一度くらいとことん趣味に走った靴を作っても良いじゃないですか!
この革は、イタリアの突き抜けるような明るさをそのまま持ってきたような革なのです。
色味は何も言うことのないやまぶき色で、表面の雰囲気はややツヤのある仕上げになっています。
シワの入り方は思っていたよりもキレイで、もちろん革なので折り曲げるとシワは入りますが、思いのほか小さくてキレイなシワになりそうです。
革の裏側はこんな感じで、芯通しはされていないタイプです。
革の厚さは1.8㎜ほどで、どちらかというとやや硬めのパリッとした感じの革になります。
となると、堅めの履き心地がお好みの方であればどんなデザインでも全く問題ありませんが、あまり硬すぎるのが苦手だという方はフルブローグやセミブローグ、ストレートキャップ付きのデザインはやめておいた方が良いと思います。
とは言え、この程度の硬さであれば初めは確かに硬いけれど、履き込んでいくと少しずつ馴染んでくるので、それほど心配する必要はないんですけどね。
そのあたりはお好みに合わせて、そして実物をご覧になってご検討いただければ良いでしょう。
ちなみに、この革でモンキーブーツやフルブローグのブーツを作ると、トリッカーズのカントリーブーツっぽい感じに仕上がりそうです。
そして、私がこの革で何か靴を作るとしたら、丸いつま先のラストを使ってちょっとポップな雰囲気のチャッカブーツや3穴のギブソンブーツ、もしくはサイドゴアブーツなどが良いかなって思います。
サイドゴアブーツを作るなら、履き口のゴムとウェルト、そしてソール周りはこげ茶のものを使い、ソールのコバは無色のインクで仕上げてみたいですね。
なかなかステキな靴ができそうです。
この革を使ってあなただけのとってもステキな靴を作ってみたいという方、ぜひお早めにご連絡ください。
この革はもう再入荷できませんので、気に入っていただけた方はこの機会を逃さないようよろしくお願いいたします。
マニアックな皆様からのご連絡をお待ちしております。
革は2足分です。
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