ライニングの話

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イベントなどでお会いした方と靴の話をしていると、靴の内側の革は表側の革の裏側だと、つまり靴は一枚の革でできていると思っていらっしゃる方が時々いらっしゃいます。

ライニング

いえいえ、そうではありません。

たしかに革がどんなものか詳しくご存知ないとそう思ってしまうのも不思議ではありませんが、これは別の素材なのです。

ライニング

わかりやすく、ちょうどミシンをかけ終えたアッパーがあるので参考に見ていきましょう。

こうして見ると一枚の革の裏表と思っていたら何の疑いもなくそう思い続けてしまいますが、

ライニング

このアッパーの場合、表の革が黒い革で裏側の革はライニングと言いましてここではベージュ色の革を使っています。

ジャケットやコートなどでもライナーってありますよね。

あれと同じようなものです。

ただ、ドクターマーチンなど一部の靴でライニングがない靴もありますが、構造上ライニングは必要なのです。

それは、靴にはつま先の芯やカカトの芯が入っているのですが、ライニングがないとそれらの芯がむき出しになってしまって芯の劣化や足を痛める結果につながってしまいます。

クラークスのデザートブーツなどでは全面のライニングはありませんが、カカトの芯の部分には専用のポケットがあってそれがライニングの役割を果たしています。

ライニング

こちらは私たちシューリパブリックで使っているライニングの牛革です。

比較的安価な靴だと豚革や馬革などを使うことが多く、さらに安価な靴では合皮や布を使っています。

素材のそれぞれに特徴があって、牛革のライニングはあたりが柔らかくて耐摩耗性が高く、履いていて心地よいです。

表からは見えない部分ですが、手を抜かずにしっかりと良い素材を使っていきたいと思います。

 

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