オーダーメイドの靴って、どんなふうに仕上げをしているのか時々訊かれることがあります。
私たちシューリパブリックの場合は基本的に仕上げは最小限で、黒い革であれば黒の乳化性のクリームを塗って仕上げることが多く、そのほかの色であれば乳化性のクリームであったり、場合によってはミンクオイルやデリケートクリームなどを使うこともあります。
ですが、中にはちょっとフォーマルな靴でもう少しツヤを出したいということもあり、そんな時に便利なのがこちらのコロニルの1909です。

この1909は、いわゆるロウ成分が強いクリームと違い、あっさりしているので極端なことを言えば塗り重なってしまうケースでも比較的大丈夫です。
具体的にどんなケースかというと、

こちらのギブソンブーツは工房に展示してあるサンプルなのですが、工房の中はどうしても作業をしている都合で削りかすのホコリが舞うことがあってそれらが靴についてしまいます。
この写真でも、ホコリがたくさんついているのがよくわかります。
この状態からブラッシングをしてキレイにしているのですが、さらにちょっとツヤを出したいとなった場合に、乳化性のクリームを塗ると将来的にクリームが堆積してしまう心配があるので、そんな時に使うのが1909なのです。

1909の成分は、シダーウッドオイル、ラノリン、そしてフッ化炭素樹脂という成分からできているそうで、とってもサラッとしています。
私の場合、キッチンスポンジを使って極力うすく塗って、布で拭きとりながら磨きます。

なかなかイイ感じのツヤでしょう。
こんなふうに使って、展示している靴のメンテナンスをしています。
簡単にキレイなツヤが出て、クリームが隙間に固まったりすることもなく、とても使い勝手が良いので、メンテナンスにお勧めです。
★★★お知らせ★★★
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